五等分の花嫁コラボも始まり、新規勢が増えていると信じています。で、新規勢が情報を集めようとするとデッキの構成色を顕すカタカナ用語だったり何だったりが分からないと今後もデュエプレを楽しめないだろうと思い、今回は不遇好きがデュエプレ俗語をピックアップして事典的にまとめようと思います。
加えて15弾PVが公開され、新弾情報でも俗称は当ブログ内外でも使われ続けるので参考になれば幸いです。
・MTG
世界初のトレーディングカードゲーム(TCG)Magic:The Gatheringの略称の一つ(他の略称はマジックなど)。デュエマは当初このMTGを題材とした漫画からスタートしていた。その後色々あってデュエマが生まれたので関係性としては姉妹作品。なのでデュエマのルールの多くはMTGを参考にされてるし俗称のいくつかはMTGから受け継がれたりしている。一方でデュエマからMTGに逆輸入されたものもある。
なんでこんな事が起きたのかというと開発会社が一緒だから。大雑把になるがデュエマのカード開発ははアメリカのWizards of the Coast社とタカラトミーの共同で行われている。
TCG版ではドキンダムXというカードがあるが、このカードのシークレット版は禁断文字と呼ばれる置き換え文字でテキストが書かれている。この置き換えは日本語ではなく英語なので文字を対応させれば英文になる。このことからデュエマの開発は英語で行われている(と思われる)。
・デッキの文明の組み合わせの俗称
MTGからデュエマで受け継がれた代表的なもの。プレイヤー間では文明で表すことは少なくてもっぱら色を使っている。直感的にも分かりやすいが光文明は黄色ではなく白(これまたMTGから受け継がれた)と割り当てられた。他の文明は見た通りの色なので分かりやすい(加えて自然は緑になって1字減らせる)。
分かりにくいのは3色以上のカタカナ語で全て元MTGの用語。蛇足だが3色のカタカナ語は00年代のMTG用語をそのままデュエマで使い続けているので現代MTGとは言葉が違うので注意。
一覧にするとこんな感じ
光水自然ー白青緑ートリーヴァ 光闇火 ー白黒赤ーデイガ
光水闇 ー白青黒ードロマー 水火自然ー青赤緑ーシータ
水闇火 ー青黒赤ークローシス 光闇自然ー白黒緑ーネクラ
闇火自然ー黒赤緑ーデアリ 光水火 ー白青赤ーラッカ
光火自然ー白赤緑ーリース 水闇自然ー青黒緑ーアナ(アナカラ―)
なんでMTGの用語を使い続けることになったのかというとデュエマで3色をの都合いいカードが少なかったから。白青黒はアクアンカラー、白赤緑はロマネ、黒赤緑はキリューとカードからくる用語が生まれそうだったが全ての組み合わせが埋まらなかった事もあり定着せずMTGの用語を使い続けることになった。結果デュエプレでもこれらの用語が引き続き使われている。
・ハンデス
カードゲームにおける手札破壊の俗称、使われると困るの代表。デュエマでは闇文明を中心にハンデスカードが多数ある。デュエプレでは初年度の夏に暴れ過ぎたためナーフされたカードがあり、以後はTCG版より弱体化して実装されることが多くなった。
・バウンス
カードゲームにおける場のカードを手札に戻す能力・効果の俗称。デュエマでは水文明の能力として割り当てられている。破壊よりも効果として弱く一時しのぎにしかならない一方でコストパフォーマンスに優れているというメリットがある。
TCG版では自分のクリーチャーを手札やマナに戻すことでループという極悪戦術によって環境の中心に鎮座する事が多々あった。という事でデュエプレではバウンスは相手限定という制約を付与することで安易に自分のクリーチャーを出し入れすることができなくなった。デュエプレでも去年の秋のゼロフェニックス専用デッキで暴れ散らかしたので妥当な判断である。
・ランデス
MTGではマナを生み出すカードは土地を使う。そこから土地破壊を英語化して略称にしたのがランデス。そしてそのままデュエマに受け継がれた。ハンデスより閉塞感を生み出しやすいという事でカードの種類はTCG版・デュエプレ両方ともハンデスより種類が少ない。能力の割り振りとしては赤と緑だがマナを手札に戻すのは青だったりセルフランデスが黒にもあったりと結構曖昧。
・マッドネス
ハンデスされた時に場に出る能力の俗称。もちろんMTG用語からの引継ぎ。現デュプレでは相手のターン中に誘発するタイプしかないが今後は相手の能力・効果で誘発するタイプが登場すると予想されている。
相手のターン中にというタイプは相手のターン中なら何でもOKなのでSTや自分のカード次第では能動的に誘発できる可能性があり”カウンターマッドネス”という専用デッキがある。
一方で相手の能力・効果で誘発するタイプは能動的に使えず純粋なハンデスメタとして使われる。
・リアニメイト
カードゲームを中心に墓地から場に出す能力の俗称。定番のコスト踏み倒し方法で墓地蘇生と呼ばれたりする。相手が能動的に墓地に大型獣を置くようならこの戦術を警戒しよう。流行るならメタカードが使われる。ちなみに墓地から手札に戻す能力はサルベージと呼ばれる。
相手の能力や効果の対象に選ばれない能力の俗称。出されると対処が困難。一方でクリーチャーで攻撃することはできる。また全体に効果与えて対象を取らない能力には無力と抜け道はある。デュエプレではこの二つに加えてオートによるランダムで対象を取る能力によって運任せではあるが対処できるようになった。
・デザイナーズコンボ
開発がこのカードとこのカードを組み合わせて使ってくださいと分かりやすくテキストに能力として書かれているもの。初心者としてはデッキが作りやすくプレイングが分かりやすいというメリットがある一方で上級社からは自由にデッキを作りたいのに作れなくてつまらないと言われたりする。
デュエプレではデザイナーズに関してバランス面で四苦八苦している節が見受けられ弱すぎたり強すぎたりな事になりやすい。
デッキ内のカードを全て異なる種類にすること。構築の制約上狙った動きが取りにくく上級者のお遊び要素が強い。デュエプレではデザイナーズのスペック向上も相まってガチ対戦で勝のは難しい。SPマッチという特別なルールで戦うイベントではよく選ばれるルールなのでCPU戦で練習する価値はある。
・ボルバルマスターズ
伝説のカード無双竜騎ボルバルザークによって環境が一色染め上げられてしまった悲しき出来事。TCG版では大騒動となりデュエプレでも悲劇は繰り返されてしまった。TCG版では直後にボルメテウス・サファイア・ドラゴンが環境を牛耳りサファイア地獄と飛ばれた。デュエプレの今後ではボルバルザーク・エクスという頭のおかしいカードの実装が控えておりTCG版同様の第二次ボルバルマスターズ開幕となるか不安視されていたりされていなかったり。
・モヤシ
破壊された時手札に戻る能力の俗称。由来はアクア・ソルジャーのフレーバテキスト”「もやし野郎のくせに、根性だけはたいしたもんだ」ーー喧嘩屋タイラー”から来ている。能力的には少々面倒な程度で強くはないが他の能力と組みあわさると化けることがある。ナーフ前の烈流神は他の能力と相まって強すぎた。「
・ライブラリアウト LO
TCG全般で山札を使い切って負ける事。デュエマでは山札が0枚になった瞬間に負けるというルールになっている。TCG版では相手の山札を削るカードが存在し環境に影響を与えている。陰キャ戦術の極みでデュエマ開発が目指すシールドを巡る攻防から逸脱しやすいためデュエプレではこれを助長するカードは未実装になっている。由来は勿論MTG。
・ループ
1枚または複数のカードを繰り返し使う事。大きく分けると2種類存在する。一つは毎ターン同じ行動ができる状況を作りアドバンテージを稼ぎ続ける事。
もう一つは同一ターン中に同じことを繰り返す事、上と区別するために「無限ループ」と呼ばれる。TCG版では手順の中にLOを誘発させたたり特殊勝利条件を満たせるようにしてそのまま勝つデッキが多数登場し規制する開発と生み出し続けるプレイヤーとのいたちごっこが続いている。デュエプレでも可能にはなっているが対人戦では制限時間などの種々の制約で環境に進出するまでには至っていない。
・デュエルとデュエマ
俗称ではないがデュエプレではあいまいになっている言葉。というのも決闘と書いてデュエル、決闘者と書いてデュエリストを読むのはMTGが(当然と言えば当然だが)最初なのだが、遊戯王もこの言葉を使い始め、MTGから生まれたデュエマも当初はこの言葉を使っていた。これらのカードゲームではデュエルスタート!の掛け声で始まるのは定番だった。
その後商標関連で遊戯王と衝突を避けのか?と憶測が入るかのようにデュエマでは開始時の掛け声がデュエマスタートに変わった。変わったのは2009年ぐらいでそれ以前の媒体、例えばデュエマ唯一のPS2ゲーム「 デュエル・マスターズ -邪封超龍転生-」ではデュエルスタートだったりする。
現代デュエマではその流れを引き継ぎデュエマスタートで統一されている。デュエプレでも公式番組はTCG版同様デュエマスタートだが、ゲーム内のキャラクターたちはデュエルスタート・デュエルというボイスが平然と使われており統一されていなかったりする‥‥(コナミと問題にならないという意味で)大丈夫だよね?それ以外の理由を考えると今後、勝太編のキャラクターをスキンで出す際にキャラ付けやボイスの被りを避けるためという理由がありそう。
とりあえずはこんな感じ。プレイヤー間の俗称で公式ではあまり使われることがないが、出演者がポロリという事は多々ある。ちなみに開発する人が知らないという事はあり得ないのであしからず。というのも公式の人で出てくる松浦元気さんもそうだが元々は1デュエマプレイヤーだった人がTCG版・デュエプレ問わず開発側に多数いることははっきりしているので知っている事は間違いない。
ここからは勝太編で登場する新規カードたちの略称を一部ピックアップして紹介します。というのもデュエプレ古参勢はTCG版勝太編をあまり知らないという事がありそうと新規勢以外にも知ってもらった方がありがたいから。加えて今後のカード紹介で頻出する事になるので不遇好きとしても一々説明するのが面倒くさいという事情もある。
・バスター、ドギ剣、ドギバス、団長、剣
全て蒼き団長ドギラゴン剣の略称。一見すると8コスと重そうだが実質のコストは5か3。5マナもしくは3マナのカードを素材にして革命チェンジ能力で出てきて更にコスト踏み倒し&SAを付与するやべー奴。そして踏み倒しから踏み倒しの連鎖で踏み倒しの合計コストは驚異の20オーバーと6打点を生成する環境の主役だった。という事で団長に集いし数多の団員もまた殿堂入り。しかし調整版が出たことで再び環境最前線に復帰、上振れ要員として暴れ散らかした。
デュエプレ実装済みのカードとしては次元の霊峰やリバイヴ・ホールは団員だった。そして今後は更に多くの団員が実装されることが予想される。なお団長は弱体化されないと駄目です。
・主人公、モルネク、NEXT
超戦龍覇モルトNEXTの略称。連ドラ系デッキの頂点に位置するやべー奴。2022年でも散発的にCS入賞が報告されるほど強いので全盛期はヤバかった。現デュエプレではバルガライゾウがヤバイヤバイと騒がれているが約2年後にはその上位互換みたいなのが来ます。
主人公の由来は最盛期には上のバスター含め勝太の切り札クリーチャーを詰め込んだ構築になることが多くまさに主人公なデッキだったことに由来する。
・バイク
轟く侵略レッドゾーンを中心としたカードたちの俗称。由来は見た目でそのまんまバイクにまたがったクリーチャーとバイクのパーツを鎧のように身にまとっているから。細かく分類すると進化元になる小型を下バイ、進化先を上バイ。最初に出たレッドゾーンが新車、闇堕ちして黒くなったデッドゾーンを廃車、レッドゾーンXは黒赤多色の中間なので中古車と呼ばれたりする。
多少の浮き沈みはあったが長く環境に存在し上のバスターやNEXTたちと熱い戦いを繰り広げたデッキタイプでもある。
「覇」
勝利宣言鬼丸「覇」の略称。10マナという莫大なコストを支払うのかと思いきや各種踏み倒しから出てくるやべー奴。場に出る方法山札の上をみて踏み倒し(坊主めくり)で出てきてガチンコジャッジという山札の上のカードのコスト勝負(坊主めくり)をして勝ったらEXターンというまさに坊主めくりを体現したカード。デュエプレサファイア同様正規に10マナ支払って出てくる分には許せるがコスト踏み倒しで早期着地&複数体出現は許されねぇという事で殿堂入り。
上手くいくとずっと俺のターンができるため無限の勝ち筋を作りだせるという逆転要素もあるのだが有利な状況で出せばしれはオーバーキルに他ならない。
デュエプレ民よサファイア殿堂入りって今騒いでいるけど来年の今ごろはコイツの調整版が来るんやで。
豆 クソ豆、忌み子
ベイBジャックの略称。場のクリーチャーを実質マナに変えるという能力で暴れ散らかしたやべー奴。コスト軽減や自分の単色クリーチャーをマナと場で出し入れし続けることでソリティアする一人遊びカードとして忌み嫌われた。
上の団長達が基本的には殴って盾を割るというデュエマの基本的ルールを守っている&カッコいいカードという事で憎たらしいほど強いがカリスマ性があるのとは真逆のひたすらに嫌われるカードだったのがコイツ。
他にも略称があるカードは数多く存在するがそれらは実装が近くなった時の予想や実際に実装が決定した時に紹介しようと思います。
多分次回からは新弾カード紹介になります。毎日に更新で記事を投稿するのでTwitterのフォロー、リツイート、いいね、宣伝をよろしくお願いします。