今後の実装カード予想からみるサファイアの未来

SPマッチは連ドラで駆け抜けましたが、最後はまさかの5連敗フィニッシュという嫌~な終わり方に‥‥とはいえMVPカードはアポディ、無警戒に盤面を並べてくるアルファディオスを吹っ飛ばし幾度となく逆転のきっかけを与えてくれました。皆さん、アポディに無警戒過ぎです、ワンチャンを与えてしまっていますよ。
 近況報告はこのくらいにして今年最後の考察”サファイアには調整が入るのか?”をしていこうと思います。ランクマでよく見るサファイア君に果たして調整が必要なのか?という事を個人的に考察していきます。そこでご了承を、結構なTCG版のカードを紹介(まあ、不死鳥編~極神編の時にデュエマやっていたら知っていて当然のカードばかりなのですが)するので文字オンリーで、効果をかみ砕いて紹介するので各自で確認してください(すんません)

 で、考察の前にまず自分の結論から言います。数日前に深夜のテンションでTwitterでつぶやいた通りボルメテウス・サファイア・ドラゴンに調整は”必要ありません”あるとしたら別のカードの調整が必要だと筆者は考えています。
デュエプレ】「ボルメテウス・サファイア・ドラゴン」の評価と採用デッキ | 神ゲー攻略

 ではまずはなぜ、TCG版のサファイアはプレ殿(今は無制限)までいったのに無制限無調整でいいのか言うと、ひとえに問題にすべきは”コスト踏み倒しです”。現在デッキの最高コストカードを墓地に送るロストチャージャーで簡単に墓地に大型を用意しインフェルノ・ゲートで出すというコンボが除去コンで使われてます。当然、出す筆頭はサファイアですが‥‥サファイアを1枚制限にしてもロスチャで盾落ち、マナ落ちしない限りは確定で落とせる。そしてゲートで出せて、破壊されても2枚目のゲートで使いまわしも簡単、制限の意味がないんです。じゃあ、サファイアをナーフすればいいじゃんと思ったそこの貴方。意味無いんですよ~8弾以降にサファイアには無い長所を持った大型獣がバンバン実装されていくことが想定されており、代替カードに切り替えてロスチャ→ゲートで受け札を封じるやべー奴が出るゲームは続きます。という事で今後ロスチャゲートコンボで使われそうなカードをいくつか紹介します。

 まずは光神龍スペル・デル・フィン、光9コス6000+で効果は相手は呪文を使えなくなるというもの。相手だけ呪文を封殺というジャイアンルールにより除去コンミラーでは先にデルフィンを出した方が勝つサファイアPAやブロッカーで後出しでも逆転しやすい)という糞ゲーが始まります。オマケのように相手の手札公開という羞恥プレイと相手の手札にある呪文枚数×2000のバンプアップ能力付き。除去を呪文に頼るこの時代に呪文封殺はあまりにも強力。しかしTCG版では制限なしビートダウン速攻で勝てばいいというお決まりのメタが回って健全カード。よってデュエプレ版もTCG版に限りなく近いスペックで来ることが半分確定。コスト9で容易にデッキの最高コストにすることができるのでロスチャゲートで早出しOKという驚異のカードの実装予想は8弾。サファイアを止めても次はコイツです。
 
 極神編期に出たスーパーデッキ限定収録のゴッドからヘヴィデスメタルもロスチャゲートのコンボを搭載する擦り事が想定されています。
ヘヴィは闇5コス5000でCipで自分の1体を破壊すれば相手は1体破壊に加えてなぜか、破壊効果使用時に1ドローがくっついてくる強力な除去能力。そしてこのヘヴィ、種族にドラゴンがあります。ALLならゾルウェールで回収してもう一回能力が使えるドンというCipループによる爆アド製造マシーンで単体でも強力(デュエプレならガルザークのハッピーセット付きとなっております)
メタルは若干おとなしいもののスペックは7コス7000で1ランデスとクロスギア破壊。デュエプレにクロスギアは存在しないので別の能力が付く可能性ありと危険な予感がします。また1ランデスもバジュラ同様ランダム化して弱体化はするでしょうが、1マナ破壊によって先手後手を入れ替えてゲームを有利にしてくれます。
そしてヘヴィとメタルがリンクすると12000のTBで相手獣は全てヘヴィメタルに特攻しなければならないという不落やフィオナが泣いてその能力をくれという防御力を獲得します。この攻撃誘導、攻撃しないという選択肢は無く相手の11500以下はバトルゾーンに存在することを許しません。
そして破壊神デスは闇火11マナで11000のSAでWBと単体では弱そうですが、その真価はヘヴィメタルとゴッドリンクした時。トライ・G・リンク達成時に相手のゴッド以外を全て破壊。更にワールド・ブレイカーを獲得し、更地になった相手を絶望させます。加えて選ばれないアンタッチャブルで除去耐性付き、そしてリンク中なのでもちろん攻撃誘導能力もしっかり発動、返しのターンに逆転の望みをかけて召喚されたクリーチャーに絶望的なパワー23000の壁が立ちふさがります。つまりトライ・G・リンクしたら除去能力付きアポロヌスです、そして一番出しにくい破壊神デスはロスチャゲートで簡単に盤面に降臨可能、ヘヴィとメタルで相手の足引っ張った後にゲートからデスが出れば相手は投了するしかありません。

 次はロスチャゲートををメインとはせず、保険としての採用が考えられるゴッドです。そいつは超絶神ゼンと究極神アク、通称”ゼンアク”です。
 単体ではゼンが光自然7コス8000でブロッカーのWB、アクが水闇7コス9000で自分のゴッドは破壊時手札に戻せる能力付与です。そしてゼンアクとしてのリンク状態ではパワー17000のTBで攻撃時相手獣1体破壊、ターン終了時アンタップ、ブロッカー、破壊時手札に戻るという驚異のスタッツを獲得します。除去耐性付きですがハンデスに対する保険としてのゲート採用が考えられる驚異のゴッドです。

 以上のようにサファイアを規制したとしても後釜のやべー奴の実装は2021年中に全部来ると想定できます。何なら破壊神デスは魔改造で出しやすくなる可能性がある(デスフェニやアポロヌスを環境レベルにした運営が目を付けないわけがない)。これ以降もロスチャゲートでやばそうなクリーチャーは有象無象にいるのがデュエマです。サファイア1枚規制したところで意味がありません。

お次ロスチャゲート及びサファイアにメタ&対抗部門です。極神編は一部の強カードによる大怪獣決戦なのでサファイア君を容易にメタり打ち倒せるクリーチャーがいます。↑の奴らでも十分だろとお思いですがご安心ください、まだいます。

 まずは聖鎧亜クイーン・アルカディアスと現TCG版でもいまだプレ殿の聖鎧亜キング・アルカディアスの夫婦ロックです。クイーンの能力は多色以外の呪文を封殺します。キングはなんと相手は多色獣以外を場に出る代わりに墓地に直行させます。で、キングのロック能力、単色相手ならアルファディオスよりロック性能が高く、メタモルフィースやインフィニティ・ドラゴンのみ倒しも封殺します、貫通できるのはマッドネス能力発動のみ(手打ち不可)という反則能力でキングはプレ殿に行きました。そしてこの夫婦のロック、アルファディオスと違い相手のみのジャイアンルールです、なので夫婦のお供の単色クリーチャーや援護の単色呪文は普通に使えます(頭おかしいですね)。進化獣なんだから種が大事だろと思ったそこの貴方、安心してくださいこの夫婦、種は多色獣なら何でもOKです。ゴンタでもOK、アクアポインターでもOK、ドナやウォルポニカもOK、アウゼスやバルホルス、ザーディアでもOKという超絶ユルユル条件で構築に白黒が入って多色獣がある程度搭載出来ればあらゆるデッキに投入を検討できます(驚きの汎用性)。

 プレ殿のキングは無理だろ、闇鎧亜キング・アルカディアスは弱いからこっちを実装すれば問題ないだろと思う方もいるかもしれません。そうじゃないです、TCG版で闇鎧亜が弱い理由は踏み倒しメタ能力は場に出てから破壊&召喚は止められないという点で現代DMではメタにならないから。しかしデュエプレではそんなやべー奴(GR)の影も形もないので踏み倒し獣破壊(着地はするからCipやPigは使える友情仕様)と単色獣のコスト+5でも十分に強力な能力です。調整版でも手打ちを抑止し、ゲートサファイアを止められます、事前の除去は必須です。
しかし、除去が必要なことはキングアルカディアス側は想定済みです。呪文中心の除去デッキなら先にロスチャゲートでデルフィンor種を共有してるクイーンを先に出すだけ、クリーチャー主体ならキングからという驚異の対応力でサファイアやその他多数のデッキを虐殺できます。
対抗策はだた一つ、多色カードを使う、これが一番有効です。という事で種は裁きで一掃しましょう。出されたら宝剣でぶった斬りましょう。ビート速攻系なら殺られる前に殺りましょう。
 
 お次は暗黒凰ゼロ・フェニックス闇火7コス11000のWB。こいつはデスフェニックスの転生版(背景ストリーでは復活版)、という事で能力はもちろんシールド焼却。進化元は焼き鳥とゾンビ竜から闇と火のクリーチャー1体ずつに超緩和。なのでジェニー&ガレックから進化可能、他にも闇枠はポインターでもOKなどなどコスト増加で出しにくくなった代わりに種の条件緩和でコントロールのフィニッシャーとして使いやすくなりました。そしてデスフェニの場を離れた時能力もしっかり継承、オールハンデスから2ハンデス、2ランデスに変わりました。ハンデス枚数は減ったもののコイツがいる盤面で果たして相手の手札は何枚か?考えればおのずと答えが分かります。追加された2ランデスハンデスで落としきれなかった手札のカードを使わせない抑止力として機能し、デスフェニ同様、環境にやってきます。

 最後は3神、ゴッドリンクで横に際限なく広げられる5元神のうち闇火自然のゴッドで構成されるやべー奴、単体でのスペックはこんな感じ。
黒神ダーク・インドラ闇6コス4000、能力は攻撃こいつにリンクしているゴッドの数だけ相手はクリーチャーとマナを墓地に置くと破壊されたら他のゴッドを1体サルベージする。
炎神フレイム・アゴン火5コス4000、能力はアンタップキラーとこいつにリンクしているゴッド1枚につきPA2000。
地神エメラルド・ファラオ自然6コス6000、能力はアンタッチャブルとコイツにリンクしているゴッド1枚につき1枚ブレイク枚数の追加。
で、この3体がリンクするとP14000でPA4000、選ばれないアンタップキラーで殴るたびに相手はクリーチャー2体とマナ2枚を破壊されるTBというバケモノになります。
対策はリンクさせなければいいんだから簡単簡単と思ったら大間違い。ファラオから出せば選ばれない能力で普通の除去は効きません。のんびりしているとあっという間にリンク完了、殴り殺されます。選ばれないアタッカーは脅威の一言、その降臨は来年の夏から秋、覚悟しておきましょう。

とまあ、こんな感じでサファイア1匹規制したところで何がどうなるんだ?なやべー奴はほぼ全員不死鳥編~極神編のスターカード、未実装という事はほぼありえません。ついでに進化GVのフェニックスも全体除去のネプチューンだの確定除去のプルートや大量展開のビッグバンが控えているという現実。デュエプレの来年は今年を越える大☆怪☆獣☆決☆戦☆間違いなしです。
そしてこのうちデルフィン、ゼンアク、夫婦ロック、ゼロ・フェニックスはもれなくバリューセット感覚でハンデスを使います。夫婦ロックは種が多色という事で同時実装の5コスのベガ(1盾追加1ハンデス)はタージマルらの併用でイニシエート軸構築が生まれ、トリプルマウス(1ブースト1ハンデス)は次ターンに夫婦どちらか降臨可能と相性が良いです。一方のゼロフェニックスは息を吸うようにジェニーとガレックを搭載して無慈悲に反撃の目を摘み取ります。そして当然の如く両者の青入り構築ではポインターがドロソ&妨害&種という一人三役を完璧に勤め上げます。
なので来年1年を通して開幕するこのデュエプレ大怪獣決戦、Newはいかに相手より早くこのやべー大怪獣を出すかという大味な勝負が繰り広げられ、ALLはハンデスを絡めて足の引っ張り合いが白熱します。多分どっちも傍から見ている分には面白いでしょう、しかし皆さん決闘者、当事者として使い使われます。
じゃあ、他のカードに人権ねーのかよとお思いですがご安心ください、あります。ジャックヴァルディやエンペラーマルコといった強力な進化獣にSAのボルシャック・大和・ドラゴン、除去カードとして強力なオルゼキアも実装予定、連ドラやデーモンコマンドコントロール、各種ビートダウンや速攻に活路はあります。
 
まとめるとサファイア1枚を規制したところで何も変わりません。むしろTCG版ではサファイアとコイツ等は戦った事がありません。という事で壮大な実験的な環境が本格到来します、このような大怪獣決戦でサファイア1体規制したところで意味がないといった意味はこういう事です。
一方でゲートは若干危ないです。というのもデルフィンはボルバル同様先出し=圧倒的有利を生み出します。ビート対面なら大した脅威ではないですが問題なのはコントロールミラー、後出しNGになるのでヘイトを集めることが想定されます。デルフィンやクイーンでメタれるとはいえ非進化大型獣に圧倒的な利点をもたらすゲートは来年1年、サファイア系以外にも様々なデッキに搭載され、早期に出されるとやべー奴を出してきます。が、サファイアにヘイトを貯めている場合じゃありません、今はサファイアしか出してこない”というだけです。来年は”ゲートからいろんな奴らが出てくる”年になります。なので調整を入れるならロスチャ→ゲートになるのでは?と思っています。

 またゲート実装によって雑に探索&コスト+2で調整できると運営が判断するとゲート同様TCG版ではレ殿の母なる大地とミラクルとミステリーの扉の実装が現実的になります。
 大地は探索化で構築が大変になり使われないという未来もなくはないですが探索でヒットした際の上振れ値は圧倒的です。この探索化に対応すべく運営が変な調整をすると産廃orぶっ壊れになる可能性が非常に高いです。

 もう一つのミラクルとミステリーの扉はいわゆるガチャカード、運ゲーだから上振れたらの話でしょとお思いですがそうではありません。デッキ内を受け札とマナ加速を呪文で固め大型獣満載することでミラミスを使われた側は現デュエプレでもサファイアかデルフィンかベルザローグかの択を容易に突きつけることが可能です。更にオマケのようにくっついているST(何であるんだか…)によって最大上振れ値は1コス獣に殴られてのトリガーで最速2T目サファイアやらデルフィンが着地という驚異の対速攻性能、普通は速攻>ビッグマナのパワーバランスをミラミスとその他やべー奴ら(ポジトロン・サインとホーガン)によって速攻<ビッグマナに変えてしまい無事温泉送り。頼むぞ運営、大地やミラミスはプレ殿カード、雑な調整したらぶっ壊れになるんだからまともに調整してくれと願う初詣もありでしょう。
 ゲートの実装はこのようにデュエプレの今後を変えてしまった可能性があります。7コスはかなり強めの調整なので他のカードがコレに合わされるのは環境が魔境と化す十分な要因になり得ます。果たしてNewの環境は1年耐えられるのか?と問われると結構危ないです。
個人的にはゲートを放置するなら非進化獣の優遇が過ぎるんじゃないかな?と思うので大地や紋章の調整版を出すよりかは母なる星域を実装して進化獣にメリットを与える方がよいと思っています。
 
 最後のまとめですが今回紹介したカードが運営がサファイアに忖度して変に弱体化(キングはプレ殿なんで弱体化してどうぞ)しての実装でないならサファイアを調整する必要はありません。コイツ等を実装しないor糞雑魚カードにしてしまったら問題にします。でも、コイツ等当時のTCG版のスターカードたちです。実装しないという選択肢はありえません間違いなく目玉枠で実装してくるでしょう。現状はィニッシャーやゲートの候補がサファイア一択なだけです。来年1年間で回の紹介カードが順当に実装されていけばサファイアの採用率は自然と減るでしょう。とはいえ強力なカードですので見ないという事はないと思います、また”勝てない”カードではないので流行り(YouTube等のデッキ紹介)でどれが紹介されるかなどの部分が大きいのでは?と思っています。
 以上今回の考察は今後の実装カード予想からみるサファイアの未来でした。今後も不定期で考察やデッキ紹介などをしていくのでTwitterからもチェックできるのでよろしければフォロー、いいね、リツイートをよろしくお願いします。皆さん来年もよいお年を~