11月21日新弾カード紹介

 

昨日のリュウセイホールは少し評価が割れているかなと感じます。僕も最初はハンターしか出せない&四つ牙とパンツァーが無いから真価を発揮するのは少し先の話になるかな?と思っていました。が、ガードホールと合わせれば5Cになる、公開済みのSRカードを見返して1日(胃を犠牲にして)考えると、危険な匂いが隠せてない嫌予感がするカードだと評価を改めました。というか勝利のガイアールカイザーが諸悪の根源なんですよね‥‥コイツがいなければ普通に強いで収まりそうなんですが、勝利ガイアールが存在するのが前提になってしまった17弾環境、個人的には色々不安です。

今日はサプライズ枠のカードを紹介したのちにカードリスト公開時の記事でやっているビクトリーとSRの点数を付けるいつものをやります。カードリスト公開前だけどできるの?に関してはR以下で来そうなE1期のカードで17弾のビクトリーとSRの評価を変えるカードはほとんどないと思うので出来ます。

 

 

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ということでサプライズ枠は”母なる大地”でした。当ブログでも昔に紹介したことがあるカードです。TCG版からはコストが4上昇し7マナになった以外はそのままです。

このカードの何がヤバイかというとデュエマの前提ルールであるクリーチャーを呼び出す際の文明縛りが無いクリーチャーを埋めてから出すのでマナの枚数+1のクリーチャーが呼び出せる、なぜがSTを持っているのでタップや除去能力のクリーチャーを出したり、相手獣を入れ替えて召喚酔いさせることで受け札にもなるという攻守に渡ってインチキじみた動きを可能とするウルトラカードです。

TCG版ではこの呪文がなんと3マナ、かの無双竜機ボルバルザークの相方として環境を席巻、ボルバルマスターズをけん引しました。その時の動きは

2T目にシビレアシダケをプレイし3マナに

        ↓

3T目にマナチャージで4マナなのでラブエルフィン(緑2コス獣呪文のコスト-1デュエプレ未実装)とエナジーライトを唱える

        ↓

4T目にマナチャージで5マナ、青銅orアシダケをプレイし6マナからの母なる大地で1体をマナに埋めて7マナ、ボルバルザークと場に2体いるのでEXターンと合わせて8打点あるので勝ち

‥‥という上振れたら4T目にボルバルザークがお供を引きつれてEXターンで殴り切る悪魔みたいな環境になりました。これが2004年の夏から2005年初頭の環境でした、ヤバすぎるでしょ。

その後、ボルバルはプレ殿送りとなりましたが母なる大地は無規制ということでT買われ続けました。母なる大地が4枚使える環境というのは場に1体、マナに緑が1枚あれば実質マナが手札になるということでザーディア(TCG版はブロッカーなし)やスペルデルフィン、ザールベルグ(緑9コス出た時2ランデスデュエプレ未実装)が3マナでマナから出てくる上に1枚刺しでも機能するという玄人が適切にプレイすれば当時の考えうる全てができました。

そしてロマネスクが登場しロマネの4ブーストから大地を唱えればロマネのマナ自壊をキャンセルしつつ6マナで11マナのクリーチャーをマナから出せるのはヤバすぎるということで母なる系の規制が始まりました。なお同時に母なる紋章が登場し一瞬ですが母なる系が8枚使えるときもありました(意味わからん)。

でE1期までに順次規制され母なる紋章がプレ殿に行き、母なる系は星域を残して全滅しました。なおE2では獰猛なる大地が猛威を振るい大地シリーズはマナからクリーチャーを出すカードの象徴的な名前になり色々な制限を付けた上で派生カードが多数登場しました。

このカード問題点は上にも上げましたが、それ以外にも子供達と大人たちで習熟度に差が出過ぎるという子供向けのカードとしては良くない側面もありました。子供達からするとこういうテクニカルなカードの強さってなかなか理解されないんですね、使われてもピンとこない。大人たちは悪用して‥‥とレベルの差が顕著なのもよくありませんでした。

 

とまぁTCG版の話はここまでにしてここからはデュエプレ版の話。

まず7マナという調整は恐らくエクスを出した際に疑似的にマナが増える事象を避けるためだと思います。やることは変わらないので場に1体でもあればマナの数+1のコストのクリーチャーが場に出せます。具体的に言うとマナにカードが9枚あるときだと7マナで10マナのGILLが出せます。字面だけを見ると伝わりにくいですがデュエマのルールに反したインチキムーブです。加えてトリガーなので受け札になる、あらゆる高コストカードの5枚目以降になると7マナ用意できればTCG版同様玄人好みのマジックプレイが可能になります。デッキビルディングとプレイする時楽しいだろうなぁ‥‥やられる側は理不尽極まりない飛び道具で分からん殺しされます。

が、現デュエプレだと踏み倒したい大型獣が多くありません。コルテオ、GILL、エクス、永遠龍、エルドラード、サファイア辺りが現状の候補でしょうか。ADでネタまで広げるとアトランティスやレムリア、ザーディアも候補になりそうです。これが7マナでマナから飛んでくる世界は怖いです。

加えて現デュエプレがE1期を考えると相手のサイキック獣を場から消してマナの青銅やジャスミンなどの脅威度が低いクリーチャーに変換することもできます。これをやるとサイキック獣は超次元ゾーンに行くので実質ランデスにもなります。

後は進化獣をマナに送ると大抵は進化元が出てきて弱体化させることができます。一番刺さるのはオーケストラで5色のオーケストラは0マナのカードなので実質ランデス、雑魚クリーチャーに変換されて大変悲しい事になります。

そして将来性も抜群で、ヴィルヘルムにモーツァルトヴィオラソナタに毎度おなじみ「覇」と強力な除去能力やインチキ能力を持った大型ドラゴンがマナさえあれば7マナで出てくるのは恐怖以外の何物でもありません。

現状はまぁ強いなぁで済みそうですが半年後は自分が使う分には超楽しいが使われるとスーパーヘイトたまるカードとしてよろしくないことになりそうです。

 

 

ここからは毎度恒例の

 

SRカードの現時点での評価。冒頭で述べたようにR以下のカードで評価が変わるようなカードがなさそうなのでやります。

基準はこんな感じ

10点:スタン落ちまでに殿堂ナーフされること間違いなしの問題児。なぜこのスペックでOKが出たのかと疑うレベル。

9点:環境次第では殿堂ナーフの候補になり得るレベル、安全に環境に着地してほしいがそれができるかどうかのライン。

8点:環境で良く使われる強いカードたち。強すぎることは無く勝てるカードとしてランクマッチで活躍できそうなライン

7点:環境で十分戦えるレベルのカード、欠点もなくはないが他のカードや構築次第で問題にならないライン。

6点:環境を読んで刺さる場面で使えば強く、メタゲーム次第なカード。

5点:他のカードと組むことで上位陣に戦えるレベルのカード。このカードメインでは厳しいが入っているデッキタイプが強かったり、強いカードと組むことで使われるライン

4点:あるカードの下位互換だったりして欠点が目立ってくる。この点数からランクマッチで使うには厳しくなってくる。

3点:正直他のカードでいいと言えるレベル。使うなら愛が必要、勝つためにを重視するなら使いたくないと感じるレベル。

2点:ランクマッチ以前にカジュアルマッチやCPU戦でも使い勝手が悪く構築の際に候補に入らなくなるライン

1点:下位互換の塊だったりどうあがいてもメリットに変換できないデメリット能力を持っている問題児。使うなら相当勇気がいる。

0点:実装されたことが罪、こんなカードを作るなと開発とクレームを入れるレベル。

 

大体SRなら8点~4点になる。逆を言うとそこから外れたカードというのは問題児という評価。カードリストを見た後での評価はこんな感じ。今回は超次元呪文とサイキック獣は分けます。

 

まずはビクトリーから

 

・天下統一シャチホコ・カイザー 7点

:16弾の自壊カードと組みあわせたねちっこいコントロールデッキの核になりそう。Wシャチホコを揃えてコントロールデッキにしよう

 

・激沸騰!オンセン・ガロウズ 6点

:単体で使うならカモンピッピ―やドスコイイチバンボシを使ったコンボで戦う。面白コンボの割には決まるし豪快なのでワンチャンはありそう。後はリンクのためのコンボがあるのでそこそこはやれる

 

・激相撲ツッパリキシ 5点

:リンクの素材として使うカード、Wシャチホコによるリソース戦術からのリンクで環境に進めるか

 

・激天下!シャチホコ・カイザー 7.5点

:自壊カードを毎ターン出して、天下統一シャチホコで毎ターンサイキックを出す、強い。揃わなくても手打ちや各種超次元呪文を駆使すれば戦える。後はMRCに出張しそう。

 

・絶対絶命ガロウズ・ゴクドラゴン 7点

:上のWシャチホココンボを使えば案外簡単に揃う。後は相手Nなどの山札回復手段が無ければ勝ち。Wシャチホココンボで相手の山札回復手段をあらかじめハンデスで叩き落としたい。

 

・超次元リュウセイ・ホール 8.5点

:腐らない超強力な超次元呪文、主な採用先は5C、Nエクス、ラムダあたりになりそう。今後四つ牙、パンツァーが来るなら更に強化、勝利ガイアールは反則。2022年のデュエプレに存在はして欲しくなかった

 

・勝利のガイアール・カイザー  11点

:夢の11点、11点のカードは即プレ殿(禁止カード)に行けというレベルのカード進化獣、サイキックリンク、複数体のクリーチャーを並べるコンボデッキの全て否定するバケモノ。少なくとも2022年に存在していいカードではない。ミカドとリュウセイから出てきて2面処理して上のギミックたちは死ぬ。

 

・勝利プリンプリン 8.5点

:ホワグリと組み合わせての1体足止め、盾追加、マナ回収による手札補充は超強力。ビートダウン系のデッキはこれで大幅に遅延できる。この動きが強すぎたらホワグリがナーフされると思う。

 

・勝利のリュウセイ・カイザー 8点

:7コスなったことでちゃんと調整されたカードに、5コス以上の超次元呪文からしか出ないのなら平和だと信じたい。

 

ビクトリーの評価は総じて高いです。低いツッパリキシでもリンクが用意なので点数以上に使える‥‥まぁ速攻でリンクして裏面になりあまり見ないのでこの点数に。

リュウセイホールと勝利サイキックはちょっと強すぎで2022年のデュエプレにはふさわしくないカードな予感がする。特に勝利のガイアールカイザーはSRカードたちを殺戮するキラーマシーンとかして大暴れする予感しかない。ミカドの-2000低下、リュウセイの3000火力とガイアールカイザーの5000火力の多面処理は色々なギミックを殺し過ぎていると思う。

という事でSRカードの評価に入るのですが、説明する際に同じ文言を繰り返すことになるので簡単にまとめます。

①:ミカド・隆盛からの勝利ガイアールによる多面処理

②:リーフストーム、ヤミノオーダー陰謀計略、吸い込むによる4コスカードによる除去

これら二つの事象を①と②として略してSRカード評価の点数を付けていきます。

 

預言者ヨーデル・ワイス/セイントシャンメリーセット 5点(7点)

:①と②のギミックを突破する方法が疑似セイバーとシャンデリアの除去耐性では全然足りない。シャンデリアのパワーが2000なのでミカド1枚で溶けるのが難点。ベルリン+ヨーデルで守り切れるがそこまで並べられる猶予は多分ない。超次元ゾーンに飾り的に置いて天門メインで戦って刺さるならリンク、①十②が大したことないというわずかな可能性がと通れば()内の点数。

 

・超電磁コスモ・セブλ 5.5点(7.5点)

:①のギミックはどうしようもないが使う事もできる、が使われた時の不快感が凄まじい予感。②に関しては使えることによるメリットが多く、陰謀と計略にはハチ公永遠龍のマッドネス、バウンスには出し直し、マナ送り除去なら進化速攻につなげられると②は対処できる。①に対して速度で間に合えば乗り越えられるかも?が、MRC対面でNエクスの下位互換、①に対してもNエクスの方が耐性があり対面した際はラムダ側が一方的に①される、母なる大地を使いこなせる度合いでNエクスの劣化なので現状はNエクスの劣化ということでこの点数に。Nエクスより速いが生きたりMRCが消える、①のギミックにナーフが入るなら()の点数。後、NDで使う際に欲しかったカードがオリカで動画に登場&シークレットカード化したので期待はされている。5.5点の活躍なら他がナーフなりラムダ周りに強化が入ると信じたい。

 

・超次元ライデン・ホール/ヴォルグティーガーセット 6点(5点)

:MRCの強化カードとして使える逸品。ライデンホールは他の超次元呪文と選択だがヴォルグティガーかMRCの2択を迫ったりMRC+ヴォルグティーガー完成をちらつかせるのは強い。但し,MRCがこれと他の強化によって下方修正の当落線上にある。MRCが修正された場合、ライデンは使いにくく、ヴォルグサンダーはマイナーデッキの強化枠、ヴォルグティーガーは実質勝利ガイアールの下位互換と厳しい+リンクを狙おうとすると返しのターンの①と②が厳しすぎる。

 

・カモン・ピッピ―/星龍王セット 4点(6点)

:勝利リュウセイが7コスになったことでカモンはかなり厳しい、サイキック呼び出しも①と②が厳しすぎて机上の空論の予感しかない。ラムダ同様①と②に間に合う、対抗できる何かが他であれば戦える可能性はあるが‥‥現状なさそう。ということでウコンとサコンは実質3点、勝利ガイアールの餌でしかない。なおフォーエバーは単体で出張し超次元ゾーンに置かれて圧があり刺さる相手には使われるのでリュセイホール搭載デッキで超次元ゾーンに空枠があるなら見る事にはなりそう(なお場に出るかは別問題)

 

・ドラゴンフレンド・カチュア 5点

:ADのカチュアガロウズと似たようなことが可能だが事前の下準備の手間が増えて①と②のギミックで妨害されたら厳しそう。ADなら5枚目以降のカチュアとロマノフとしてゼロロマノフと一緒に採用されるかも?

 

魔光大帝ネロ・グリフィス・ルドルフ 7点

:運任せなところはあるが①のギミックが気にならないSRは多分コイツだけ。中途半端な除去は呪文踏み倒しの条件達成の餌なので対抗可能。②に関しては厳しいがジャスミンでマナを貯め、リバイヴなどで手札を工面して8マナでマザーホール+2コス自壊で1Tでコンボを決めればワンチャンある。後は強い呪文が出ることを祈ろう。他天門基盤にそのまま入るので白黒多色の枠調整で使うのも全然あり。

 

・偽りの名ゾルゲ 4点

:ループコンボ没収は妥当だが、その補填が無さすぎる。小型化すればまだ使えるスペックなのだが8マナは厳しい。一応母なる大地から飛ばせる除去として使えなくもないがVRのGILLの方が強いのはいかがなものか。デュエプレでは社会のゴミとして日陰者として生きていくことになりそう。

 

・愛の無限オーケストラ 5点(6点)

・とにもかくにも①と②のギミックで種が殲滅されるのが悲しい。抜いた方が強いは禁句だし愛ゆえに使っている人に対してガチ勢が抜いた方がいいよとアドバイスして揉めるもは見たくない。一応①に関しては使う側でもある、がラムダ同様使われた時の不快指数が高すぎる。

 

ちょっと①と②のギミックに弱い、下位互換なカードがほとんどなので正直不遇好き視点では17弾環境は不安しかないです。今回のシクはリュウセイホール+勝利サイキックはまぁいいとして、ラムダとカモンピッピ―は不安要素のほうが勝ります。あんまりな活躍しかできないなら12月は大規模なか下方修正があるかもしれません。期待されているカードの使用率が低いなら開発も何かすると信じています。

 

当ブログももうすぐ2周年という節目を迎える時のSRカード評価点数会で過去一強いのと弱そうなのの差が出た感じがする弾が来てしまった。上述の①と②を使うデッキがMRC、ネクラ超次元系、Nエクス、ドロマー超次元と既存デッキの強いデッキたちが更に強化されているのが非常に不安。コイツ等達による大決戦で環境は健全に回りユーティリティーの高いパワーカード達によるコントロール対決は対戦ガチ勢からすると待望の環境で彼らにとっては非常に楽しい環境なのは間違いない。その一方で17弾のSRカードたちが日陰者、カジュアル勢やいろいろなデッキを投稿したい動画投稿勢からするとコンセプトが似通って、メインギミックより汎用カードで戦った方が良いという動画にする価値無しのデッキばかりになりそうでかなり不安です。TCG版DMPならGRドッカンデイヤー環境に近いって言えば通じるのかな。

ということで17弾環境、最初は楽しいけど1か月たって閉塞感ちか言われないようになるといいなぁと願い、次回はカードリストからのカードピックアップ回です。公式放送で初めて公開されたカードはこちらで触れます。