9弾EX実装カード紹介&予想その2

前回のサバイバーは実装が楽しみなギミックで感情面ではワクワク度は120%なのですが強さとかを考える理性の面では期待度0%と極端な評価になっている不遇好きです。
そんな不安を吹き飛ばす期待を抱くのはそう、PVで登場した残りのカードたちです。早速見ていきましょう。
 と、その前になぜ9弾EXの事前予想記事をPVが公開される前に書かなかったのかを話します。といっても理由は簡単なものが多数。一つはサバイバーというギミックのカードは種類が多く9弾EXか10弾に入るか分からなかった事。多色を含む赤のSRカードの実装が渋滞を起こし始めており予想が難しい。他、単純に候補カードが少なく、8弾EXと9弾の時に実装予想して実装されなかったカードから再度予想にいれる必要があるカードが多いなどの理由でPV後に書くことにしました。



 9弾の多分目玉の一つであろう5色カード。ラスト・バイオレンスの紹介の前に5色カードのルールの確認から。
この5色カード、TCG版の仕様ではマナの数字の部分が0となっています。なので5色故に使えたらすごく強いスペックを持っている代わりにマナに置いた際は0マナ扱いとなります。一応文明の支払いだけは可能なのですが5色1枚+1枚のマナをタップしても1コスのカードしか使えません。このため恐らくデュエプレでも文明のみ解放、マナの総数は増えないというルールになると思われます。他ルール面ではマナに置かれたカードの枚数を参照する場合は5色も1枚とカウントされます。
仕様が分かったところでラスト・バイオレンス本体のスペックなのですが、唱えられたら超強いという5色らしいカードです。盾追加、単色獣確定除去、多色獣をサーチ(デュエプレなら探索)、単色マナ2ランデスとシンプルに1対5交換が可能です。
じゃあ、デュエプレに実装するなら?を考えると流石に2ランデスは危険かなと思います。ミルドガルムス、宝剣、ラストバイオレンスで5色ランデスを成立させるのはちょっと危険な感じがします。ただ、この危険な感じというのは環境のバランスというより、感情面でヘイトが集まりやすいという強さとは別の問題になります。この辺は開発・運営がどう考えているかでスペックに多少の変更はあるかもしれません。
という事で入るデッキは無論5色のコントロールデッキ、ランデス主体だけでなくとりあえず5色のデッキに1,2枚は入りそうです。ただ、このカードに限らず5色のカードはマナの総数を増やせないので積み過ぎとマナ加速カードを使った際のマナ落ちで5色が埋まるとマナ加速したことにならないという2点に注意する必要があります。



ラスト・バイオレンスは強いのならパーフェクト・アースはというと能力が自分の盾が全てSTになるだけなのであんまり‥‥といった感じです。ST化によってプレッシャーにはなるのですが結局、除去してから殴ればOKなのでわざわざ5色にしてまでパーフェクト・アースを使う必要がちょっと薄いんですよねぇ‥‥
なのでデュエプレ版ではST化と何かしら相性がいい能力が追加されると思っています。というより追加してください。盾追加からのSTが使用可能になった盾回収などを足さないと使う意義を見出すのが難しいので。
他、いくら盾がST化してもSTとして使えなければ意味がないのでサファイアの焼却やキング・アルカディアスやクイーン・アルカディアスのロック能力は天敵となり得るので使う際はこれらのカードへの対策を考える必要があります。




目玉SRの1枚となるであろうボルフェウス・ヘヴンなのですが、進化種がアーマード・ドラゴンとエンジェルコマンド2体からと重たい種族からの進化Vとまず出すのが大変な1枚。とりあえず進化元は軽量なのがデュエプレには多数いるので問題の1つは解消、なんなら全ドラゴンを種にするくらいの改造はやりそうです。で、肝心の能力はというと、ボルメテウス・武者成分の除去能力は役には立つもののオマケで本体はCipで手札から白か赤の呪文を唱えられる能力。コスト制限がないので単色だろうが多色だろうが白か赤が含まれていたらなんでもOKです、強そう。
じゃあ、何を唱えるのか?なのですが、裁き、天門、フォートレスや上のラスト・バイオレンスなど候補は多数です‥‥が、じゃあそれを唱えたら強いのかというと‥‥うん、あんまり強くないんだよね‥‥理由は単純で進化Vするくらいなら普通に手打ちで唱えた方が強いから。進化Vしてまでするのなら現デュエプレではゲームを終わらせるだけのスペックが求められている現状で上記の呪文を唱えてもゲームに勝てないという致命的な欠陥を抱えているんですよね‥‥ラスト・バイオレンスで爆アドを稼いでも結局殴るという工程が必要だったり、リンクしたゴッドは除去できないなどの欠点がある。
そしてボルフェウス最大の欠点‥‥そうロマン要素がTCG版より弱い事。



そのロマン要素を担うティラノ・リンク・ノヴァがデュエプレには存在しないことが最大の壁なのです。このティラノ・リンク・ノヴァ、14コストを軽減するシンパシーとかはどうでもいいんですよ。赤の呪文なのでボルフェウスで踏み倒すので関係ありません。重要なのは効果で相手の盾を全てブレイクできるという超絶効果。相手の盾が何枚あろうと全て叩き割ることができます。無論そのの代償として割られた盾のSTは使えます。使えますが逆を言うとSTが無かったらボルフェウスで殴って即勝ちが狙えるという最大級のロマン砲になりえるのです。
この最大のロマンがデュエプレでできないというのがボルフェウスを使う意義を失わせているんですよ。撃てば勝てる可能性があるというロマンには天門を撃てるとかでは勝てんのですよ。
前に未実装カード紹介をした時、その中でコンボ用カードが少ないと書きましたが、こういう時に必要になるからたとえ実装時点で使い道が無くても後々化ける可能性があるんですよ。堅実&真面目インフレ路線をとった結果の代償がコレなんですわ。
という事でベタにボルフェウスを実装するなら、中途半端なロマンカードとして微妙なカードで終わってしまうのかなと思ってしまっています。だって、ドラゴン2体から進化させるなら後1体足せばクソ軽いコストでアポロヌスが出てきて意味不明なワンショットを決められるんですよ‥‥何度でも言いますがティラノ・リンク・ノヴァを実装してください、話はそれからです。
ただ、ティラノ・リンク・ノヴァが9弾EXで実装されるのかと問われると結構厳しいんですよね‥‥なので現状、魔改造なしならボルフェウスのデッキは準赤単構築にして手打ち&ボルフェウスでフォートレスを撃って勝つカジュアルデッキ止まりな予感がします。




 PV最後の1枚はゼロ・フェニックス、デス・フェニックスのリメイクカードになります。7コス11000と大型化し盾焼却はそのままに場を離れた時の能力がオールハンデスからセルフ2ハンデスと2ランデスに変わりました。そして、進化元が黒1体と赤1体の進化Vに変更されました。鳥とドラゴンの縛りから解放されたためデス・フェニックスよりコストの重さを考えなければ格段に種の選定が楽になりました。

Q、種の自由度は上がったからコイツは活躍できるよね?
A、ゲートサファイアより自由度が低く、そのゲートサファイアが現環境で下火なのでお察しください

7コスの進化Vという事でどうしても盾焼却を考えるとゲートサファイアが比較対象になってしまうんですよね‥‥ビューティシャンやジャック・アルカディアスが良く使われる中でブレイク時の盾焼却を通すのが難しい上にWBなのでサファイアより殴る回数が多いというのは相当厳しい逆風です。というかTCG版ではサファイアがプレ殿していたのですがデュエプレではサファイアが4枚使える中でゼロ・フェニックスをあえて使う意義が無いんですわ。
加えてNDだとTCG版では種の常連だったガレックがスタン落ちしているという追い打ちが待ち構えているという現実。オリカでもマルドゥクスがいないなどの影響が大きいなど、サファイアの存在も含めてデュエプレの仕様に嫌われているような気がします。まぁALLなら使えるのですが、7コスの盾焼却進化V獣をフィニッシャーに据えたデッキがランクマで居場所があるかというと‥‥‥‥
という事でデス・フェニックス同様各種魔改造やデザイナーズコンボ用のオリカの実装が施される可能性が高いです。後は再録枠でガレックがあることも重要になりそうです。ここまでやってようやくゲートサファイアと同じ土俵に立つ権利を得る止まりなんですよねぇ‥‥


とまぁPVで公開されたカードたちをザックリまとめます

サバイバー:横並べする&刻むビートダウンデッキになる可能性が高く、現環境の汎用メジャーカードに死ぬほど弱い。

パーフェクト・アース:相性がいいカードの実装や本体スペックの改造は必須

ボルフェウス・ヘヴン:ティラノ・リンク・ノヴァの未実装によってロマン要素が弱体化、真面目に使うとアポロヌスという壁が厚い

ゼロ・フェニックス:ゲートサファイアの壁と進化Vで種の除去に弱い点が課題

とまぁ、PVを見てモチベーションが上がらねぇという理由は上のこれらを想像できてしまったため。6月頭~つい最近まで更に修正来ねぇかなぁってぼやいていたのはコイツ等が7弾や8弾のインチキカードに勝てる要素が無い事が予想できてしまってたから(同じことが10弾にも言えるのが悲しい)。
ちなみにPVのカードの中で強そうかなと感じたのがラスト・バイオレンスだけだった‥‥現状、ランクマッチを考慮しないのならすごくワクワクするんだけど、ガチ対戦を考えるとPVのカードたちを主体としたデッキが活躍できるかを考えるとどうしても”え~‥‥テストプレイは大丈夫なんですか?”という疑問が出てこざるを得なかったというのが情熱の低下の理由です。

以上で9弾EXカード紹介その2を終わります。