9月19日新弾カード紹介

 

今日の生放送でビクトリーの仕様が発表されました。ビクトリーの生成は3200DMPで分解は800とSRと同じく1枚作るのに4枚必要なレートになりました、妥当なところだと思います。また封入率もSRと一緒で16弾はSR8種、ビクトリー2種になりました。ガイアールカイザーが公開済みなのでもう一つのビクトリーはガロウズでしょう。

仕様面が公開され、続々とカードが公開されているので解説していきます。

 

 

 

 

 

1枚目は”ゼブ・ディオーネ”でした。16弾最初のオリジナルカードで名前の通りディオーネにエイリアンを足した調整版です。というか種族を抜きにするとディオーネの下位互換なんですよね‥‥エイリアンという抜け道が生まれたディオーネです。16弾ではエイリアンにSA付与は狙わないと思うのですが後々はエイリアンにSAを付けることがあるかもしれないので困るときがあるかもしれません。

という事でディオーネが使われなかったデュエプレでコイツが使えるかは相当怪しいです。GENJI君は止められるけどシューティングガイアールは止まらないとか、ボルシャックホールには無力とか、進化獣やサイキックリンク獣は止まらないなど16弾環境では抜け道多数でメタがメタとして機能しない予感がします。出すだけ出したとも取れます。

一応種族エイリアンという事でセブコアクマンで拾えるとかのメリットがあるのでエイリアンのデッキで使われるかもしれません。ただまぁコイツを使うぐらいにエイリアンの質と量が悪かったらそれはそれで終わっているんだよなぁ‥‥

 

 

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2枚目は”アクア・ソニックウェーブ”でした。TCG版からは種族にハンターが追加されました。ハンターという種族は足された方が良い事の方が多いので強化と言えそうです。

ハンターデッキなら初動のシステムクリーチャーを戻したり、サイキックリンクの素材を戻す妨害カードとして使えそうです。任意能力なのでアヴァラルドなどの戻したくないクリーチャーしかいなくても気軽に出せるのがグッドポイント。

ハンター以外だとやはりADツヴァイのデッキに入りそうです。現状マグナムはイマイチですが今後コスト踏み倒しメタが増えた時にメタを乗り超えるカードとして環境次第では2、3枚入れる事があるかもしれません。

総じて序盤の小競り合いに強く出られるカードなのでバウンスカード特有のメリットを生かしてテンポを取るカードとして使われそうです。

 

 

3枚目は早く出過ぎじゃね?なハンターとエイリアンを併せ持つ”永遠のプリンプリン”でした。TCG版の背景ストーリーではエイリアンもまた黒幕にそそのかされて侵略している悲しき勢力とかがあり、ハンターとエイリアンが和解してタッグを組むという過程を経て種族を併せ持つクリーチャーが東女吹田のですがデュエプレではお構いなしに速攻で実装してきました。メタい事を言うとプリンプリンも派生カードが多いので今から出していかないと実装しきれないという事情もあります。

能力はTCG版と同じでハンターにエイリアンをエイリアンにハンターを追加するコンボ向けのカードです。若干の除去耐性としてバトルに負けても破壊されないがありますがスレイヤーと除去には無力です。一応パワー4000とバニラ並みにあるのでミカドやボルシャックと言った超次元呪文で除去されないラインなのはありがたいです。

現状の使い道としては鬼流院刃とコートニーと組み合わせて大型エイリアンを出すでしょうか。AD限定ですが決まればザビミラで一気にサイキック獣を展開できます。

普通に使おうとするとそれならハンターかエイリアンどちらかで固めた方が強いのでその壁を乗り越えてやりたいことがあるときに使われるカードになりそうです。環境向きというよりはデッキビルダー杯向け今後お世話になるカードになるかもしれません。

 

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生放送で公開されたカードたちは最後に回してSR枠として”サイバー・N・ワールド”が公開されました。TCG版と同じスペックで独特なリセットカードです。リセットされるのは手札と墓地で両プレイヤーは一旦すべてを山札に戻して5枚引くという能力です。

 

まずは手札補充のカードとして使われました。マナ加速から出せば1.2枚だった手札が一瞬で5枚と潤沢になります。なので何枚ハンデスされても温存でも今引きでもN・ワールドを出せば相手のハンデスを徒労に変える事もできます。一方で相手も5枚引くことになり、基本N・ワールドを出したターンはそこでターン終了になりやすく相手が先に増えた手札を使えるというデメリットがあります。逆に相手の手札が5枚以上の時に出すと疑似ハンデスになったり、キーカードを引いてきたときに出せば手札をリセットして妨害することができます。疑似ハンデスはビート系でガンガン殴っているときがねらい目です。

もう一つは墓地のリセット。自分のカードを山札に戻すことでLOを防止したりハンデスされたカードを山札に戻す使い方ができます。運が良いと殿堂カードを複数回使う事も可能になります。そして相手の山札も戻すので墓地利用系のメタカードにもなります。現デュエプレだとMRCに対して刺さるメタカードです。ただしベリアルワームなどの墓地肥やし獣が場にいるとメタとして機能しにくくなります。お清めドラヴィタと同じように1回墓地を更地にした後、その後にどうするかが大事です。お清めドラヴィタがコントロール向けならN・ワールドはビートダウン向けで増えた手札からアタッカーを出して再び墓地が肥える前に決着をつけるという使い方をしそうです。

総評としては手札補充、限定的な疑似ハンデス、山札回復、墓地肥やしメタが1枚のカードで6マナ6000のWBという優秀な基本スペックを併せ持つ強力なクリーチャーです。入るデッキはある程度マナが伸びるビートダウン、コントロールの隠し味、種族サイバーを生かしたキリコデッキなどなど‥‥汎用カードとしての側面も持ちデメリットもありますが環境でもよく見る1枚になりそうです。

 

毎度おなじみ合法コスト踏み倒しドラゴン

そしてN・ワールドと言えばボルバルザーク・エクスとの並び、通称”Nエクス”というコンボで環境を席巻しました。N・ワールドで増えた手札からエクス+何かをして一気にビートダウンするコンボです。何かの部分はGENJI、シューティングガイアーやキリコが使われ環境で大暴れ。結果エクスが登場から1年未満で殿堂入りし第二次ボルバルマスターズとしてデュエマ史に刻まれました。16弾でエクスが実装されるか分かりませんが、デュエプレ開発の事なので調整版エクスは出してくると思われるので今から震えて待ちましょう。

 

 

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まずは”光流の精霊ガガ・カリーナ”と”イオの伝道師ガガ・パックン”です。どちらもTCG版とスペックは一緒です。

ガガカリーナは出た時に5コス以下の白・蒼・緑のサイキック獣を出します。他のサイキックを出す5コス獣に比べると5コスまでしか出せないのがネック。出せる範囲だと付属のガガパックンはいいとしてシュヴァルは出せるけどシュヴァルの覚醒条件委はカウントされないなど使い勝手は少しイマイチ。使うならとりあえず5コスでエンコマが2体出るという事でAD限定になったボルフェウス等の場に複数枚エンコマを要求するデッキなら採用されるかも。

一方のガガパックンはメタカードとして非常に優秀。相手限定の呪文コスト+1という事で超次元環境に刺さるメタカード。超次元ゾーンに置くだけでOKというデッキスロットを圧迫しないメタカードは非常に優秀。4コス白サイキックという事で3コスのサプライズホールやエクストラホールから出せるのが強く、相手の5コス超次元呪文より早く出して相手の足を引っ張ることができます。という事でエクストラホールとサプライズホールが入るデッキで超次元ゾーンの枠が余るならとりあえず1枚入れる程のカードです。

 

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お次は”次元院の豪力”と”タイタンの大地ジオ・ザ・マン”でした。どちらもTCG版と同じ能力です。

まず、次元院の豪力ですが‥‥コイツTCG版と同じスペックでいいんか?な1枚です。現デュエプレだと出た時に6コス以下の白・赤・緑のサイキック獣は進化獣メタのジョンジョジョン、セットのジオザマン、ブロッカーで盾追加のユリア・マティーナなど大人しめです。が、コイツが殿堂入りした時はギフトから豪力→勝利リュウセイをだし最速3T目に相手はマナチャージを強制タップインさせて実質TBが出るという超強力コンボで大暴れしました。デュエプレでは勝利リュウセイがまだ実装されていない、ギフトはAD限定という事で現状は強いなぁなカードですが今後が不安な1枚です。昨日のザビミラと合わせて勝利リュウセイとヴォルグサンダー(山札破壊が健在なら)は6コスから7コスに弱体化させる必要がありそうです。とはいえ現状はそんな脅威はないので安心して使いましょう。

 

セットのジオザマンは危惧されていた探索化がなんと廃止マナゾーンから好きなカードを回収する汎用カードのままで実装されることになりました。カード指定なので探索廃止は嬉しいポイント。また任意回収なのでマナを伸ばしたい時などは回収しなくてもよい柔軟性が売りです。セットの豪力から出してもいいですがマナが増える程選択肢が増えるという事でフェアホから出すのが鉄板になりそうです。これまでフェアホは出てくるサイキックが専用構築や癖が強くてあまり使われませんでしたが、ジオザマンの登場で一気に使われるカードになりそうです。アヴァラルドが落ちるネクラ超次元、マナが潤沢に伸びて自身の能力でジオザマンを出せるグレイトフルライフのデッキでは置きドローソースとして使われるでしょう。文句のつけようのない待望の汎用マナ回収カードです。

 

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ガガパックンとジオザマンのリンク形態”強欲バリバリ・パックンガー”はリンク解除が追加され除去されてもガガパックンが残るように強化されました。他の能力はTCG版と一緒で攻撃されたらアンタップと攻撃中の”常在能力”(ココすごく大事)でブロッカーになり実質無限ブロッカーのWBとして使えます。アンタップ能力があるので攻撃できるブロッカー特有の攻防どちらで使えばいいの?問題も解決されています。

ブロッカー付与はタイミングの関係でシューテイングホールなどの呪文やクリーチャーの出た時能力では破壊されませんが、常在能力→トリガー能力の順での処理のためGENJIには破壊されてしまいます(デュエプレでどうなるかは不透明)。なのでブロッカーメタ無効のブロッカーとしては穴があり、GENJIがメジャーカードであるうちは運用が難しいカードです。

他、リンクが強制なのがネックで、ガガパックンの呪文メタ、ジオザマンのマナ回収共に残し続けたい能力で実質併用不可なのも気になる点。リンク解除があるとはいえ、リンクしたら不利になる可能性もあったりと使いにくさがあります。なので運用の際は細心の注意とうっかりミスをなくすことが大事です。

 

ここからは生放送で公開されたハンター軍団の紹介、枚数が多いので簡潔に。

 

・番長大号令 緑1コス呪文

TCG版と同スペックの1コス呪文。未来設計図より見れる枚数は少ないが1コスなので1T目から手札を整理することができるのは非常に優秀。ハンターデッキの回転率を支えるカードで初動から余ったマナでの手札交換、1マナで引いて即使用する終盤とハンターデッキを支えるカードになりそう。

 

・突進するシシガミ・ホーン 緑2コス1000+

:コストが-1された代わりにパンプアップの条件がハンター限定に、という事でハンターデッキ専用カードだがWBの打点になる可能性はあるとはいえコイツを使うほど2コスハンターの質が悪いのは気になる点。悪くはないが別のハンターが強いなら抜ける。

 

・ヤッタレ・ピッピ― 赤緑2コス2000

TCG版同様のハンターの召喚コストを-1する多色ハンター。多色なので2コス2000と悪くないスペック。ガイアールホールにシンパシーが追加されたのでこういうカードは強そう。ハンターデッキの初動になりそう。

 

・慈愛妖精モクリン 緑3コス1000

:オリカのハンターで各ターンハンターが初めて殴るときに1ブースト、自身が破壊された時にハンターをマナ回収。疑似的に味方ハンターをガントラマキシパスに変えるという事で使えそう。パワーが低いがマナ回収があるので最低限の仕事はできる。ガントラみたいな中速ハンターデッキなら必須カードになりそう。

 

・アクア・ジェット 青5コス3000

TCG版からはパワーが1000上がり、ハンター版ガトリンガーに。ハンターはクリーチャーを手札に引き込むことはできるが超次元呪文を引き込むことができるカードは少ないのでコイツで超次元呪文を引き込もう。そうでなくてもハンデスが強化されている16弾でのハンターデッキのメインドローエンジンになりうる。

 

・ラブリー・ハート 青5コス4000

:バトル時相手獣をバウンスはそのままだがクラッチのパンプアップがデュエプレでは盾が3枚以下の時にトリガーとブロッカーを得るに魔改造された。3枚以下なのでWBで殴られたり4枚の時に1枚ブレイクされたらトリガーになる。ハンターでは貴重な受け札になるし、種族サイバー・ウィルスも別のデッキで使える可能性はある。

 

・駿足の政 5コス1000+

TCG版からはハンティングが追加されささやかに強化された。単体では受け札にならないが出た時に(1枚見れる枚数が少ないが)未来設計図が使えるため手打ちする機会も多そう。ハンターデッキのドローを支えるカードその3

 

 

生放送がありハンターデッキは低コスト帯のカードが多数公開され中速ビート軸デッキの方向性が見えてきました。鬼流院刃刃向けのカードが少ないですが今後に期待しましょう。

システム面ではビクトリーの仕様以上にマナと墓地の探索廃止が大きなトピックになりました。前から言われていた公開領域の探索ってどうなの?が解決し16弾以降はTCG版と同じになります。15弾までのカードはそのままですがこちらはこれまでのデュエプレの歴史もあるので簡単にはいじれません。変わるなら余程の要望意見が集まった時、いずれTCG版と同じようにクロニクルシリーズを展開する時に修正されるかな?といったところです。こういうのだとじゃあ山札の探索は?という意見もありそうですが僕は山札の探索は超探索までかなぁと思います。TCG版でも盾確認によるテンポロスその他あれこれがあり山札を見るカードは忌避され数をっ減らしている中、デュエプレが逆行する事はないと思っているので。なので山札は従来通り探索のためにカードを絞るか、濁る事上等で使うか、TCG版同様で今後増える山札の上X枚を見るカードにするかの選択になりそうです。

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