5月12日新弾カード紹介


 昨日から始まった新弾のカード発表。さっそく武者・ドラゴンが来ましたが、周辺含めてTCG版から毛が生えたレベルの微強化でデュエプレはおろか当時のTCG版でも辛いのでは?と感じこれはアッパー調整コースな感じがしました。
が、しかし今回の運営はやる気が違います。今日も武者・ドラゴンの強化カードを発表してきました。早速見ていきましょう。

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 武者・ドラゴンサポートは時機を考えるとオリカが多数増えるだろうと予想はしていました。やはりオリカが続きますね、この辺は仕方がないのです。
 自分の盾が墓地に行くと盾追加をする常在効果を持ったオリカ”アシガ・ルピア”が発表されました。とりあえず昨日言っていた武者ドラゴンのCip追加に伴う盾消費をムシャ・ルピアではカバーしきれないという問題点が解決しました。が、アシガ・ルピアの実装によってムシャ・ルピアとは盾追加の能力が被ることになりました。こいつらが並べば武者が殴るたびに盾が増えるメリットもあるのですが、能力が被ったクリーチャーを2種入れる必要があるかというとう~ん?と考えます。その場合抜けるのはムシャ・ルピアになりそうです。武者のCipに対応できない、コスト軽減ならコッコ・ルピアの方が汎用性があるなと5枚目以降の役割しかない気がするんですよね‥‥この辺デュエプレの悪い癖、オリカ重視が出ている気がします(この場合はムシャ・ルピアを改造するが正解)。
 さて、アシガ・ルピアに話を戻して、コストが2であることを考えると武者・ドラゴンデッキには入るカードになりそうです。2コスコイツ→コッコ、ムシャの両ルピア→武者・ドラゴンと繋がるので手札に引き込めればスムーズな展開ができそうです。後は武者・ドラゴンの能力で中型クリーチャーを蹴散らしつつ殴り切るというプランは一応形になったと思います。
が、その動きが現デュエプレで通用するかというと、アガピトスからのフンヌー、アラゴナイトでサポートの鳥が討ち死にする。メツのCipで鳥が滅せられ、ブロックされなかった時の6000火力で武者が打ち取られるという現実が待ち構えています。特にメツ1枚でサポートの鳥と武者もろとも吹っ飛ばされるのは流石にマズイです。せめて武者の除去火力が7000に届けばまだ対抗できるのですが‥‥テストプレイの段階でこのスペックは本当にOKだったのか気になります。
 武者・ドラゴンサポートだけを見ると武者本体がアレなのでいまいちそうですが、2コス2000と単色バニラと同等のスペックを持っている点、盾追加に関しては墓地に送られたらなんでもOKという点で専用デッキ以外でもアシガ・ルピアにしかできないことがあります。デス・アルカディアスの除去能力で盾が減らないため2枚がそろっていると鉄壁になるコンボ、ボルカニック・アローが実質ノーデメリットになる、役立つ場面は非常に限定的だがサファイアなどの盾焼却クリーチャーを無力化できるなどコンボやメタとして使われる可能性はありそうです。特にボルカニック・アローがノーデメリットになる点はアシガ・ルピアが単色バニラと同等の基礎スペックを持っている点と合わせれば赤白速攻で攻撃を通すための除去札が火炎流星弾以外にも用意でき貴重な白の2コスクリーチャーとしてなかなか強い選択肢になりそうです。
 他、昨日から武者・ドラゴンサポートでやたらとルピアの名を持つクリーチャーが増えていますがこれが今後のボルシャック・NEXに影響を与える可能性はほぼないです。NEXデッキに武者は基本入らないので探索等で邪魔になるという事はないでしょう(勝ちゃんデッキを組みたいのなら気になりそうだが・・・)。この辺のネーミングセンスはもうちょっと頑張って欲しいと思います、5弾の進化Vフェニックス対応の鳥の名前は頑張っていただけに残念です。後は武者・ドラゴンは特別ファイアー・バードとタッグを組んだカードでもないのでサポートカードの種族を鳥にこだわる必要ないので他の種族でもいいんじゃないのかなぁと思いました。

 まだまだ続く武者・ドラゴンサポート、お次は呪文の”武者ザンゲキ剣”が発表されました。

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 TCG版から火力範囲+1000とSTが追加され強化されました。この強化によってドリル・トラップの完全上位互換になりました。火力範囲が1000上がったことによってアガピトスやパンダといったWBの最低パワーラインのクリーチャーを除去でき、武者が場にいれば2面除去で横並する両者の盤面を切り崩せます。またSTの追加は汎用性の向上に大きく貢献し武者・ドラゴンデッキでトリガー枠と除去枠を兼用できるようになりました。現デュエプレでは6000以上のクリーチャーしか場にいないという場面はまだ少ないのでSTで発動した時の受け札としての信用性もあるので武者・ドラゴンデッキでの火力除去枠はザンゲキ剣が担当することになりそうです。

 本日最後の1枚は”ボルシャック・大和・ドラゴン”でした。まさかのVR降格になってしまいました。TCG版ではシークレットカードでもあっただけに非常に残念です。とはいえ未実装になるというのが最悪の展開なのでVRとはいえ実装されたという点は大きいです。

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 TCG版からぱっと見は能力据え置きと見せかけておいて武者・ドラゴンの火力範囲上昇のサポート能力が”武者”とあるカードに変更されたため、武者・ドラゴン以外に上の武者ザンゲキ剣の除去性能もアップするというささやかな強化を受けました。またパンプアップがPAからバトル中に変更されました。この変更は殴り返しに強くなり、現デュエプレでは攻撃された時バトルを介さず6000以上のパワー低下を放つカードがないので現状は強化と言えそうです(将来的にハンゾウが来たら問題になる程度)
 さて、この火力範囲の上昇は”かわりに”とあるので置換効果扱いになります。デュエマにおける置換効果処理はややこしいですが簡単に言うとヴィーナスの除去耐性、アクア・リバイバーやウンギョウなどのモヤシ効果、マキシマムコブラのマナ行き効果を無効化して墓地送りにできます。まぁヴィーナス本体にパワーラインが届かず、武者と大和を並べる余裕があるのかと問われると厳しいんだけどね。
 とまあ武者の除去能力強化は効果が限定的過ぎて使いこなすのが難しいのはTCG版から変わっていません。武者はいまいちすぎましたが大和のTCG版での戦績はというと、TCG版初の6コスで無条件のSAでWBを持つ赤のドラゴンという事で極神編期の連ドラ、青赤緑ビートダウンデッキにおけるSAアタッカーとして単体運用されていました。
 が、このSAでWBドラゴンという大和のアイデンティティーはデュエプレではどうなの?問われると5コスには非常に緩い条件でWBになりそれ以上の効果を発揮できる可能性を持ったボルパンサー、条件付きだが能力特盛りで基礎パワーが1000高いガルベリアス、ゴッドリンク速攻には7コス必要だが小分けに出せば早期着地できブロックされない烈流神とTCG版よりライバルが大幅に増えて大和の立ち位置は悪くなってしまいました。とはいえ赤単竜6コス無条件のWBでSAのカードはまだデュエプレでも大和だけなのでうまく生かしていきたいところです。はてさて大和・ドラゴンはどのデッキで活躍するのか実装後色々試すことになりそうです。


 今日のアシガ・ルピアとボルシャック・大和・ドラゴンは武者ドラゴンデッキ以外にも活躍できる可能性があります。そうそう、こういう方向でいいだよ、ハイブリット種族は種族デッキに特化しすぎたカード実装でした(他にもいくつか課題がある)が今日の2体のクリーチャーは武者デッキがコケたとしてもどっかで見る機会がありそうです。
 以上今日の新弾カード紹介、武者デッキが駄目でも単体で頑張れそうなクリーチャー、でした。頑張って毎日新弾のカード紹介をして行きます。Twitterからもチェックできるのでよろしければフォロー、いいね、リツイートをよろしくお願いします。