
周年恒例のスーパーデッキ、アークセットのカードが公開されました。いつもは周年記念番組で公開されていたのですが今年はグランドマスター決定戦と合体するということで事前に配信で公開という形になりました。
スーパーデッキ2種とアークセットの再録、新規カード紹介ということでボリュームたっぷりのカード紹介です。
アークセットリスト公開
今年は68種のカードが収録されることになりました。このセットで手に入れたカードは1年後に回収されますが、それ以外の手段で入手した場合は残るアークセット。この画像だけでも注目のカードが見えます。
そして全リストはこんな感じ。
文字だけかつ種類が多いので各文明、サイキックに分けて注目カードをピックアップしていきます。ピックアップしたカード以外も基礎的なカードで使われる可能性は高そうです。
光文明
光文明で一番有難いのはサザンルネッサンス、ドレミ団の革命チェンジは小型も強いので白青サザンとしてNDでメタビートデッキとして使われそう。ドラゴンで出しやすい5コス以上なのでミラダンテⅫになれるのもよい。クルト、アクロアイト、ソルハバキといった小型獣も再録されています。
次はドラゴンズサイン、ロージアとレッドゥルが再録されればロージアダンテの動きが出来るようになので注目。来年1月はファイナルタイムストップで環境が凄い事になりそう。
後はシャイニーホールが個人的に気になるカード。NEXミラダンテではミラダンテで唱えてチャクラで圧をかける動きがありました。ボルシャックNEX、バルキリールピアありきのデッキですが果たして再録されるのか‥‥ADだとドラヴィタも出せて色々出来そうですがNDではなし。
水文明
とりあえずエナジーホールが継続でキリコアンプラウドが歓喜。おつかい、エマタイも天門や墓地利用、青黒、青黒白のコントロールで使われそう。
ドローカードでの注目はニヤリーゲット、新章DMの無色ジョーカーズを見越しての再録で2T目から0コス2ドローが放てるという物量作戦が可能。
後は一撃奪取、スーパーエメラルといった基礎的なカードがアダムスキーやVV‐8のデッキで使われそうです。
闇文明
リバイヴホールは勝利のガイアールカイザー発射カードとして優秀で無事スタン落ち回避。学校男も軽量除去として使いたいデッキはある。ボーン踊りも単色ということでリロードチャージャーと差別化されて使いうるカード。
デーモンハンドはミラダンテⅫの流行に伴いデスハンズから入れ替えるデッキがあるかも?黒単は時代が過ぎた関係で魔狼月下は使われるか結構怪しい。
使われないよりのカードとしてはダークルピア。解体ジェニーもデアリ剣であまり使われていないのが気になる。
火文明
赤バイクの初動トップギアは基礎カードということで当然再録。マッカランはオリオティスを除去できるカードということで闇ジャックアルカディアスと競合札でこちらを使う可能性あり。ジゴッチ、コダマンマと手札補充カードの再録も嬉しい。ボルシャックホールも勝利ガイアール発射カードとして使い続けられます。
一方で鬼スナイパーは使われるか相当怪しい。湯あたり地獄とシュトルムは対サザン、コッコルピアはNEXの再録次第で使われる可能性があるのが救いだが環境と再録次第。バクアドルガンも超次元の継続と今後も増える5コスSAドラゴンに押されて使われなさそう。
自然文明
マナ加速カードの再録は粒ぞろい。墓地メタになるお清め、便利なオチャッピイは環境次第だが唯一無二なスペック。ウルコス、双月といったマナ加速獣も何かで使われたりする。ただピクシーライフはニューゲイズでなのだが‥‥ドラグハートの再録が全然ない、新ウエディングに期待か?
フェアリーホール、ライフプランはキリコアンプラウドを中心に使われそう。オリオティスの帰還でマナを伸ばしつつサイキックを出せるフェアホがバスター系のデッキで使われるかも?成長剣で使われているポレゴンも無事再録されています。
未来設計図も基礎カードとして無事再録。罠の超人もキリコアンプラウドで使われたりしている。エウルブッカはNDではあまり見なくなったが何かで使う可能性はある。
気になるのは星域、アンプラウドにソウルシフトが内蔵されている関係で不要なのよね‥‥現状では使い道がなさそうだが何かあるのか?
多色
文明違いもあったりする同型カードが実装されていくタイガ、アツト、グレンニャーが無事再録。アツトを8枚使いたいは来年叶います。タイガも成長剣の安定性確保として4枚より多く使いたいのでありがたい。グレンニャーは新章DMの赤青罰怒で使われそうなのででしばし待てと言ったところか。
サイキッククリーチャー
大型サイキックではジャパンとルナアレグルがアンプラウドの種、ガドホから出せるブラックガンヴィートが再録されて有難い所。中型だとマナ回収で便利なジオザマン、呪文メタのパックン、エンジェルコマンドの種族パワーで採用されそうなシュヴァルが使われそう。小型はチャブル、マティーニ、キルが継続、復帰カードだとジョンは少し時代遅れか?メタ能力に期待というよりは打点増強として使う事が多くなりそう。一応NEO進化メタにはなる。
アークセット総評
基礎的なカードが多くなるアークセット、個人的な評価は高いです。この手の再録問題で良く言われる次の周年が近づくころには使われなくなって微妙に関しては来年の後半は新章DMで種族の総とっかえで何を再録しても使われないなさそうなので不遇好きは今年の再録に関しては割と不問よりにしています。
この辺赤青罰怒、シャコガイルぐらいしか既存カードをがっつり使った新デッキが無いのよね‥‥他もピンポイントなカードが使われるぐらいなので開き直って革命F期久米に特化した再録になっているのは納得しています。
スーパーデッキ紹介
今年は2種類になったスーパーデッキ。色々語っていきます。
勝利のガイアール伝説
ガイアールのリストはこれ。
まずメンデルはクロニクルに引き続き再録で来年12月まで延長という意味合いが強め。一方の呼び声は久々の再録でモルネクでは火の粉と選択になりそう。同じくアカギも久々のND復帰でチェンジ先が豊富だがドラゴンのトリガーは数が増えて競合多数。
GENJIXXXは天門メタとしてモルネクの選択肢、バトクロスも今後5コス以上の赤コマンドトリガーとして役割がある。リュウセイ、メテオライト、悠久、ヴィルヘルム、モーツァルトと派手な能力持ちのドラゴンが多数再録されモルネクやアンプラウド、5Cといったデッキの出力が維持されます。
エメラルーダはまさかのここで再録。便利で天門で使いたいカードなので嬉しいのですが少し場違いなような‥‥使いたいけどここかぁ‥‥ミツルギもメタクリ除去+マナ加速で便利でありがたい再録。
一方で気になるのはレジェプレと被ったイージスブースト、ニコルボーラスと役割が被るダークマスターズはう~ん‥‥な再録。まだダークマスターズは7コスでドミティウスで出せるの派生としてアルカクラウンをクロニクルで出すから‥‥と言えるのですがイージスブーストは別のカードにできなかったものか‥‥コルティオールも相当怪しいがミラダンテⅫのロックを越えられるトリガーという貴重な役割がある。
新規カードは”勝利の得レジェンド ガイアール”。TCG版からは攻撃時の9000以下火力が相手限定になって少し強化されました。他の部分はそのままです。
目玉の踏み倒し能力は1体ずつカウントされるので複数体破壊できればその数だけ踏み倒しチャンスがあるのが強いポイント。SAで即攻撃可能で9000火力と13000による殴り返しで踏み倒しチャンスは多め。
とはいえ破壊が条件の相手依存、コスト10と重く、他の連ドラ系カードの中では重いと欠点も目立つカード。
個人的には使われなさそうな感じがします。火力除去はメガマグマやガイオウバーンを絡めての方が使いやすく、相手依存の踏み倒し能力ということで使いにくい。上手くハマれば派手な事は起こせますが相手依存が辛くておもちゃカード止まりになりそう。
熱血のドギラゴン伝説
もう一つのスーパーデッキが熱血のドギラゴン伝説。個人的には非常に残念なデッキというのが感想。理由はアークセットとレジェプレと再録が被り過ぎているのが非常によろしくない。加えてジアース、ブルトラプス、メガジェットは11月のパックで被りのカードと合わせると収録の半分近くのカードが直近で収録済み。この再録で新規は2種類ありますは釣り合いが取れていないような感じがするのですが読者の皆さんはどうでしょうか。不遇好きは首を大いに捻っています。
一方嬉しい再録も多いです。ジャスミン、ジョニーウォーカー、宝箱とマナ加速の再録は3種でそれぞれ使い道がある。クロックは再録されないと困る、赤青緑基盤を支える吸い込むも便利で再録されてとても嬉しい。
シャワー、クリメモ、プロメテウスの便利カード2種も各デッキの安定性増強として来年も使われ続けそう。新章DM期のシャコガイルでこれらのカードが使われそうなど来年の周年まで使う可能性があります。
新規カード1枚目は”勝利のレジェンド ドギラゴン”通称レジェドギ。TCG版と同じスペックで8コス14000のTBのSA、出たターンアンタップキラーでバトルに勝ったら次のターンまで負けない。
モルネクやマナを伸ばすデッキの耐久カードとして強いクリーチャー。モルネクではよく使われて薄い防御を補っていました。8コスの赤いドラゴンということでジャックポッド対応、青龍の大地のバトル効果で勝っても負けないが発動と出す手段は豊富。SA持ちということで連ドラカードで捲れても嬉しく、ボルドギの外れにならない。
他負けない能力の使い方としては全体封印と相性が悪いですがドキンダムXの強制敗北を一時的に無効化する事が可能。上手くいけばですがドキンダムXを除去されて殴り切れば勝ちが負けに変わるを防ぐことができます。無論ターンを渡してしまえば自分のターンが戻ってきたときに負けるのですが攻勢を止めないというのはいざという時に役に立つかもしれません。
後はミラミス、アンプラウドといったガチャカードの当たり枠として使われるかもしれません。リュウセイホールの再録で赤の枚数確保が必要になってきそうなのでヴィルヘルムなどと合わせて使われそうです。
2枚目の新規はまさかまさかの”勝利のアパッチウウラー”、皆さん勉強済みのTCG版ドギラゴン剣で最高の踏み倒し先のクリーチャーがここで実装されます。当然殿堂入りし後に無規制になりました。色も赤黒多色で赤黒剣に不足しがちな闇文明の枚数を稼げるのが強み。
ということでデュエプレ版は弱体化、破壊された時のサイキック踏み倒し能力が削除されました。結果、コストやパワーはそのままで出た時のみサイキックを出すになりました。
そのサイキックを出す能力は相手依存で相手の手札1枚を見てその手札の文明を持つ8コス以下のハンターサイキック獣を出します。地味にカードの能力で相手の手札を見ることができる初のカードです(また再録するなら解体ジェニーもピーピングハンデスになって)。文明依存ということで無色が捲れると何も出ませんが無色のカードはそこまで使われないのであまり気にならないです。
ということでバスターから勝利リュウセイが相手依存ですが出せるようになりました。成長剣なら最速3T目に勝利リュセイ着地です。赤青黒とそれなりに範囲が広く青はキリコ、黒にデッドゾーン、赤はミラーにモルネクと環境では高い頻度で勝利リュウセイを出せそうです。
一方で現状の再録だと白と緑を見てもWBが出せません。出せるのは勝利ガイアールとプリンプリンだけ。特に白が捲れるとプリンプリンしか出せないのはTCG版から大きく弱体化。今後何か白や緑でのハンターサイキックが再録されるかもしれません。
他に出すことがあるのがボルドギで捲れた時に赤か青が見えればコンボイトレーラーを出してブロッカーが調達できます。12000より大きいクリーチャーを止められる、赤のコマンドで禁断の封印を外して‥‥といった事象が発生します。
そしてADではき鬼流院刃とバゴーンパンツァーが使えるので無色以外の何が捲れてもバスター着地からリーサルが作れます、作れてしまいます。破壊された時にサイキックは出なくなりましたが盤面にSA付与とマナタップインorターン開始時に1ドローが高確率で並ぶワンショットを凌いでも大変よろしくない盤面が容易に生まれる環境になります。
弱体化はしましたがバスターの盤面形成能力を強化するハイパーカードが収録されることになりました。
スーパーデッキ総評
ガイアールの方は新規カードとデッキパワーはイマイチだが再録は豪華。個人的には再録が豪華な方が良かったので納得しています。レジェンドガイアールのやる事が連ドラな以上強いとは別方向にシフトした方が良いと考えていたので開き直って再録を充実はいい落としどころだと思っています。
一方でドギラゴンの収録内容は納得していません。なんだこの再録被りは(2回目の言及)。ガロウズホールやムシャホールは無理にしてもカモンピッピ―+フォエバーカイザーセットやシューティングホール+ガイアールオウドラゴンセットを収録とかやりようがあるだけに非常に残念。
レアリティのバランスですって言われたらそれまでなんだけどあまりにも再録被りと最近のカードが多すぎてドギラゴンの方はこうして苦言を呈したくなる出来栄えだなと感じてしまいました。
終わりに
今日はスーパーデッキとアークセットの公開でした。一気に多数のカードが再録されサイキックを中心に引き続き使えるカード、久々にNDで使えるカードが判明しました。
一方でドラグハート関係は音沙汰無し、モルネク、ニューゲイズ、ロージア周りのドラグハート一式は再録されて欲しいのですが残る枠でこれらを賄い切れるかは相当怪しく不安になってきました。
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