5月20日新弾カード紹介

公式番組で新弾カードを使ったデッキ紹介が始まり、土曜日には生放送と新弾カード紹介も終わりが見えてきました。
 昨日、ミンメイについてのアンケートを実施しました。投票期間が短く票数が少ないためあまり参考にならないかもしれませんが強そうという意見が最多で45%でした。次点が普通で34%、弱いが12.5%といった感じでした。思ったより評価高いですね、ちょっと意外でした。


 終わりに向けていつものようにVRとSRは全て公開されるので早速今日1枚目のVRカードを見ていきましょう。



 コ、コイツかぁ‥‥白単のVRコイツでいいの?マジでと頭を抱えた”光彗星アステロイド・ルクサス”の発表です。9弾の事前発表はちょいちょい8(EX)弾で実装しておけよと言いたいカードが来ますがこいつもその部類です。ちなみにコイツはプロモカードで不死鳥編にでた進化Vクリーチャー、彗星シリーズの番外カードです。う~ん、彗星Vで当時強かったので闇のゲルーム(ドデビルとドラゴンゾンビが種)と光のマイン(セラフィムとアボロニアドラゴンが種)なんだけどなぁ‥‥何でコイツだけピン来たのやら。実はR以下に各彗星Vでもいるんですかね?
 とまあ何で今?というところに疑問しか浮かばないルクサス。能力はMBでドラゴンかフェニックスを探索し手札とコストが-1された以外はTCG版からほぼベタ移植です。
 で、強いのか?という問いにはまぁ強くない、むしろ弱いです。まず進化元のティラノは文明が噛み合っていなので基本鳥かドラゴンからの進化でしょう。で、肝心の手札補充能力なのですが、ドラゴンはそこそこ重いので高速で着地させようと鳥を進化元にするとドラゴンサポートがコイツになってドラゴンが手札に‥‥コッコルピアでコスト軽減しつつ大型を出すことが多いドラゴンで場のサポートの鳥が実質いなくなったら出せないじゃないですかヤダー。という事で噛み合わせが悪いです‥‥究極銀河ユニバースがいれば、探索対象をコイツ、ユニバースと後一体で固定して2枚殴ってMBを使い切ってユニバースに進化EXウィンフィニッシュ!というコンボが狙えるのですが、ユニバースの影も形もないデュエプレではそんなことできません。
 強いて使うなら鳥を主体にしたビートデッキを組んでザークピッチなど数種類のドラゴンを入れたデッキでしょうか。それぐらいしか僕は用途が浮かびませんでした(なんかあったら教えてください)

 本日2枚目は”金色の精霊クロスヘイム”でした‥‥何でコイツの実装予想を当ててしまうのか、期待値0の数合わせ枠のカードで事前発表以前に実装そのものが怪しいと睨んでいたのに‥‥



 TCG版から強化されてパワーが1000上がり、自身にブロッカーが追加されました。とりあえず場に何もいなくてもトリガーすれば最低限の壁になる性能を手に入れました。
 とりあえず昨日のムゲン・イングマールが無限ブロッカーになると相手をビックリさせることができます。他になにか言う事ありますか?このカード。あんまり強く無ないし変なコンボとかできるわけではないので次に行きます。


 今度は公式放送からSRの”バイオレンス・フュージョン”です。

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 簡単に言うと13マナでこいつを唱えればゲームに勝つに等しい圧倒的な盤面を作りだせる豪快過ぎるカードです。13マナという莫大なコストを支払うならこれくらいしないとね。
実質SAのWB以上のクリーチャーを最大7体投げつけるという事で唱えたら後は殴って勝つ、ただそれだけで相手は死ぬと書いてあります。
 さてここから現実的な話。13マナという莫大なマナをいかに用意するかです。場にゴッドを並べる以上クリーチャーの能力でブーストするというのは爆発力を落とすことになるのでお勧めではないでしょう。普通に呪文を主体としてマナを用意していくことになりそうです。となるとやはり5Cにして2ブーストできるフェアリーミラクルやメタモーフで4ブーストできるセブンスタワー(ここに来て注目がきました)を使ってターボすることになりそうです。他、盤面に触ったり手札を整える必要があるので各種チャージャーも使うことになるかもしれません。何やら公式の紹介番組では未公開の多色呪文が見えたのでそちらも恐らくマナを伸ばしつつ何かをするカードだと思われます。

 一方コスト踏み倒しで唱える方法は現状かなり運任せです。スペルグレート・ブルー、ラッキー・ダーツ共に運に左右されます。また早期に踏み倒して唱える=マナや墓地にゴッドカードを用意する前に唱えてしまい爆発力が下がるということにもなるので現状博打戦術の域を出ないのかなぁと思います。そう言っていると2,3体ゴッドリンククリーチャーが出てきて超理不尽じゃんふざけんなってなったりするので面白いところですね。

 唱えた後は盤面を埋め尽くしたゴッドたちでこれまで耐えてきた分を倍返し以上にやり返して勝ちましょう。一応注意点としてはリンク状態で場に出るので単体でのCipが発動しません。そう考えるとブロッカーでワンショットキルが失敗した際の保険になるゼンアク、キキカイカイはCipがないので特に相性がよさそうです。あ、無論アポディケアは絶望的なので万が一踏んでしまたら割り切りましょう。運よく生き残れば2発目のフュージョンという事は可能です。
 
 他、場合によってはバイオレンス・フュージョンにこだわるよりある程度マナが用意できたら手打ちでゴッドを出して押し切るという戦術へ切り替えることも大事でしょう。殴ってくるデッキ相手に13マナを貯めるのは大変なのでその時はセカンドプランとして踏み倒さずにゴッドを出していくことになります。
 デュエプレのゴッドの仕様を考えるとどう考えても強いです、コイツ。13マナまで貯めればゲームに勝つし、その前からゴッドを出しても強いです。派手に勝ちましょう。

 バイオレンス・フュージョンという派手さ極まるデッキが環境トップに立ちそうな9弾環境で派手さより堅実さ優先のデッキは果たして戦えるのか?”クウリャン”の発表のお時間です。

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 Cipで1ドローという超高コスト、派手さMAXのバイオレンス・フュージョンの次は軽い3コス、堅実過ぎるCip1ドローというアクア・ハルカスの同型再販カードです。
TCG版ではクウリャンの実装と前後してなぜかアクア・ハルカスが殿堂入りするという謎の展開が発生しました。デュエマ屈指の謎殿堂入りです。デュエプレでは無論そんなことは起きません。という事でハルカスとは種族が違うという事で差別化します。
 水文明はリキッド・ピープルが主にツヴァイランサーで強いでしたがサイバーロードも主要種族です。TCG版ではここからサイバー系種族の再発展が始まったともいえます。コイツの運用については課題も含めて後のカードを見た方がいいでしょう。

 アイツの進化元はクウリャンだけだとちょっと不安なので他に何が来るかなと期待していた中発表されたのは”剛撃電磁”サイバゴン”というオリカが来ました。

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 1コス軽くなって青緑の多色になったギガ・ホーンなのですが、ギガ・ホーンより強そうと見えるのはやはり種族サイバーロード/ジャイアントでしょう。探索はクリーチャー全てなので確実性が薄く、種族を考えるとクリーチャーの種類を減らして確実性を上げるというのは少し難しいのでちょっと強いキャントリくらいに考えておいた方がいいのかなぁと思います。
 さて、この種族は結構強いんですよね~サイバーロードとしての使い方は現状あの進化獣の時にするのでここではジャイアントの方向から見ていきます。普通に使ってドルゲーザのシンパシー元になってドロー枚数の増加、運が良ければドルゲーザを引き込めると相性がいいです。ただ、ドルゲーザと相性がいい4コスドローソースにはスペース・クロウラーがいるんですよね‥‥青緑2色ならこっちの方が実質選択肢が多い、3色なら同等、4以上ならスペースの方が選択肢は広いです。また多色か単色、ジャイアントかアースイーター、ブロッカーの有無などでスペース・クロウラーとはドルゲーザデッキ内では枠を争うことになりそうです。


 さてクウリャン、サイバゴンとサイバーロードの軽量獣が来たという事は青のSR枠はもちろんみんな大好き”エンペラー・マルコ”に決まっているんだよなぁ。

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 デュエプレはインフレが進んでマルコビートなんか組んでも弱いだろうという声にデュエプレ開発班はお応えしてCipで3ドローの後に手札の枚数以下のコストのクリーチャーをバウンスするという能力を追加し強化されてエンペラー・マルコはデュエプレに実装されます。現代デュエマではこのマルコの力を憑依させた”マニュフェスト〈マルコ。Star〉”にはバウンス能力があるのでそちらに合わせた形となったとも言えます。この追加されたバウンス能力は自身のドローで3コス以上が確約されているので嬉しい追加です。あんまり欲張っても出すタイミングを逸するので5コス前後をバウンスできればOKくらいの感覚で使っていくことになりそうです。
 進化元は今日発表されたクウリャン、サイバゴン以外だと、Cipで山札の上にマルコを持ってこれるクラゲンが候補になりそうです。
 さて、Cip3ドローが強いというのはアストラル・リーフで証明済み、マルコはコストが5になりWBの打点を持つという事でドローソースとアタッカーを兼任できるという画期的なカードでした。という事でTCG版でマルコの登場と共に誕生したのが青赤緑で組まれたマルコビートです。

 当時のマルコビートの話を少し。当時は青銅や双月でマナ加速しつつクウリャンなどを展開しマルコに進化してビートダウン開始、場にいるマナ加速のビーストフォークは二つ牙に進化させてアタッカーに変換&SAでWBのボルシャック・大和・ドラゴンという追撃カードで押し切るという戦術をとっていました。ブロッカー対策はビーストフォークのウィンドアックス、SAのロウバンレイ、山札送りの確定除去サイバーロードのコーライル(デュエプレ未実装)で容易に行えたので攻撃を通すことは簡単でした。苦手なキング相手にはドルボランで何とかもしくは出される前に蹴りをつけるといった方法で対抗し一定に環境で戦っていました。
 その後パーフェクト・ギャラクシーやハンゾウに弱いという事で青赤緑軸のマルコは一時衰退しましたがその代わり黒を入れて青黒緑軸になった黒マルコでジェニーやロスト・ソウルといったハンデスや各種ニンジャによる受けを強化したデッキが台頭したりしました。その大和より強いGENJIXXを得たことで青赤緑へ回帰したりしました。
 マルコビートが最終的に現役を引退したのは同コストでパワーがより高く進化元の条件が緩くなり、複数回ドローできる可能性をもった超電磁コスモ・セブλの登場で引退しました。しかしこのマルコビートの構築理論はλに昇華し引き継がれてE1環境の最前線で戦いました。

 という事でデュエプレでのマルコビートも以後の青赤緑ビートダウンにおけるスタンダードな基盤となることを僕は期待しています。で、インフレ著しいデュエプレで青赤緑軸マルコビートはどう構築するか考えてみました。

TCG版と同じ構築をしてみる。
単純に青銅や双月でブーストし種のクウリャンやサイバゴンを展開しマルコに進化、二つ牙もしくは二角牙で小型ビーストフォークを打点に変換しつつ赤のSAで詰めの打点形成を行う。
欠点は流石にコレが今のデュエプレで通用するか怪しい点ですね。ビーストフォークの強化があまりなく序盤のクリーチャーの基礎パワーが軒並み2000以下は現環ちょっと厳しそうです。

②ドリームメイト軸に組み込む。
現ドリームメイトデッキ、パンダ将軍はドリームメイト軍団で進撃中ですが、能力の関係でドリームメイトの種類を絞りたい。という事で空いた枠にマルコとその種を突っ込むです。コレはどうなんでしょうか、トリガーを厚くするよりマルコでドローの方が強いのかなぁ‥‥やってみないと分からないです(ただ単に僕がトリーヴァパンダやクレケンに触っていないだけな気が‥‥)

③追加されたサイバゴンにジャイアントがあることに注目してドルゲーザとタッグを組む。
 初動をライフから南西の巨人やクウリャン、サイバゴンを展開しつつ、マルコとドルゲーザでドローして殴る構築。利点はドルゲーザの後のマルコの召喚では手札が潤沢なためそれなりに大型のクリーチャーをバウンスできるかもしれない点。ドルゲーザが多色クリーチャーなためキング・アルカディアス相手でも状況を打破できる可能性を高めることができる。
欠点はドルゲーザ、マルコを両方使うためドローが過剰になる可能性がある。

④サイバゴンの探索化を確定化する構築
サイバゴンの探索確定化をして色が合うゴッドカードと一緒に攻める。サイバゴン、マルコ、クラゲンorクウリャン以外を全て呪文とゴッドカードで埋める構築。ゴッドカードは烈流神、炎地武神を使い攻める。トリガー烈流神ビートと近い構築になりそう。
欠点、クリーチャーの数が少ないので事故ると立て直しが厳しい。

他、此処で青赤緑軸のマルコビートで赤のSAとWBを持つクリーチャーの比較をします。

①ボルシャック・大和・ドラゴン
TCG版では択がないため実質1択だった。デュエプレでも6コスSA、WBを無条件で持っているのは今だ大和のみ、他の能力がバトル時のみのパンプアップだけというのはちょっと寂しいがマルコの次のターンに出せて打点を作れるという強みは健在。

②ガルベリアス・ドラゴン
上の大和より能力は多彩で強いが、マルコビートにおいて赤の小型クリーチャーを並べるという事はあまりないので肝心のSAを付与するのが難しい。その一方で基礎パワーが7000ある、マルコの横にいればアンブロッカブル、他周りのクリーチャー次第でマナ加速やスレイヤーなどの能力がくっつき強力なクリーチャーになる。

③烈流神
マルコへ進化するプラン以外に烈流神を出して積極的にビートダウンするプランが取れ、マルコに進化できなくても殴り切る戦術が取れる。一方でマルコからの追撃要員としてはゴッドリンク速攻には7コス必要でマナカーブが合わないのが欠点。

④ボルパンサー
ドリームメイト軸専用。終わり!

赤のアタッカーはこんな感じになりそうです。他ロウバンレイやウィンドアックスなどが候補になりそうです。他赤の枚数を考えるとトリガー枠に赤のカードを使わないと枚数が少し足りないので文明の比率も大事になりそうです。

 ここまで僕が青赤緑ビートダウンが好きなのでこの軸の話が中心になってしまいましたが、種族サイバーロードなのでスターマンのデッキの強化になる。ポワワンもサイバーロードなので青黒赤のジャックヴァルディのドローソースにもなる。基盤が基本的には青なのでテクノロジー軸が開拓される可能性がある。Cipでドローなのでコントロール系のドローソースになる可能性もある。赤抜きで青緑の2色で組むことも可能と様々なデッキが強化されたり組める可能性がマルコにはあります。

 他、新弾カードデッキ紹介でカードの能力が分かったのが”翔天と天恵の声援”でした。赤緑3コストリガー付き呪文で青の5000以下破壊、1ブーストの効果です。
除去は限定的なので赤緑多色で1ブーストできる呪文として使う事になるのでしょうか。除去に関してはツヴァイなど青のクリーチャーがでるデッキは環境にそれなりにいるので手打ちの際、生きる機会はそれなりにありそうです。トリガーの際は‥‥ツヴァイを除去できない、マーキュリーを出されるとそもそも唱えられないなど受けとしての期待は難しそうです。個人的にはTCG版のエール・ライフ(赤緑2コス呪文、1ブーストとブロッカー破壊)の調整版で3コス赤緑1ブースト、6000以下のブロッカー破壊の調整版の方が強いんだけどなぁ‥‥と思ったりもします。


 この新弾カード紹介も多分明日と明後日だけになりそうです。ここに来て強いカードの発表が続きようやく期待できると感じられるようになってきました。バイオレンス・フュージョンのデッキは多分環境に来ると思います。普通にマナ加速からガンガンゴッドを手出ししても強いですからね。一方マルコはそのままではデュエプレのインフレに合わせるためにバウンス能力が追加され強化されました。どういうマルコのデッキが強くてデュエプレには合っているのか面白い周辺のカードなども来ました。実装後色々試しそうです。
 多分、明日はバロム・エンペラーがメインの紹介になるでしょう以上今日の新弾カード紹介を終わります。