第3回バトルアリーナ振り返りと調整予想

さて、昨日の大会も大いに盛り上がり、様々なデッキがアツい戦いを繰り広げてくれました。という事で個人的な視点から振り返っていこうと思います。まずはデッキ分布と勝ち上がったデッキタイプの確認を。
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使用率トップのメカオーは予選抜け一人のみ、第2位のツヴァイの予選抜け0人は、まぁトップメタってわかりきっているので大体の人がこの二つに勝てるように構築してくるので意外と勝てなかったりするので想定外という訳ではないです。
また前回大会と大きく違う点はトリガーの搭載枚数の大幅増加が気になりました。前回は対サファイアを意識した結果トリガー搭載が低くなっていましたが、サファイアは高速決着を狙い着地前にケリが付けられるという事で他のデッキを見て受けトリガーの大幅増加となりました。今回のトップメタは場を離れないヴィーナスや呪文メタのマーキュリー、ブロッカーや盾追加を必要とするアポロヌスと対処方法が違うフィニッシャーがいるという事で必然受け札の種類も増えることになり、各デッキに合わせて多種多様なトリガーが乱舞することになりました。
前回大会に引き続き最新弾のカードを主軸に据えたデッキタイプが使用率トップという事でほっとしました(第1回大会が本当にアレだったからね)。その一方で6弾以前のデッキタイプで勝ち上がってきた中で気になるのは天門とダイブリです。カチュアは環境に刺さった、除去サファイアは順当に前回より数を減らした中で流石に天門とダイブリは残り過ぎかなと感じました。また速攻系のデッキ不在というのはやはり事前予想の段階でトリガーを厚めにするというメタ読みもあって使用者が減ったと推測されますが火炎流星弾やピーカプのドライバーといったブロッカーメタのカードがNewでは使えないという事で再録の方に問題があるのかなと感じました、地雷枠として速攻が一定層いるというのは大事だと思うんですけどね(あくまでも個人の見解です)。
そしてバトルアリーナではいまだに使用率トップデッキが優勝したことがありません。この辺はやはりミラーは運ゲーという点とメタを読んで構築を練ればトップメタに勝ちつつそれ以外にもつぶしが効くという構築が可能でデッキタイプの数とカードプールが少ないと言った事も関係していそうです。
他、ボルサリーノ選手の解説がうまい(理詰めでトークがうまい解説向きの人が第一回大会優勝者で本当によかった)、優勝者のそーすやきそば選手のまさかの構築理由(個人的には使い慣れたデッキを使うというのは選択肢としては妥当だと思っています)などなど、面白い要素がたくさんありました(というより各大会の優勝者がトークができる人で本当によかった)。
そして大会が滞りなく無事終了したことは本当に皆さんお疲れさまでした。コロナ下でTCG界隈が暗い中、デュエプレは大会を無事続けられているのは非常にありがたい事です。
また個人的な事ですが自分は基本大会には出られません。理由は単純で何かの間違いで勝ち上がってしまうと土曜日出勤の自分は辞退せざるを得ないからです。勝っても意味無いんじゃ参加する理由がないしモチベーションも高まらないし、他に迷惑かけたく無いっていうのが理由です(実際大会の生放送を見始めたのは19時からなので)。

で、大会後の調整はNewを考えると無調整でOKだが8弾シク枠とALLを考えると必要といった感じを自分は受けました。使用率や勝率を考えると健全なのですが、それはプレイングが極まった上位層の話で、一般人とは感覚が違う世界になっているんですよね。
個人的な候補はこんな感じ

ダイヤモンド・ブリザード
理由:流石に3大会連続決勝T進出は調整理由としては妥当な理由になります。また能力的にも手札補充+マナ回復はE1環境で大暴れしたボルバルザーク・エクスよりヤバい事が書いてあるのでこいつは今のデュエプレにチェンジリングしてきた妖精です。この手札補充+マナ回復能力をわずか3マナの進化獣に与えるというのはどう見ても異次元、という事で調整案はこんな感じ。
・マナ回復をタップインにナーフする→ボルグレスがこの仕様できたのでこっちもそうしろという事です。ただね、この能力に調整しても多分環境下位の地雷枠として一生環境に残ります。1コス、2コスのクリーチャーを20枚以上積む高速ビートダウンでこのドロー能力は近代デュエマ(勝太の時代)でぎりぎり4枚使えるレベルなので、多分この調整でもALL環境に残ります。
・1枚制限にする→ボルバルザーク・エクスが1枚制限になっていることを考えると妥当な措置。ただ運よく引いたときに得られるアドバンテージ量によって理不尽さが増大するという危険な調整でもあるので更にヘイトを集める可能性がある。また進化の化身で1枚でも確実に1回は使えるため環境からは引くがスノーフェアリー自体はそこそこプッシュされるため他の妖精進化が実装された際は1積みボルバルと同じ役割になると思われる。

クリスタル・ツヴァイランサー
理由:ALLランクマッチにおける圧倒的理不尽さ。次回大会がALLという事を考えると十分に8弾カードの採用に影響を与えるため(特にシク枠への影響が甚大)。そもそもコイツの能力は現代デュエマ(ジョーの時代)でも許されるか怪しいスペックという未来から来たカード。で、そんな未来人が今になって問題になったかというと6弾環境ではトリガーのケア手段がなくスパークやら、デモハンなどでで返せたのだがマーキュリーという受け札封じを手にいれてしまったため許されないカードに。また除去サファイアが7弾環境でミラー対面に勝つためにロスチャ→ゲートのパッケージを採用したため序盤にバイツを撃たれる可能性が低下、ジェニーの搭載率の低下もあって除去コンとの力関係が逆転し環境を青く染め上げた。という事で調整案。
・11000のWBにする→”ツヴァイ”なのにトリプルというのは違和感があるため、ワンショットするには4枚全てを出しきる必要があるため返しのターンが生まれる可能性アップ、返しにアポディやネプチューンすれば勝てるようになり弱体化できる。
・G0をターン1体に限定する
・G0条件をツヴァイ以外のリキピ4体にする
↑の調整案はTBを維持したうえでワンショットを防ぐにはどうするかを考えた結果。ツヴァイ以外のリキピ4体の場合盤面上限まで並べないとワンショットできなくなり、そのリソース確保と速度低下によって調整する。ターン1体も理由は同じ、返しのターンを作ることで対抗しやすくする。
ツヴァイ1枚制限はNewでツヴァイが後1年ほど使えることを考えるとやりにくい。理由は使えるカードが限られるNewで下手にデッキを崩壊させるほどの調整をすると繰り上がったデッキが同じくらいの使用率を叩き出しかねないので1枚制限にするならNewで使えなくなってからが自分的には妥当な措置だと思っている。

超神星マーキュリー・ギガブリザード
理由:採用率。実際に使われる場面は多くはない(少ないわけでもない)が単純に採用率が高い。ツヴァイ+メカオーで大体35~40%は流石に高い。これに加えて8弾環境ではドデビルが加わるためもれなく採用率上昇のアップデート付き。ネプチューンが弱体化したためドデビルはマーキュリーへの比重が相対的に増加と次期でヘイト集める前に手を打ちましょう。
・取り合えずコストを7にする
正直コスト増加しかやることが無い上にやり過ぎると今度はドデビルの環境進出が厳しい(だから何でネプチューンをあれほど弱体化させるのか)と調整は難しめ。

超神星アポロヌス・ドラゲリオン
理由:あまりにも簡単かつ高速でワンショットキルできる。こいつに関してはこのカード作るとき運営絶対バルケリオスの存在忘れていただろと自分は言いたい(バルケリオス君はこのあ後も仕事があるので殿堂して欲しくない)。バルケリオスが絡めば5T目に過剰打点を形成し一部トリガー無効攻撃はまさに超新星爆発。せめてヘリオライズ出したターンに進化速攻はバグ、せめて1ターンはください。
・コスト8が妥当
調整案については何でMB3でゲームを決めることができないネプチューンよりゲームを終わらせるアポロヌスの方がコスト安いんですかねぇ‥‥ぼやきます。というかビッグバンですらMB3でゲームエンドに持ち込むにはランダム要素を乗り越えなきゃいけないのにこいつはコスト6で何も考えず殴るだけで達成できてしまうのか、お手軽過ぎるのでコストを増やしましょう。

血風聖霊ザーディア
理由:ダイブリ同様3大会連続決勝T進出した天門もなんか欲しい。そして超個人的理由だがTCG版引退勢の自分からは天門=白単、白青、白青黒で構築するというのが常識で赤入り構築に違和感を感じるのが一つ、もう一つはエンジェル・コマンドのブロッカーを使うならサファイアじゃなくてアルファディオス使えやという個人的な私怨がありますwww
・殿堂入りして赤入り天門は滅べ
コイツとサファイア入りの天門はもう”天門”じゃなくてただの除去サファイアなのでそろそろサファイアと天門それぞれ独立するべきだと思うんですよね‥‥というかこのままだといくら天門向きのブロッカーを作っても無意味になりかねないので赤入り天門はそろそろ引退して欲しい。

と、個人的な調整案はこんな感じ、8弾カードがそれなりに7弾カードに強くなるように調整してきたので調整はしないかなと思っていたのだがシク枠がロマネスとオルゼキアという事で調整が必要だと判断しました。このシク2枚、デュエプレの超神星には速度的には間に合わず使われない未来が見えてしまったのでね‥‥
以上大会振り返りと調整予想でした。今後も不定期で考察やデッキ紹介などをしていくのでTwitterからもチェックできるのでよろしければフォロー、いいね、リツイートをよろしくお願いします。