3月13日新弾カード紹介

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昨日のランブルですがゲーム中、プレイの履歴を見ればボトムに埋まったカードが分かるという事で無事にTCG版同様山札の下にカードを送るカードを使えば確実に覚醒するそうです。何なら履歴を見るという確認ができる分、記憶力が試されるTCG版より手軽まであります。確認する場合は制限時間があるので手早く操作しましょう‥‥この辺少しターンの時間伸びて欲しいなぁと思ったりします。

 

今日の1枚目は”死神の凶獣ベル・ヘル・デ・ジャクソン”でした。コストとパワーは変更なしですが能力は出た時に進化デーモンコマンドを山札から手札に加えるドロー能力から殴った時に進化デーモン・コマンドor死神をリアニメイトとかなりの魔改造をされました。もちろん探索です、まぁデッキに4種類も進化獣は入らないので多分出したい進化先は固定できるでしょう。

自身もデーモン・コマンドなのでコイツが種になるのでリアニメイトが不発になることは少ないでしょう。墓地にきちんと進化先をセットしておけばの話ですが。

一方課題は、まずは殴った時に能力発動なのでどうしても返しのターンに除去の的になりやすい&墓地肥やしメタを撃たれて殴るときに何も出ないのが気になります。SAj付与も難しいのでハンデス等であらかじめ対策しておくか一か八かの勝負に出るカードになりそうです。

もう一つの課題はNDでは進化先が少ないという事。ドルバロム様はスタン落ちと一番出したい進化先が使えないのは非常に辛いところ、現環境でドルバロム使えたらなぁと思う場面はそれなりにあるのでADの方が使えるカードになるのかな?後は期待していいんですよね、XENOM様に。後の進化獣は‥‥わざわざコイツで踏み倒すまでもないのばっかりなのでADはドルバロム、NDはXENOMに期待しましょうという1枚。

 

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2枚目は現TCG版でも現役バリバリの”死神術師デスマーチ”が発表されました。TCG版と同じスペックでの実装です。なのでバトル中のパワーは実質5000とエルカイオウやブラッディシャドウに一方を取れる1コスの進化獣です。

という事でレオパルドホーンがナーフされて弱体化され環境から落ち気味だった黒緑速攻は13弾環境では復活します。構築もTCG版とあまり差がない”懐かしのデュエマ”を存分に楽しめることができそうです。

一方でデスマーチ入りの黒緑速攻はTCG版同様嫌いな人は嫌いなんだろうなぁと思う、超速攻スタイルなデッキ。1T目モスキート、2T目にナスオでアンタップマナ1を生成しつつ墓地に黒獣をセットデスマーチ召喚でモスキートとデスマーチで2点、3T目にアニマベルギスでモスキート、デスマーチ、ナスオの誰かをWBにして4点で合計6打点、ノートリガーなら3キルが成立‥‥というTCG版当時環境の最速最強の動きで環境を荒しました、でこれと余罪多数でナスオが殿堂入りとなりました。その後もナスオのリペアカードが登場し3キルできる速攻デッキとして黒緑速攻は長らく環境の地雷枠として一定の存在感を持っていました。

デュエプレでもTCG版と同じ構築は組めそうですがジャック・アルカディアス等のトリガーの強化、ナスオの弱体化があるので実際に3キルを決めるのはちょっと大変です。逆を言うと止められないデッキに人権が無いという事でもあります。使う側からするとナスオの墓地肥やしがランダムなので速攻デッキなんだけど1T目から長考する可能性があるので赤系の何もkんがず出せそして殴れの速攻とは全然違う考える速攻になります(なお盾に一直線はどちらも変わらない)。という事で13弾環境で黒緑速攻はNDでも復活、活躍が期待できそうです。

 

ここからは蛇足というか現代デュエマにおけるデスマーチのお話。革命編でのバイク登場以降、速攻デッキは凄まじいインフレを重ねた結果、デスマーチは速攻で使われるカードではなくなりました。じゃあ、どんなデッキに入るかというと墓地退化というデッキの核として使われています。

 

 

この墓地退化はでデュエマにおけるクリーチャーのバウンスとカードのバウンスというルールの違いを使ったデッキでデスマーチをカード指定除去で引っぺがして種のクソデカ黒獣を場に残してぶん殴るというデッキです。この際に進化獣は場から離して進化元が残ることから退化と呼ばれるようになりました。

 

 

長らく、世紀末ヘヴィデスメタルなど非進化の大型闇獣を3、4T目に出してぶん殴るという理不尽デッキの一つとしてそこそこ活躍を続けていました。というのも退化というギミックは事象としてはデスマーチを場から離しているだけなのでコスト踏み倒しメタが一切効かず、墓地メタでしか止められない。墓地メタも墓地肥やしカード大体2コス、デスマーチ1コス、退化用の落城3コスとコストが軽く、メタカードを使う猶予が少ないという長所があります。

 

 

そんな地雷デッキだった墓地退化が飛躍したのは2021年春。スター進化の登場で退化した際の裁定変更(非常にややこしいの今回は簡潔に)によって進化獣も場に残せるようになりました。結果、黒大型獣ならなんでもデスマーチから退化させれば場に出せるようになり、出せるわけねーだろな究極ロマン獣のバルカディア・NEX(15コスで25000のワールドブレイカー、相手は呪文が使えず、殴るときに確定除去&進化含むドラゴンかコマンドを山札を見て1体場に出す)や公式が必死に作ったギミックガン無視でゲンム・エンペラー(パワー∞のワールドブレイカー、敵味方共に4コス以下はバニラ化する)を3、4T目に場に出して相手を殴り殺すという理不尽の極み見たいなデッキが爆誕することになりました。そしてバルカディア・NEXのシングル価格は大暴騰(なにせ初代ブラックボックスのSR枠なので流通枚数が少ない)、オリパのハズレ枠か超高額貴重カードとして再録が望まれ無事再録されました。あ、ゲンムは最新カードなので箱1枚確定です。

 

という超理不尽デッキに究極進化した墓地退化は現TCG版でもバリバリに環境に食い込み、その理不尽性から人によってはデッキパーツの殿堂入りを望むくらいの強さになっています。そんなデッキの最重要パーツの一つがこのデスマーチ。という事なのでこのデスマーチ君、TCG版と同じスペックで未来は大丈夫?と不遇好きは言っておきます。まぁ速攻デッキで使われる分にはインフレで使われなくなるカードなんだけど、退化はもう黒の大型獣を新規で作る際にデスマーチで退化させて大丈夫?”という足かせがあるのでTCG版ではいつ何があってもおかしくないです。

 

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3枚目は”死神ハンド”が発表されました。TCG版からは墓地に死神が3枚あればトリガーになるが追加され強化されました。チェインスラッシュ君お疲れぃ。

場に死神がいればランダムハンデスも撃てるという事で死神デッキの除去札として普通に活躍しそう、13弾で死神が本格参戦するなら実装されるだろうと分かっていた1枚。

追加された条件付きトリガ効果はと言うと追加されたのは嬉しいが現デュエプレのゲームスピードで墓地肥やしが間に合うのかが気になるところ。現状低コストで墓地を一気に肥やせるカードは当然死神を持たないので死神で固めたいこのカードからすると不純物でしかないのが課題。

なので低コストの死神で2枚3枚と墓地を肥やせるカードが実装されて初めて真価を発揮しそうと13弾の残りのカード次第ではデモハンで良くね?となってしまう可能性も無きにしも非ず。死神は数が少ないので相応のオリカを出さないと厳しいんだよなぁ‥‥

 

 

ジャクソン、死神ハンドに続いて本日3枚目の死神”死神の影デスプルーフ”が発表されました。TCG版とスペックは変わらず他の死神をスレイヤーにします。

う~ん‥‥この、発表済みのジャクソン、死神ハンドを見た後なら低コストの死神に求められるのは墓地肥やしなのにスレイヤー付与の生き物をプレイしたいとは思わんのよ。コイツを使うよりダーク・ライフ撃ってテンポと墓地を肥やしたいんや‥‥

しかもコイツ、自分の他の死神しかスレイヤーにならないからコイツで殴り返して相討ち、墓地肥やしとビート相手の時間稼ぎに他の死神が必要という驚きの使い勝手の悪さ。せめてコイツもスレイヤーになればとりあえずの牽制にはなるんだけどなぁ‥‥ドデビルのジョーズジャクスを死神化させるのは駄目じゃないと思うんですがね‥‥

という事でザ・コモンカードという事で終わりそうな1枚。一応、死神ハンドのハンデス条件を満たせるがそれ以上の活躍は難しそう。

 

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ここまで死神が発表されれば来るのは当然”死神明王XENOM”でしょう。コストとパワーは変わらずでブレイクボーナスと言うキーワード能力ではなくなりましたがブレイクした盾の枚数だけハンデスする能力はそのまま、加えてテキスト変更でトリガーで除去されてもハンデスが発動するようになり強化されました。これに加えて死神も進化元となり、墓地に死神が3枚あれば出た時に確定除去を撃てるようになりこちらも純強化と言えそうです。

TCG版では直後にBロマが登場しBロマで良くね?で終わってしまったXENOM。デュエプレでも殴り返しでもハンデスでき、マッドネス無効と単純なハンデスではやはりBロマに敵わないのが課題。ハンデス枚数がMBという有限ではないのが差別化点だがBロマは割と簡単に2体目が出てくるのでどっこいどっこい。除去が放てるだけTCG版よりBロマとの差別化点は増えてはいる。

実装されるだろうと思っていたが魔改造度が足りないと思う1枚。除去が2体とかもっと派手な能力が追加されて欲しかったところ。一応上のジャクソンからリアニメイトできるがBロマは5コスのヴィルジニアからリアニメイトしてくるなどとにかくBロマ以下な点が目立つのが課題。

という事なので現状ではイマイチな予感しかないXENOMですが明日の公式生放送が死神と白騎士紹介と予告されているので更なる周辺パーツがあることに期待しましょうな1枚。

 

最後ははんじょうの挑戦状で公開されたカード2種。

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まずは”エンペラー・ギュルム”神化編のカードでレアリティがVRからRに降格、場を離れた時の転生能力が山札の上からがランダム化とDCGらしい能力になりました。一応進化獣が出なくなるという弱体化はありますがサイバーを種にした上で更に進化獣を入れるのは元々難しいので気にならないでしょう。

この手の能力では嬉しい場を離れた時能力なのでバウンスやマナ送りでも能力が起動するのは嬉しいところ、出せばWBで圧を掛けつつ確実に転生できます。

という事でおもちゃ大好き人間には待望の転生プログラムの調整版、いわゆるガチャカードです。進化元を必要とする分ハズレがあるのも健全なガチャカードとしてとても大事な要素。ドキドキワクワクこそ醍醐味です‥‥というのもハズレなしのガチャをこするミラミス軍団とか大当たりを引くまで回し続けるTCG版キリコとか景品を全部引けばOKな核ミサイル&デイヤーは不健全極まりなかったので。

という事で面白カードとしてギュルムは使われるでしょう、愛の戦士さんが声を当てるという所からもガチャを楽しんでねという開発の意図が感じられます。どうせカジュアルマッチやCPU戦が主戦場なので種にアカシックサードも使って盛大にガチャを楽しめ!!という1枚。

 

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最後は”コマンダー・イノセント”です。種族がキカイヒーローからメカオーに変わりましたが気になりません。能力が種族進化の進化獣の種になるは変わらないので。デュエプレではビャッコがなぜか強化されなかったので無垢の宝剣の下位互換だったりと残念でしたがコイツは変更点がほぼないです。

という事で面白デッキ”ダーウィン”で使えそうな1枚なんですが‥‥デュエプレでは種が弱くて出しにくい進化獣がほとんどいなくて面白いデッキにならないのが課題。TCG版だとEXターンのバーレスクとかを使って楽しいだったんですけどね~。

上のギュルム同様面白カードを期待して開発は出してきたがギュルムより遊べないカードというのがコイツ、今からでもいいのでバーレスクください。

 

死神を中心に発表された本日ですが、果たして死神は12弾からの脅威のインフレをしたデッキや超次元に対抗できるデッキになるのか?問われると現状厳しいと言わざるを得ないです‥‥素直にデモコマデッキにした方が良くね?で、その過程で相性の良い死神がピンで刺されるというADのデッキが生まれるだけというのは寂しいです。黒のSRは全て公開されてしまったのでVR以下にブレイブ・ルピアのようなインチキカードがあることを期待するしかなさそうです(黒は確定除去があるからキング対策で強い多色カードを作ろうという動機が生まれにくいのも割と辛いのよね‥‥)

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