新弾カード紹介EXターン

新弾カード紹介を締めくくるのはおなじみカードリスト公開後に事前紹介されなかったカードたちから自分が個人的にピックアップして紹介する回でございます。毎弾、何日前にカードリストが公開されるのか法則がまったくわからず、8弾は前日公開とかなりギリギリでの発表となりました。
今回はテーマ別にピックアップしていきます。カードイラストに関してはすいませんピックアップカードの数が多いためこちらには載せず各自公式のリストを見てくださると幸いです。

まずは提督シリーズから。
聖霊提督セフィア・パルテノン
・炎竜提督ガウスブレイザー
ハイブリット種族が共通で持っている提督カード、セラフィム版のパルテノンはブロッカーが追加、ティラノのガウスブレイザーは攻撃されないが追加された。この2枚の種族はドローが弱いので素出しも考えられる。特にパルテノンはマナが伸びるのでハンデスしない相手なら手打ちしていかないと手札が厳しそう。ティラノは種類がすくねぇ、マナが伸びねぇ、手札はカツカツと現状厳しい。

”深海機士ガニスター”、深塊炎霊ロミュナス”、”秘精甲蟲メタルバグ”
・事前紹介されていたマンモキャノンやジャンガルジャンとサイクルを形成する友好色をコスト軽減する奴ら。ハブられることなく5文明すべて実装されます。変更点も一緒でサポート種族→ハイブリット種族に変更と使い勝手が上昇。白以外パワーが2000という事でなぜかマンモキャノンだけ変に弱く調整されているが理由は不明。。ただ、ハイブリット種族は各文明半々ずつくらいをデッキにいれることが多のでコスト軽減能力が半分近く腐るので構築段階で偏らせるなどして軽減効果を生かせるように。

”霊騎ミューズ・ルブール”
・アーク・セラフィムのトリガー獣でCipでコイツよりパワーが低いクリーチャーを全てタップという能力。最低でも3000以下を全タップという事でメカオーの一斉攻撃に対する受け札として需要がありそう。また自身のパワー参照なため、アラク・カイ・バデス等のバンプアップを受けるとタップ範囲も拡大。セラフィムデッキはもちろん結構なデッキに入りそうな汎用トリガーの予感。

”封魔ダイダロギヌス”
・オリカ?と思わせておいて当時のローソンコラボ限定カードなのでTCG版にもあります。がしかし再録なしと実はコイツめっちゃレアなんじゃね?と思った1枚。TCG版からはコスト-2とパワー-1000と小型化、攻撃時のスーサイドはドデビルのみから味方獣全てに対象範囲が拡大。とりあえず使い勝手は向上、生贄は同時に増えたPig持ちにすれば損失は最小限に、生贄を3コス以下にすればグランベルグで蘇生可能、アルナイルがいるならドデビルが実質バウンスされCipが使いまわせるなど意外と器用な運用ができる。ただし超バンプアップは攻撃したターンのみで受けるときは3000と小型なのは注意。ちなみに種族がデモコマとドデビルの違いを除けばこいつは憤怒の猛将ダイダロスの下位互換カードなのはナイショ。

”のろいとテラーの贈り物”
・8弾実装でスタン落ちする邪魂創世の代替カード、赤入りの多色になったら3000以下一体破壊が追加されたでござる。上位互換っぽいが多色と単色は同列には語れない、赤が要らない時には邪魂創生が必要になるため。ダイダロギヌス同様Pig持ちを生贄にしてうまく使っていきたいところ。

翡翠と紅玉の炸裂”
・6000以下1体破壊とマナ回収という事で”炎晶バクレツ弾”(赤単4コス5000以下1体破壊&マナ回収)の多色版となるオリカ。範囲が広くなりコスト-1と多色化によってよりハイスペック化。注意点はトリガーがない事と、マナ回収が強制かつカード参照で探索なので狙ったカードの回収が難しいところ。呪文も回収できる可能性があるが探索なので信頼はできない。

”闘竜妖精ティルニア”
・まさかのスノーフェアリー多色という事でダイブリ強化かと思いきやコストが3と重たい&ダイブリでマナに行く際はタップインなため多分ダイブリ強化にはならない1枚。ダイブリにいれるなら5枚目以降のレチアで枚数調整は必須。ティラノ視点で見るとドローが弱いティラノに緑は結構厳しめなので種族デッキにはあまり入らない。”贈り物”とかPigを活用するスーサイドデッキが主な就職先になりそう。

ブラッディ・ドラグーン:7弾に引き続き有能ティラノがなかなか追加されない中で貴重な使えそうなティラノ(こいつだけ相対的に有能でも他がしょぼいと意味無いんだよ)。こいつの本体はFT、示唆されているゴッドは恐らくヘヴィデスメタル、そしてゴッド・ルピア、8弾EXパックにてHDMが実装される可能性が高くなりましたというアナウンスをしたカード。

ドデビル軍団まとめ
・デモメイト・エリヌダス:TCG版と変わらないスペックで来た強カード。種族がドデビルに変更され、自身がバンプアップしない点は変わらず。全ドデビルをバンプアップとアンブロッカブル化は火力除去耐性とビート力に直結する。
・封魔グレモリー:いまさら感が漂う、生き物トリガーで攻撃できないブロッカー。ドデビルにはマーキュリーが入る関係でアクア・サーファーを搭載しやすいので、コイツを入れる理由=アポロヌス対策になる。デモハンの信用度が低下しているデュエプレでは活躍できそう。地味にTCG版よりパワーが1000下がった。
・封魔フォルカロル:バニラから一転して1ドロー1ディスカード能力が追加された。デュエプレのドデビルはドロー能力が弱められているので山札を掘る能力は貴重。ディスカードはグランベルグのリアニメイト能力につなげていこう。
・封魔エリゴウル:黒のカード中では珍しい条件を満たすとパワフルになるドデビル。ただしデュエプレでは1コスドデビルが今だ未実装。という事で2コスでこいつを出しても即パワフルさを発揮できなくなった。8弾EXパックに封魔ウェバリスがある事を祈ろう。
・封魔ハリセンモン:メルニアからスレイヤーを消した結果単色バニラと同等のスペックを獲得。ただアンブロッカブル自体はデモメイトで付与できるので他の2コスドデビルの枠を押しのけて採用されるかは微妙。多色を生かそうとするとメルニアが壁になるが9弾でメルニアがNewでは落ちるのでそのリペア枠としては十分に使えるのでこいつを見かけるのは9弾以降になりそう。


全体雑感
・とりあえず緊急メンテナンスが必要なほどのぶっ壊れカードはない(あるはあるがコンボ前提)。よく言えば手堅い優良弾、悪く言えば、ツヴァイとメカオーの首位陥落は多分無理(使用率自体は落ちると予想している)という弾。オルゼキアがシク枠の影響なのかPig関係の能力持ちが多いのでスーサイドコンボでうまく決まれば爆アドのコンボデッキが多数生まれる予感。また低コスト帯は汎用カードが多く、半年くらいはこの弾のカードをよく見ることになりそう(半年の理由は10弾以降は戦国編に突入して一気に構築理論が変わるため)。
セラフィムはヴィーナス特化の場合メカオーの劣化になりかねないのでビッグバンの運用方法は結構大事。ドデビルはフィニッシャーは豊富だが肝心のネプチューンの弱体化が結構痛く、ドロー能力等も弱体化し持続力も落ちたのでフィニッシャーの選択やそれに至るプランはTCG版より練り込む必要が生まれた。ティラノは相変わらず悲惨の一言、パーツパーツは増え始めたものの有能な小型、中型、TCG版ではやたら充実していたフィニッシャーも未実装、加えて進化GVなしという地獄を今だ彷徨う。という事でセラフィムとドデビルは8弾でデッキとしては成立するが1歩足りない感じで、ちょうど7弾環境におけるドリームメイトの立ち位置になりそう。この二つは8弾EXパックでデッキが完成する予感。ティラノはとりあえず生きて8弾EXパックにつないで超プッシュされること祈るしかない。
・一方、ドリームメイトは強襲用カードのボルパンサーと進化GVのビッグバンを獲得し完成形へ。頭が堅いメカ軍団や液体人間といった青い奴らに野生のアニマルパワーで蹴散らそう。計算、理性を武器とする奴らへの勝ち筋は何時だって一つ、それは暴力。
・ドラゴン関係は何時でも強化されていくがいつも一歩足りない。今回は時期尚早という事でジャックライドウがお預けされて連ドラ以外は難しそう。バイオレンスサンダーはターボかコンボ型、除去コン型果たしてどの型が一番8弾環境にマッチし戦えるか未知数。ロマネスクは強いロマキャン方法がないため現状厳しい、天門かサファイア系でターボ後早期決着を目指さないとじり貧になる。
・キングダム・ゲオルグは8弾ではそこまで強い多色が増えなかったが3~5弾の多色で足りない分は補える。何とか6マナ目にアンタップインマナを置いて最速出しすれば盤面次第ではツヴァイやメカオーに一泡吹かせられるのでそこまでの展開と除去を練り込めば十分戦える。タップイン事故承知でエル・カイオウ→審判などで盤面を取る動きが主流になりそう?やはりゲオルグも8弾EXや9弾で本領を発揮しそう(この手のカードは後発カードを取り込んでどんどん強くなるため)
・オルゼキアは今のところゲートサファイアの除去札が就職先。カジュアルよりならドルバロムのデッキには普通に入る(ナスオ入り黒緑or青黒緑ドルバロムは9弾でトリプルマウス&スプラッシュ・アックス待ち)。いずれも速度が問題になるので対策は必至。
アガピトスは現状、着地後の勝利への道程がコイツをわざわざ使う必要があるのか?から考えなければならず現状ハズレSR。3コス以下光獣は数が増え続けるがその方向性はビート方向でほしいのは強行力、コイツを出すならスパーク撃ちたい盤面が多いので未来も厳しい。
各種ゴッドで環境入りは恐らくキキカイカイとゲキメツのみ、他はデッキになるが強化待ちか無理のレベル。キキカイカイは除去コンに普通に入りそう。ただしテクノバスター入りのロック型の環境入りはNG。環境で結構爪痕を残すなら緊急メンテがワンチャンある。ゲキメツは速度問題の解決が鍵、ドラゴンを生かして軽減するのか、除去コンで耐久するのかの選択になりそう。他は軒並みカジュアル行き。とはいえデッキになり、そのゴッドでしかできないことなので今後のゴッドサポートの追加に期待。

最後のまとめ
全体的にEXパック追加が前提で今一歩足りない予感。5弾環境前半の悪夢がちらつくもののゲオルグ、ビッグバン、ドデビル、セラフィムは環境、カジュアル問わずいろんなデッキが組めるので使い倒すべし、ロマネスク、ウルフェウス、ボルグレスはEXパック以降の強化に期待(幸いプッシュされやすいドラゴンなので安泰と言えば安泰)。ゴッドはサポートが山札探索のみ、墓地回収もマナ回収もないため除去などで枯らされると最悪詰むのでサブフィニッシャーは現状必須。ゴッドもまた8弾EXで追加サポートが来ないと完成形にはならない予感。
環境の速度は多分低下する(ツヴァイメカオーが事故るとゲオルグネプチューンに一掃されたりボルパンサーやビッグバンに押しつぶされたりするため)。ただ速度的には1,2T前後の低速化が限界点。というのも9弾に来るであろうキング・アルカディア対策がゲオルグ以外現状速度で押し切るしか方法がないため。キングアルカのコストは7、最速着地は白黒緑構築で5T目、7弾環境の理想ムーブでもキングアルカが最速なら先後で勝敗が決まる。安定構築の白青黒ならマナコスト通りの7T目だがそれでも早いので8弾環境が早いと感じるなら結構感覚として厳しい(キングアルカが超調整されれば杞憂なんだけどね)
で、調整という名のナーフなんだけど現状2月に調整はなさそうといった感じです(あくまで個人の予想)。使用率自体は減りそうなのと事故ったら負ける可能性があるため首位は譲らなくても使用率は落ちそうという予想。変化としては危険(決壊寸前)水域→注視、警戒(これ以上強化すんじゃねーよ)レベルな感じ(伝わるかな?)。あるなら3月の中旬前後でプレイスアリーナでの結果を見ての判断になりそう。で、最終的に落ち着くのは8弾EXか9弾になりそう。ただし9弾には別の核地雷(ボルバルクラス)がある可能性が非常に高いので結局頭を悩ませることになりそう。
以上新弾カード紹介EXターン、8弾は優良弾。を終わります。今後も不定期で考察やデッキ紹介などをしていくのでTwitterからもチェックできるのでよろしければフォロー、いいね、リツイートをよろしくお願いします。