11月18日23弾カード紹介後編

 

グランドマスター決定戦、衝撃の決着でしたね‥‥まさに伝説は終わらない、必勝の頂とは何か?を体感しました。その感想と大ボリュームの新弾カード紹介後編をして行きます。

 

 

グランドマスター決定戦感想

もう決勝戦の感想しかないですわな‥‥ネロ・ルドルフは修正されても強かったです‥‥いや~これがターン無制限だった時代があるってマジかよ‥‥更に23弾以降にもヘブンズ・ゲートには強化が入り続けるんですけど‥‥そしてりゅうせいほーるって強いなぁ‥‥スタン落ち前の最後の大爆発を魅せてくれました。他に語れることがあんまり、無いです‥‥決着がドラマティックすぎるので感動した!!以上のものが無いです。

このリュウセイホールが23弾実装でスタン落ちするのでND界は激震が走ります。加えて、ドラグハートも大インフレ、超絶インチキカード達による大怪獣決戦で大変な事になりそうです。

 

爆熱血 ロイヤル・アイラ

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カード紹介後編は”爆熱血 ロイヤル・アイラ”から始まります。予想ではスーパーVデッキの新規枠かなと思っていたら23弾で実装されます。多分スーパーVデッキにも入ると思います。というのもこのイラスト版は銀枠で黒枠は別イラストで革命編第1弾というかなり早期に再録されたので再録版のイラストの方はスーパーVデッキに入りそうです。

能力の方はTCG版と一緒でマナ武装3で1枚ディスカード、2ドローという手札交換能力で赤単では貴重なリソース確保カードとして使えます。後、地味にパワーが1000上がりささやかですが強化されました。

なかなか使いやすいマナ武装カードなので赤主体のデッキで使いたいカードです。

 

爆神装甲 ヴァルフレ

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オイ‥‥黒のSR枠1枚だけじゃねーか!!ビクトリーは5文明揃うという法則を木っ端みじんに粉砕しオリカで赤のSR2枚目で”爆神装甲 ヴァルフレア”が公開されました。超高レベルの戦いの後だとモルト「王」以外のカードは霞んでしまうのでは?吹き飛ばす凄いカードになっています。

まず基本スタッツが4マナ7000で他の4コス進化獣より1000高いです。加えて進化元は赤のクリーチャーなら何でもOKという緩々指定のコスト4ということでトップギアや爆裂B‐BOYから繋がるし、上のロイヤルアイラで引き込むこともできる。前編で紹介した爆炎舞ヒビキのコスト軽減を使えば進化速攻が簡単に出来るのは本当にすごいです。

更にこから相手1体とバトルして邪魔者を蹴散らすことができます。7000のパワーは4コス帯ならほぼ除去範囲に収まり大抵のクリーチャーを除去できます。加えてマナ武装5で自身含めた赤のクリーチャーがバトルに勝ったら1ドロー1枚ブレイクします。打点増強にリソース確保と赤単に欲しいものが揃っています。

来年1月に24弾が実装されると鬼丸「爆」は爆死でNDを去るんだよなぁ‥‥と思っていたらここにきてヒューマノイドビートダウンが凄まじい強化を受けました。逆を言うとここまでやらないと赤単は速攻以外で強いデッキが生まれないんだなと感じます。

ということで赤単ヒューマノイドを作ろうというカードです。唯一気になる点はE2勢がハンター/エイリアン指定で紙合わせが悪いカードがありますがギャラガや鬼スナイパーなど使えるカードもあるので上手く組み合わせて強いデッキになりそうです。

 

二刀龍覇 グレンモルト「王」&銀河剣 プロトハート&無敵剣 ギガハート

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更なる衝撃として予想通りWビクトリーで”二刀龍覇 グレンモルト「王」”が公開されました。まさかまさかのマナ武装が7から5になる強化を受けました‥‥いや、コイツGP優勝デッキの一つで採用されていたんだが?それを強化するってマジ‥‥というのが初見の感想です。

マナ武装の緩和以外はTCG版と同じでまず5コス以下の赤ウエポンを装備し、マナ武装5で6コス以下の赤ウエポンを装備します。注意する点は同名のウエポンは装備不可能で必ず別々のウエポンを装備する必要がある事、ウエポンと指定があるのでフォートレスは出せません。

この赤ドラグハート二刀流から繰り出されるワンショットキルが現代デュエマまで受け継がれし準赤単デッキ伝説の始まりを飾りました。というのもモルト「王」1枚から勝てるからです。

動きは単純極まりなく、4コスドラグハートのプロトハートで紫電の2回攻撃をモルト「王」に付与し、マナ武装を達成し6コスのギガハートを装備してモルト「王」をSAにする。後はモルト「王」が二回殴り、ギガハートの龍解条件であるドラゴンが2回殴るを達成してギガハートがオウギンガに龍解オウギンガの能力でやりたい放題してゲームに勝ちます。加えてギガハートにはバトル中装備クリーチャーが破壊されないがありバトルに負けても破壊されず大型獣にわざと激突したり天門から出てくる大型ブロッカーを無視して強引に殴り、龍解しに行くという事も可能です。そしてこの動きがガイムソウで踏み倒せば7マナのマナ武装7でTCG版では強かったです。これがデュエプレでは7マナのマナ武装5で可能になります‥‥できてしまいます

無論横に攻撃可能なドラゴンがいるならガイハート&ギガハートを装備し2回攻撃後にW龍解をしガイギンガとオウギンガを盤面に出すというハイパームーヴも可能です。

 

星龍解 ガイギンガ・ソウル

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ということで影が薄いプロトハートのクリーチャー面”星龍解 ガイギンガ・ソウル”7コス9000で紫電と同じ2回攻撃可能なWB獣です。オウギンガの能力で踏み倒す候補としてはスパークケアができるなど利点はあるのですがモルト「王」の2回攻撃のために装備することが多く、オウギンガで殴るときに超次元ゾーンに残っていなくて使わないんですよね‥‥プロトハートの龍解及びクリーチャー面は影が薄いです‥‥オウギンガの能力で出すと強いんだけどね、それより強い奴らが赤のドラグハートクリーチャーには多数いて中々使わないんですよね‥‥

というのはTCG版の話でデュエプレではバトライも禁断もないのでまだ超次元ゾーンに余裕があります。なので2枚超次元ゾーンに用意して1枚はモルト「王」にもう1枚はオウギンガで出すように取っておくという事が出来そうでデュエプレではTCG版より出番はありそうです。が、周年のレジェプレやスーパーVデッキで更に赤ドラグハートが充実してくると1枚用意するのがやっとなので23弾環境前半で使い倒しましょう。

 

最強熱血 オウギンガ

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赤の最強ウエポン、ギガハートが龍解した後の姿がこの”最強熱血 オウギンガ”、最強、オウの名にふさわしい能力を持っています。TCG版と同じでSAのTB、攻撃時と選ばれた時に10コス以下のドラグハート・クリーチャー1体をSAにして踏み倒すというインチキ能力を持っています。

モルト「王」やその他ドラゴンで2回殴ってからコイツが爆誕し劣勢の相手にとどめを刺すべく追加のドラグハートクリーチャーを出し、ゲームを終わらせるのがコイツの役割です。万が一STなどで止まっても15000という高いパワーと選ばれた時にも踏み倒せるドラグハートクリーチャーで盤面のディスアドバンテージを最小限に食い止め、勝利に導きます。

踏み倒しの候補としては選ばれたらEXターンでハヤブサマルがいないデュエプレでは基本になるガイギンガ、がSA付与で即攻撃時に相手1体とバトルできるガイバーン紫電のアンタップ能力で1回はスパーク等のタップを突破できる2回攻撃のガイギンガソウル、この当たりが23弾環境前半では候補になりそうです。一応、ザウルピオで敗北回避や破壊以外を無効化するエバーラストも役立つ場面はありますが前者はともかく後者はガイギンガで何とかなるので非採用かなぁ。

 

 

後は周年と24弾でドラグナーとドラグハート双方に更なる強化が入ることが確定します。初報で「覇」という文字が見えて発作が起きたとかなんとかの次元龍覇モルト「覇」、現代デュエマでもいまだにアドバンス環境で戦っている挑戦龍覇モルトNEXTの両ドラグナー。ドラゴンを踏み倒すバトライやガイバーンの強化形態のガイオウバーン、モルト「王」以上に手軽にワンショットを可能にしたガイNEXT、天門以上になぜか赤単を強化してしまったネバーエンドとドラグハートも選択肢が増えていきます。

こんなバケモノを使ったインチキム-ヴにマナ武装5という強化を与えるのはどうなんですかね‥‥火の子2連射から火の子を埋めてガイムソウからGO!!はやっちゃダメな感じがします。なのでまず間違いなく環境にいるでしょう。そして準赤単というデッキとNDでは約1年、ADでは終わりなき戦いが幕を開けます。その号砲を告げるモルト「王」とギガハート、プロトハートの公開です、

 

準赤単の概要と対策

ここからはモルト「王」が採用されたデッキである準赤単というデッキタイプについて構築と対策、TCG版との違いからデュエプレではどうなるのか?を解説します。準赤単の中だとモルトNEXTが一番有名ですがモルトNEXTに関しては年末年始に記事にするので今回は準赤単全体にフォーカスします。

TCG版での歴史

準赤単というデッキは重量級の赤マナ武装を生かすべく赤単と赤を含んだ緑の多色でデッキの殆どのカードを構成するデッキタイプです。誕生したのは2014年の年末、伝説のスーパーVデッキ、ガイオウバーンとDS第3弾の双剣オウギンガの弾でパーツが揃い、誕生しました。デッキの殆どが赤を含み、7マナ以上のカードが主力のデッキは当時では環境におらず当時の考えでは冗談みたいな構築でした。マナを伸ばすデッキで緑単が4~6枚、フェアリーライフやジャスミンが不採用の型も多いデッキというのは当時の常識では冗談と言われても仕方がない構築です。

 

 

この極端な構築を可能にしたのがメンデルス・ゾーンと火の子祭りを主力とした赤主体でもマナ加速を可能にするカード達がDS期に出そろった事、各種モルトが踏み倒しを含めれば7マナとマナ武装さえ達成すればマナカーブ的には難しくないマナコストで出せる事、赤のドラグハートが馬鹿みたいに強く、出して通れば勝てる、結果としてプレイングが分かりやすく使いやすいの4点が揃い強い構築として認知されていきました。同時にドラグナーとドラグハート、採用される赤のドラゴンが高レアリティなので馬鹿みたいな構築費用を必要とし資産ゲーと言われたりしました。

 

 

そしてモルト「王」に特化した構築が生まれ、年が明けた2015年初めにモルトNEXT&ハートバーンが登場すると極限まで赤のドラゴンを増やしたモルトNEXTが成立、以降赤のドラゴン関連のカードが強化パーツになり得るという驚異の拡張性とインチキドラグハートの力で現代まで浮き沈みはありますがTCG版の環境を戦い続けていますTCG版の歴史はザックリ語るとこんな感じ。

 

デュエプレ版準赤単の予想

ここからがデュエプレではどうなるかですが‥‥23弾前半期はドラゴン主体にするかどうかで2つの構築が生まれそうです。

まずドラゴン主体のデッキですがこちらはTCG版の構築と一緒になりそうです。違うのはまだモルト「覇」とバトライがないのでサブフィニッシャーとサブプランとしての連ドラがドラグナーだけで完結せず、モルト「王」のワンショットプラン一本槍のプレイングになりやすい事です。サブフィニッシャー候補としてはガイグレン、ドラゴ大王が、マナ武装の縛りが緩くなったのでVANも搭載しやすくなった。赤緑多色で連ドラができるバルガドライバーにADならライゾウ、この当たりを搭載してモルト「王」が引けなくても勝てるプランを作りたいです。マナ加速やコスト軽減はTCG版と同じでメンデルス火の粉ミツルギを軸にサポートでライフ天啓、ADなら呼び声が候補に。トリガーはNDならバトクロス、ADだとアカギが追加されそうです。後は初動が8~10枚、繋ぎ兼トリガーが10枚、モルト「王」&ガイムソウで8枚、残りをメタゲームや好みで赤のドラゴンを主体に埋めていくになりそうです。

もう一つの構築はあえてドラゴンの比率を落とした構築。というのもデュエプレではバトライが実装されていないのは述べた通り。ならいっそ連ドラを組み込まず、赤マナ武装に注力した構築です。メンデルスの爆発力と引き換えに安定性を目指した型で声援火の子を中心に赤の3コスチャージャーで初動に厚みを持たせ、5コス帯にミツルギに加えて爆剣チャージャーを採用するプランです。こちらの強みはホワイトフレア、鬼スナイパー、スクラッパーなどの汎用性があり強力なSTを使える点ネクスト・チャージャーと爆剣チャージャーによる手札確保が可能な点。加えて赤のクリーチャーを採用可能でモルトビートダウンと折半したような構築も可能です。火の粉が手札に戻れば重量級のカードも使えなくはないのでガイムソウからの踏み倒しでヴィルヘルムなどを組み込むことも可能です。

この二つの構築でどちらが強いのか含めて23弾環境前半はモルト「王」が流行りそうです。後々はバトライの登場、モルトNEXTの実装でドラゴン型に集約されていきそうですがドラゴンにこだわらなくてもよいのがモルト「王」の強みなので環境次第で柔軟に構築を変える事になるかもしれません。

 

準赤単の対策方法

①STが薄くドラゴン主体のデッキによくある速攻などの早期決着を狙うデッキに弱く、マナが溜まる前に決着をつける。ドラゴン主体の型で除去トリガーはNDだとバトクロスしか採用しないことが多くなりそうで、ライフも多く入らないのでライゾウと同じ要領で殴り切るデッキを使う。

 

 

ハンデスで攻めの起点となるドラグナーを叩き落とす。攻めの起点がドラグナーで手札に抱えやすく、マナ加速で手札を消費していくので永遠龍などのマッドネスの危険性はありますがハンデスで叩き落せば大きく遅延でき、その間にコントロールして詰める方法。但し引っこ抜けなかった場合は不利なので過信は禁物。

 

 

③ヘブンズ・ゲートやウエディングゲート、バトライがないので盤面上限と合わせて高い防御力で受けきる。速度が遅いのでエメラルーダが間に合い、ブロッカーを並べつつ耐久して勝つ。厄介なオウギンガもアルファリオンやネバーラスト、スターインザラブを使えば安全な処理が可能。但し除去を組み込むことが比較的容易なので悠長に並べようとすると押し切られるので素早く並べて早期に蓋をする必要がある。

 

 

ホワグリをサイクリカで使い回しクロックとエタトラを使い回しVANを投げる。ビッグマナで使える対策でついでに他の単色デッキやドラゴン/コマンド主体のデッキも同時に対策できる。ギガハート、ガイハート共に龍解タイミングが攻撃の後なので盾を殴ってクロックを踏むとターンが終わり龍解しない、エタトラはプレイヤーに付与するので龍解されても攻撃されないで攻撃を止め続け、ドラゴンを封じるVANで蓋をする。呪文による除去がほぼ不可能なのでVANを出すまで耐久出来たら勝ち、押し切られたら負け、TCG版ではビッグマナ有利だった。

 

⑤トリガーで龍解前に何とかする。できれば他の対策と併用したい対策でトリガーを踏むかでどうかで一勝負しなければならず、龍解後だと相手に利することになってしまう。加えてスレイヤー、破壊除去はギガハートの攻撃中破壊されないによって無効化されてしまう。バウンスやマナ送りは何時でも有効で、破壊の場合は横のドラゴンが殴って来た時しか効果がないので対策としてはかなり不安定。

TCG版ではこれらの方法で準赤単は対策していたのでデュエプレでも同じようになりそうだがスタン落ちによるカードの分断がNDでどう響くかが不透明。加えてトップ解決力が高く、マナ加速による上振れ、ドラグナー&ドラゴン軍団によるパワープレイで強引に殴りきる力は凄まじいので負けるときは負けるるので割割り切って次の対戦に進むことも大事です。

 

準赤単まとめ

とりあえず準赤単のまとめとしてはこんな感じ。初期型で不安定さとカード不足はあるが基盤や構築理論は現代のデュエマですら通用するハイパーデッキで今後の強化も確約されています。これからのデュエプレを遊ぶ上では絶対に避けては通れないデッキタイプです。使う側も使われる側も意識するデッキタイプが23弾で登場します。

 

まとめ

凄まじい戦いが繰り広げられたグランドマスター勝戦。恐らく最後の吸い込むからの刃鬼でジャッジ5連勝での逆転勝利はデュエプレの歴史に永劫語り継がれる名シーンになりそうです。

同時に現代デュエマでも戦えるデッキに繋がっていく強力なデッキタイプが23弾の目玉として殴りこんでいきます。これからも激しく熱かりしカードバトルが続いていきそうです。

あ、23弾はビクトリーが4種と従来と種類が違うや黒のSRがⅠ種類しかないを語らなかったわ‥‥決勝戦とカード公開にのインパクトの前には些末事ですね。次回は明日新カードが見えたらカード紹介、見えなかったら21日にカードリスト公開を見た記事を投稿する予定です。この記事が参考になったらX(Twitter)でのリポストやいいね、宣伝をよろしくお願いします。