木曜日にSRカードが全て判明しました。じゃあ金曜日は？と考えていたらカード能力修正、リスト公開、実装日が公開されました。という事でこの三つに関して色々語ろうと思います。
まずは実装日なのですが定例なら木曜日すなわち27日を想定していましたが12弾は24日になりました。この日程に関しては2つ大きな理由があると思っています。
①まずは月末が近いという事、ランクマの締めとなる月末が27日実装だとあまりにも近い。新弾実装による変化で環境が混沌していてはメタもあったものじゃなく上振れ上等のガチ勢が毛嫌いする環境になるのでそれに配慮しての月曜日に新弾実装だと思われます。1月は年始の関係でスケジュールが遅れがちになるので変えざるを得なかったというところでしょう。という事で月末に駆け込もうとする人は実装後急ピッチで新弾環境対応のデッキを組みましょう。
②二つ目は①の付随に近くなります。最近は新弾が実装されるたびに何かしらのバグが発生し修正されるという事態が起きていました。当然月末近くに新弾を実装してバグがあったら修正は来月の2月という可能性が生まれます。そんな中でランクマやりたいですか？不遇好きもやりたくないです。バグによって強いカードが使えないとかバグの利用に関するあれこれで阿鼻叫喚する月末の土日なんて遭遇したくないですしTwitterでバグ報告と使われたので不愉快というツイートは見たくないです。という事で月曜日に新弾を実装して、バグがあったとしても水曜日前後に修正告知、金曜日に緊急メンテとある程度の日程を確保して最終土日に備えることができる。
大体、この辺が理由になりそうです（あくまでも推論です）。とはいえ月曜日実装で前週の金曜日カードリスト公開は不遇好き（の仕事等のスケジュール）としてはバタバタなので次弾からは月曜日カードリスト公開、火曜日実装が個人的には理想なのですが‥‥今回が例外なのか次弾以降も週の初めに新弾実装に変えるのか今後のスケジュールが気になります。
二つ目はカードの能力修正。大会後と新弾実装という事である可能性はありましたが今回もありました。とはいえ直近のメタゲームと大会を見るとガチ環境で使われていたカードの修正はないだろうと思っていました。時期尚早だったり大会での使用率が低そう等ないことに関しては納得しています。スタン落ちと次回大会もNDという事で最近では最も変化が少ないカード修正です。
1枚目の修正はダーク・ルピア。能力はTCG版に戻ったという方が適切かな。理由としてはボルシャック・NEXで出せるルピアという事で上方修正と理由そのものはケチのつけようがないでしょう。確定除去になったことで運用性がアップ、黒入りのNEXデッキの可能性が高まりました。まぁこれで一番喜ぶのはNEXよりヘヴィのような気がします、自身の自壊能力と合わせて2面除去できるので（手軽なゴッドを墓地回収するカードが無くてよかった）。
一方でデュエプレのカード修正では珍しく強化要素が目立つが弱体化要素もあるという修正でもあります。確定除去になったことで選ばれないクリーチャーを除去できなくなりました。一応気を付ける部分にはなりそうですが‥‥現環境で使われているのがGAEとヘヴィデスメタル。GAEはドロー能力目当てで最優先で除去したい場面はそこまで多くないし採用率も減少気味。ヘヴィデスメタルは最優先除去対象だがそれ以前のヘヴィメタル状態までで処理したいし、フュージョンで出された後にダーク・ルピアの能力で除去は焼け石に水なのでデメリットは目立たないはず。
まぁ黒入りNEXに入れやすくなったというぐらいの修正ですかね‥‥NEX＋ヘヴィデスメタルのデッキが生まれそうです（強いのかは別問題という事で）
2枚目の修正はポッポ・弥太郎・パッピ―で自身が能力の対象範囲外になりました。これに関しては結構前から言われていました。この手の能力のカードにしては自身も能力範囲に含まれるのはデュエプレでは珍しかったので（他は大体種族が違うので無問題だった）。
修正としては妥当と言えば妥当なので語ることはありません。
3枚目は影武者ソウル・ブリンガーでパワーが0より大きければの1文が追加。これによってクロス先がパワー低下で0以下になったら味方全滅が回避できるようになりました。
最初からそうしとけって‥‥まぁTCG版PGの例を見れば分かる通り当時のデュエマってパワー低下カードが少なくてその辺を曖昧にしていても問題がほとんど発生しなかったんですよね、その弊害ともいえます。
じゃあ、何で今なの？なのですが恐らく11弾でデスドラゲリオンが実装され黒ガントラを中心に環境に進みパワー低下による除去の遭遇率が格段に上がったためだと思われます。従来カードだとパンプアップ2000もあれば大抵のパワー低下の範囲から脱出できて問題なかったのですがデスドラゲリオンの最大9000マイナスによって問題が顕在化したのでしょう。
まぁこのカードは環境の外のカードであんまり見ないので修正されたからどうこうは多分ないでしょう。あるとしたら今後こういうカードを出す時はパワー0以上の時という文を足す必要があると開発班の手間が増えるぐらいです（多分）。
ここからは新弾実装時恒例のリスト公開時に不遇好きがカードをピックして紹介します。各カードの詳しい能力等はカードリストで確認をお願いします。
・白騎士の開眼者ウッズ 7マナ11000
：12弾ではフィーチャーされなかった白騎士の進化獣。13弾以降に白騎士プッシュに期待。肝心のこいつに関しては白騎士も進化元に追加されたがブロッカーの攻撃制限解除は強くない。今後白騎士の数が増えて来ればターン終了時のアンタップ能力狙うで使われる可能性はあるかも？
：サンダー・ムーンとのデザイナーズコンボカード。ただ、フリーズを狙うよりHELLで一掃して盾を焼いた方が強くね？という事で実際は使われないと思う。
・凶刻の刃狼ガル・ヴォルフ 6マナ6000
：デュエプレではピーピングハンデスが作れない（作らない）？ので細かく能力変更。少し使いにくくなったが種族デッキ相手に刺さるのは変わらず。ベルヘルデガウルで踏み倒したりデモコマデッキのハンデス要員として活躍できるか。
・吸魂バキューム 5マナ呪文
：TCG版ではパワー－4000だけだったが白or緑獣には更に－9000が追加された。待望のヴィーナスが除去できるが、ここで一言、来るのが遅い。実装が遅いに尽きる1枚。
・薔薇の使者 5マナ4000
：出た時と離れた時で逆の効果を発揮するサイクル自然文明。TCG版からはコストが－1された。アンタップインでマナが増えるので6マナの時に出せば同一ターンに星域を唱えてキリコに繋がる。離れた時の効果で大型獣を戻せるがマナが減る方がきついのでなるべく早期に進化させたい、その際はキリコが山札に戻らないか注意。
・ブレイブ・ルピア 4マナ3000
：多色でNEXを探索するルピア。ボルシャック・ルピアが再録されるかなと思ったら新規が来た。条件つきだがWBを持つ貴重な鳥なのでビートダウンをしたいのなら使いたいが鳥をSAにするカードが少ないのが難点か？後、FTが当時のアニメのOPネタ。
・黙示聖者ファル・レーゼ 4マナ2000
：ソルハバキ同様TCG版でのキリコの進化元要員。探索化したとはいえ墓地から星域を回収して追加の進化獣を出せるようになるのでキリコデッキの爆発力を担った1枚。
・エンペラー・ヒミコ 3マナ5000
：サイバー青単の進化獣候補、出た時1ドローで後続を確保しつつ殴るのが強かった。12弾段階では2コスのサイバーの数が少ないのでそこまで速度を出す構築にはならずそこまで強くなさそうなサイバー青単だが‥‥実際と13弾以降に期待。
・ツクモ・スパーク 3マナ2000
：出た時と離れた時に逆の効果になるサイクル水文明。ウイルスなのでリーフの進化元になるが、3コス。離れた時のリスクが甚大なのでコイツを使うなら速度を落としてもいいからリーフではなくマルコの方が12弾では強そう。
・ダーク・ルピア 3マナ1000
：能力の修正が入ったので再録されるだろうと思っていた通りに再録。破壊龍神搭載のNEXデッキが環境に入るのなら見るカードになるか？
・火之鳥ボレアス 3マナ5000
・鳥の進化獣、現状の鳥はサポートに徹しているが今後ビート向けの鳥が増えたら使われる可能性はある。とりあえずブルース・ガーください。
・レジェンド・ルピア・ウイング 3マナギア
：ボルシャックNEXから出せるルピアでギア。ルピアにクロスして除去耐性付与が主になりそう。NEXの超探索の空枠次第ではNEXデッキに1枚入るかも？
・腐敗妖精ダチュラ 5マナ1000
：オリカでトリガー獣。とりあえず出たら1枚ブースト1枚墓地肥やしできる。なるべくクリーチャーを入れて墓地肥やしで黒獣を落としたいBロマデッキでは受け札とマナブ、墓地肥やしを1枚でできるのBロマデッキで良く使う事になりそう。
・自身の文明の進化獣軽減サイクル 2マナ1000
：全文明に実装された進化獣軽減サイクル。種族的には悪くないが微妙に進化先の進化獣に軽減が入らなかったりして現状ではイマイチの予感。後はまだインフレが進んでおらず4コス帯の進化獣にWB持ちの都合の良いアタッカーがいないのも辛いポイント。一応爆裂B‐BOYはヴァルディオスやヴァルボーグ、ヴァルアーサーと繋がる進化先にWB持ちがいるがあんまり強くない。ケットウ・チューリップは野菜で進化先がデュエプレでは存在しないのでオリカで種族をビーストフォークに変えてほしかった。野菜の進化獣はTCG版だとそれなりにいるので今後に期待か？
鬼面妖蟲ワームゴワルスキー 2マナ4000
：軽量墓地進化獣として黒緑速攻で活躍。12弾ではデスマーチが未実装なのでTCG版と同じような活躍は難しそう。レオパルドのスタン落ちと合わせてNDでの黒緑速攻はまだ覇権を取れなさそう。とはいえキリンと合わせればSA8枚態勢になるので悪くはない。
封魔ハーゲンティ 3マナ2000
：アクア・スクリューのスタン落ちに合わせて登場。種族が違うので多分スクリューほどの理不尽さはない。パンケーキにはなりません。
・電磁封魔ロッキオ 2マナ1000
：2コスのサイバーという事でサイバー青単の小型獣採用候補。サイバー青単では2コスのサイバーにそれなりの種類があり環境や好みで使い分けられていた。デュエプレではまだ2コスのサイバーが少ないのでまだ発展途上で13弾から本領を発揮しそう。その際はコイツも見ることになりそう。
・ジンロウ・ドレイク 5マナ2000
：吸魂バキューム同様来るのが遅い枠。8弾EXぐらいで実装されていたら使われていたかもしれない。サムライ、オリジンと削除して先行実装、時期が来たら種族追加できるのならこいつも先出ししてほしかった。
12弾をまとめると神化編突入初弾という事で基本的なカードが多いなぁという印象。使えそうな能力を持っているが実際は使わない、入るデッキがないというカードが多いなと感じた。シークレットカード3種のために枠を割いたと感じる。究極進化は選択肢には上がりそうだが実際使われるかは使ってみないと分からなさそう。他、黒緑速攻、サイバー青単、白騎士、死神は顔見せ程度のカードしかないので13弾以降にこれらのデッキタイプがND環境に進むことに期待。
最後にSRカードの現時点での不遇好きの評価を。
基準はこんな感じ
10点：スタン落ちまでに殿堂ナーフされること間違いなしの問題児。なぜこのスペック でOKが出たのかと疑うレベル。
9点：環境次第では殿堂ナーフの候補になり得るレベル、安全に環境に着地してほしいがそれができるかどうかのライン。
8点：環境で良く使われる強いカードたち。強すぎることは無く勝てるカードとしてランクマッチで活躍できそうなライン
7点：環境で十分戦えるレベルのカード、欠点もなくはないが他のカードや構築次第で問題にならないライン。
6点：環境を読んで刺さる場面で使えば強く、メタゲーム次第なカード。
5点：他のカードと組むことで上位陣に戦えるレベルのカード。このカードメインでは厳しいが入っているデッキタイプが強かったり、強いカードと組むことで使われるライン
4点：あるカードの下位互換だったりして欠点が目立ってくる。この点数からランクマッチで使うには厳しくなってくる。
3点：正直他のカードでいいと言えるレベル。使うなら愛が必要、勝つためにを重視するなら使いたくないと感じるレベル。
2点：ランクマッチ以前にカジュアルマッチやCPU戦でも使い勝手が悪く構築の際に候補に入らなくなるライン
1点：下位互換の塊だったりどうあがいてもメリットに変換できないデメリット能力を持っている問題児。使うなら相当勇気がいる。
0点：実装されたことが罪、こんなカードを作るな開発とクレームを入れるレベル。
大体SRなら8点～4点になる。逆を言うとそこから外れたカードというのは問題児という評価。カードリストを見た後での評価はこんな感じ。
・神羅サンダー・ムーン 7.5点
・エンペラー・キリコ 8点
・神羅スカル・ムーン 5.5点
・大邪眼B・ロマノフ 8.5点
・ボルシャック・NEX 7点
・神羅トルネード・ムーン 5.5点
総評としては12弾実装直後はBロマがまず頭一つ抜けて早い速度でデッキが完成しそう。ついでキリコが完成してBロマとキリコが12弾SRのツートップになりそう。
次点でサンダームーンとボルシャック・NEXが既存デッキへの投入や専用デッキの完成でBロマとキリコの次に強そう。他の神羅は候補止まりだったり基盤となるデッキタイプがイマイチだったりで頑張れば勝てるがそこまで流行らない予想。イカズチは専用デッキはロマン砲だがキリコのデッキで1枚入って強い動きそしそう。ディルガベジーダはドラゴンの踏み倒しができるデッキでは貴重な全体除去だが候補止まりで実際はそこまでみることは無い予感。
カードリスト公開で12弾が楽しみです。ランクマッチ用のデッキも考えますが不遇好きはCPU戦用の普通のデッキも色々組もうと思っています。
今後も不定期で考察などをしていくのでTwitterからもチェックできるのでよろしければフォロー、いいね、リツイートをよろしくお願いします。
