カード修正に関して

現デュエプレ環境、NDの悪いところが出ているなぁと感じます。カードプールが限られる以上強いデッキによる寡占化が起きやすいだろうというのはNDが始まった時から想定していました。一方ADは開発の目を逃れた想定外カードとのコンボによって環境が‥‥というのを想定していました。

で、結果の12弾環境はご覧の通り。不遇好きの勘ではADの方が先にやらかすだろうなぁと思っていたらNDの方がピンチになるとは思いませんでした。まぁデュエマの限定構築戦らしいと言えばらしいです。デュエマで記念すべき初代限定構築戦は転生編+コロコロドリーム限定レギュでサファイア地獄の始まりを作ったのですからね‥‥

とまぁNDの方が種々安心というのはデュエマでは通用しないんです。現デュエマも超次元・GRのあるなしでレギュレーションを分けていてブロック構築は流行っていいなかったりします。この辺はおいおいまた記事にしようと思います。

 

 

前回、殿堂ナーフカード予想をしたら週末の公式生放送での情報公開、その数日後にカードの修正発表が告知されました。2月末にあるだろうなと思って前回の記事を書いたので読みは当たったかなと思います。

修正の内容に関しては下方修正はほぼ予想の範囲内でした。スーパーデッキや12弾のカードは強くても修正できないよなぁ‥‥という前回記事の内容が恐らく開発の中で会ったのでしょう。一方で上方修正多いなと感じました。という事で個別に見ていきます。

 

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まずは下方修正のレオパルド・ホーンから。前回記事でも修正予想に上げていました。ADの大会まで持つかなとも思っていたのですが13弾で実装されるであろうデスマーチによる黒緑速攻の強化を考えると今のうちにという事だと思います。理由に関してはまあまあといったところです。使用率はそんなものかなですが13弾環境は一躍流行する可能性があり、速攻という閉塞感とは逆方向の突発事故を頻発させるわけにはいかないですからね‥‥正直、文言にテクノロジー同様”今後実装されるカードとの相性を加味して”があってもよかったのでは?と思います。

           

修正内容は不遇好きは1枚制限かなと思いました(紙の思考ですね)が内容はG0条件を難しくするというものでした。予想は外れましたが妥当なのではないでしょうか。手札消費の激しい速攻で1体要求値が増えるのは結構な負担なので。

とりあえずこの修正で黒緑速攻は普通の速攻デッキに戻るのかなと思います。アニマベルギスを使って高速高打点を形成して殴り切るTCG版と同じ感じになりそうです。強いかは‥‥13弾次第では環境上位に戻ってくる可能性は大いにあると思います。

 

今回の下方修正はこれだけでした。他のカードたちがなぜ修正を逃れたのかに関して軽く不遇好きの意見を述べておきます。前回の記事で言った事と大体同じです。

 

青赤剣誠:スーパーデッキのテーマになり新規に無料配布した手前、今修正するのは速いと判断された(スーパーデッキが無ければ修正の筆頭候補ではある)

 

NEX&キリコ:新弾実装直後環境なのでスルーだと思われる。後は僕らのテンプレ構築完成が速すぎたともいえそう‥‥キリコはもうちょい踏み倒され先の択があるだろうと開発は思っていたがこの速度でサファイア一択は不遇好きも想定外。NEXはまぁ新弾でどうにかなるでしょうと不遇好きは高をくくっています。

 

ギフト:そろそろなんじゃない?と思っている。13弾実装時や次の大会終了後に修正されても全然おかしくない。

 

 

次は強化というより調整組です。

まず、テキストだけで告知された神歌の星域なのですが、カードテキストが変わるだけで効果は変わらないそうです。これまでサイレントで修正してきたのですが今回は告知がありました、何で何ですかね?挙動に問題があるわけではないので意外と言えば意外です。

 

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調整2枚目は西南の超人でした。内容は身代り破壊置換の効果対象を西南以外の他のジャイアントにしてパワー0以上の時とするというものです。妥当な修正だと思います。当時のTCG版と比べてパワー低下カードが使われているのでパワー低下で西南の超人全滅は問題なので。

ちなみにTCG版ではこの身代り能力は”セイバー”としてキーワード能力化してテキストの簡略化がされています、何でデュエプレではキーワード能力にしなかったんですかね(7不思議ネタになりそう)。またTCG版では任意発動なのでパワー0以上と西南の超人以外という一見すると分かりにくそうなテキストくっつけなくて済んでいます。

文句を言うなら弥太郎・パッピ―の時と同じ時に修正しておこうよと言いたいですね。他、パワー0以上の時という限定を付けないと甚大な被害がでるカードはまだ残っているのでそちらもさっさと修正するべきだと思うんですがね‥‥使われていないのが多いからあんまり気にならないが‥‥

 

 

最後はアッパー調整組、今回は枚数多かったです。ただ、上方修正をもらったからと言って使われるのか?を考えるとうーん‥‥と首を捻るのも多いと感じました。

 

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1枚目はドルゲユキムラ、修正内容はシンプルにパワーがTCG版と同じ17000に上がった、それだけです。

結構賛否が割れていますが不遇好きとしてはドルゲユキムラをアッパー調整するならパワーしか弄れないと思います。G0での1体制限の撤廃はツヴァイの二の舞になる可能性がある、TCG版のようにマナ埋めがアンタップは西南と合わせて異次元の展開力を生み出した無限ループに悪用されたりするのでTCG版に戻すわけにはいかないです。この辺はデュエプレでバウンスを相手限定にするという事に繋がっています。

このパワー上昇で何が変わるのかというと現デュエプレで13000ラインに一方を取れるのた強化と言えば強化なのですがそいつらに殴り返ししている時点で敗色濃厚な可能性高いんですよね‥‥ライジング・NEXに至っては何かできてきますからね。明確に役立ちそうなのはゼンアクと相討ちが取れて2回ブロックされないくて済むあたりでしょう。もしくは今後13500~17000ラインの大型ブロッカーが実装された際に役立つのかなと思います。

個人的にはジャイアントのテーマが強化されるのは嬉しいがドルゲユキムラのパワー上昇かぁ‥‥と思うところはあります。現環境を見たらサルトビの能力をTCG版と同様に手札交換と墓地からのマナ加速を同時に使えるようにするアッパー調整でもよかったのでは?と思います。

 

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実装当初から8コスは重く使われていなかったスカルムーンも上方修正されました。神羅が-1コスされ7コスに、羅月の破壊能力が相手依存から最大パワー獣に変更、神羅は自身なら破壊置換が無制限になり純粋に強化されました。

ここまでやっても焼け石に水かなぁ‥‥と思ってしまいます。自身が実質破壊されなくなったので詰むデッキは詰むのですが、破壊されると何か出すライジング・NEXが環境に鎮座しているのでマナ送りや盾送り除去の重要性が高いままで能力が受け身な事と相まってイマイチなんですよね‥‥後はコスト7でも重い、羅月の能力でBロマノフサポートも5マナあればヴィルジニアでBロマが出る、破壊耐性もグールジェネレイドで疑似的に用意できるので不要と就職先はないままかなと思います。後は種族ですね、ダークロードは覚醒編ぐらいまでしかプッシュされなくて、それでもデーモン・コマンド優遇されている影響をモロに受けています。

この修正で使い道があるとすれば両形態共に最大パワーの相手獣をオートで破壊対象に取るのでヘヴィデスメタルに強く出られる点でしょうか。タップ状態のHDMや自爆特攻でHDMをほぼ確定で取れるのでそれ目当てで使う用途はありそうです(でもそれって本来の用途かなぁ?)

 

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最後は2コス進化獣軽減サイクルが全員究極進化のコスト-1を追加されました。自身の文明限定ですが究極進化獣は合計でコスト-2されます。強化されてどうなの?に関しては個別に見ていきます。

 

・ラジューヌ

:修正告知にある通りサンダー・ムーンの使用率は悪くない。またサンダームーンのデッキは手打ちする場面も考慮すると速度より耐久力を求められているので強化されても使われないだろう。一応今後白騎士プッシュと白騎士の究極進化(アホみたいにクッソ弱くてザガーン以下という評価の)実装の可能性もあるが天門みたいなデッキになりそうなので使われるビジョンは見えにくい。

 

・アクア・エボリューター

:多分唯一の勝ち組、2コスエボリューター→3コスアンドラージ→4コスブリザード・ムーンが可能になる。アンドラージの部分は1コスでウェバリスを出せばアスティマートでも可能とルートも複数ある。アンドラージもアスティマート(山札に戻る可能性もあるが)もドロー能力を持ちブリザードムーンを引き込める可能性を高めてくれるのもグッド。ブリザードムーンの過剰ドローも8投入できる1コス獣によるマーキュリーの進化速攻として活用したりクリスタル・アックスで追撃等々、ツヴァイのないツヴァイデッキという外観ではあるが現デュエプレ環境でワンチャンスあるデッキになりそう。

 

・ラヴァ―ㇽ

:死神にスカルムーンが入るというのはTCG版を考えるとかなり怪しい。エボリューターのように種族を生かしたいが黒ドデビルの進化獣は悪くないが使われなかった。死神軸もデモコマ軸、パラサイトワーム軸だったりと究極進化を狙う事をTCG版ではしなかったので後々使われる可能性は低いか?

 

・B‐BOY

:とりあえず究極進化先をください。それでもドラグムーンは種族にドラゴンがあるのでドラゴン&鳥軸で組んだ方が使えそうという悲しい現実。正直コイツに関しては究極進化より4コスの進化ヒューマノイドの方が欲しい(スタートダッシュバスターが3周年以降っぽいのが辛い)のでオリカなり先出しカードなりください(なおエボリューターは先出しカードもクッソ強い模様)

 

・ケットウ・チューリップ

:ラヴァ―ㇽとB‐BOYの悪いところが合体してしまったどうしようもない悲しきお花。野菜のプッシュ無し‥‥というかチューリップって野菜なのか?という常識に挑戦から始まっているのはヤバい。13弾以降で野菜プッシュ求む。正直オリカで種族ビーストフォークの軽減獣作った方が良かったんじゃね?と不遇好きは思うのでとにかく野菜プッシュで野菜の進化獣が実装されて欲しいところ。幸いTCG版では野菜の進化獣は意外と豊富なのは救い。

 

 

修正内容に事態に関してはこんな感じです。後はNEX強すぎじゃね?に関しては次回記事内容の13弾実装カード予想から先出しでカードをいくつか挙げておきます。

 

 

まずは青単サイバー関係からこの2枚。

テンサイ・ジャニットは3コスで3マナ以下を1体バウンス。ニンジャ・ストライク未実装につき実装されなかったがサルトビ同様ST化して実装してもよいのでは?と思います。コストとバウンス範囲でコッコ・ルピアを戻してNEXの展開を遅らせます

もう一枚はエンペラー・マリベル、攻撃時にMBで1体をバウンス、進化獣なので即座に能力が発動可能、各種ルピアを戻しつつビートダウン出来ます。

この2枚とマルコのバウンスがあればNEX相手に戦えるっしょと不遇好きは思っています。ギフトからの展開は止められませんがコレはギフトが悪いので‥‥パラダイス・アロマがスタン落ちしているのでNDの青単サイバーはバウンスで時間を稼いでマルコやマクスウェルZで〆る中速デッキになるのかと予想しています。キルターン6~7T目の中速なら早いって文句は出ないでしょう。もちろん最速速攻構築も生まれると思います。

 

お次は白騎士勢から2枚。

 

ヘブンズ・ゲートが今年使えないのは恐らく白騎士ゲートを使ってくれよなという事だと思うんですよね‥‥TCG版の白騎士ゲートは1体しか出せませんが進化獣も出せます。デュエプレでは非進化2体と天門化するのかそのままなのか注目です。そして踏み倒し先の白騎士もオービスγのようなカードをオリカで出せばなかなか強力な壁になって各種ビートダウンを止めてくれそうという期待感はあります。

もう一枚のHEAVNは白では珍しい全体除去、すなわち出せばNEXの殆どのクリーチャーは盾に沈みます。盾送りなのでライジング・NEXの破壊された時の踏み倒しも不発です。白騎士ゲートがTCG版と同じならSTから実質白バロムがでるという事になります。よしんば非進化2体になったとしても白騎士ブロッカー2体で足止めした後手打ちで出せばいいだけです。13弾注目のSRカードになりそうなスペックを秘めています。

他にも白騎士の進化獣にはターン中最初にタップされた時アンタップして2回攻撃や2回ブロックを可能にするコバルト・ウルフェリオンもいるので対ビートという観点からは多少のオリカを出せば現環境で十分戦えると不遇好きは思っています。

 

不遇好きが考える対NEXの主戦力はこんな感じです。このへんを強く見せるにはNEX等の素直なビートが強くないと駄目なのかなと思います。逆にコントロール環境だと露骨に白騎士はイマイチで、青単サイバーは高速化しそうですからね‥‥

他、面白いところでは神化編ではパラサイトワームがプッシュされました。ナーガの魔改造で先出ししたドレインワームを再録、ブレードワームと合わせれば各種ルピア除去は可能なのでその先を作るカードを実装してくれればNEX相手にもワンチャンあるデッキが生まれそうなんですよね‥‥魔改造なりオリカなりで強いワーム進化が登場すればワーム除去ビートも行けそうな気がします(不遇好きはナーガを考えてスタン落ちと他対面が無理そうでガッカリしたのでワーム強化待っています。)。

 

このへんを13弾で出す予定なのかなと不遇好きは思います。コレでNEXを抑えて環境の適正化をする、次弾で不遇好きが期待している事です‥‥コレ去年も同じような事を言っていました。

で、去年の8弾はというと不遇好きからすると心底ガッカリしました、いろいろな意味で‥‥8弾と8弾EX環境はハイブリット種族最強決定戦でハイブリット種族のデッキたちによるメタの張り合いを期待していたのですが8弾から極神編の要素が入ってしまい極神編のカードパワーの前に蹂躙された環境というのは周知のとおり、不遇好きはいまだに根に持っています(いろいろな意味で)。

という事で13弾で最もやってはいけないことは覚醒編に進んでしまう事を不遇好きは恐れています。まぁEX弾廃止と上述の通り露骨に実装カードの順番を調整してきている感じなので今年は大丈夫だろうと期待しています。まだデュエプレでプッシュされていない神化編の要素はちゃんと調整してしっかりカードを出せばNEXと互角以上に戦えてメタを張り合えると思います。13弾環境は神化編の各要素がそろい踏みしてNEX、サイバー、白騎士、死神、ゴッドたちによる拮抗した環境になって欲しいと思いますし、それができるカードはTCG版にあるので開発はそうなるように調整して実装してくれると信じています。

間違っても去年みたいに次のシリーズに進んで超インフレなんてことにはなって欲しくないです‥‥神化編の落とし前は神化編のカードで去年の失敗の反省を生かしてほしいです。

今後も不定期で考察などをしていくのでTwitterからもチェックできるのでよろしければフォロー、いいね、リツイートをよろしくお願いします。