レッドゾーン実装間近記念記事

3月に入り、いよいよ25弾実装が目の前になってきました。24弾でモルネク、ヘルボ、ロージアが実装されたのでドラゴンサーガが完結。25弾から革命編に入ります。TCG版では封入率や最高レアリティの種類変更など大きな変化がありました。

ということで今回はカード紹介シリーズ第2弾としてレッドゾーンの歴史とデュエプレに実装された時どうなのか?をやります。

モルネクの時はデュエプレではどうなる→歴史の順番でしたが今回は歴史→デュエプレではどうなるのか?の順でやっていきます。

 

 

 

レッドゾーンの概要

 

 

歴史や予想をする前にTCG版でのレッドゾーンの概要を簡単に。フルネームは”轟く侵略レッドゾーン”、6コス12000のTBの進化獣、出た時に相手の最大パワーのクリーチャーを破壊します。

目玉の新能力が”侵略”条件を持たしたクリーチャーが攻撃した時に踏み倒しで出てくるというついに進化獣が自前で踏み倒し能力を持つようになりました。そして条件は火文明のコマンドという当時としては低コスカードが少ない条件でした。

当然、デザイナーズコンボとして”豪速ザ・レッド”というカードが登場し、新弾のCMでは超速攻3ターンキルという宣伝がされました。トップギアから繋げれば3T目に除去能力を持った12000のTBが突撃してくるというのは当時の環境では異次元の領域で現代デュエマに繋がるインフレの元祖と言われたりしたことも。

最期に主な呼称はバイク、進化元がバイクにまたがった人型ロボットみたいなカードが多かったのでバイクと呼ばれるようになりました。ちなみにアニメでは侵略進化時、バイクのパーツが全身にくっついてパワーアップといった演出がされました。後は進化元を下バイ、進化先を上バイと呼ぶ人がいたりいなかったり。

 

 

レッドゾーンの歴史

ここからはレッドゾーンの歴史をプレイバック、バイクがどう環境を走っていったのかを振り返ります。

 

DMR‐17「燃える革命ドギラゴン」&DMX-20 「デッキ一撃完成!! デュエマックス160 〜革命&侵略〜」期

 

 

まずはレッドゾーン登場した時に同時に登場したカードがこんな面々。同じ侵略条件でリソース補給になるターボ3とSAのザ・レッドはともかくとして他のソニック・コマンドは貧弱極まるスペックでした。

ということで初期のレッドゾーンは綱渡りが極まった速攻デッキとしてデビューしました。赤単速攻というくくりで見るとが音速ガトリングを使った速攻の方が安定度で勝りレッドゾーンはそこまで強くありませんでした。

当時の構築ではデュエプレに実装済みのアイラ・フィズに斬鉄ビッグホーンを装備して3コスコマンドにしたり、ブレイズクロ―を入れてデザイナーズ通りの運が良かったら3キルでできるが下バイと上バイが揃わないと上手く機能しないという難点を抱えていました。

とにかく初期のレッドソーンは新しいギミックデッキということでカードの種類が足りないに悩まされることに。一方で火のコマンドを条件とすることから勝利ガイアール、シューティングガイアールとの相性の良さを買われて超次元コントロールで大型獣を除去する、ビートダウンの打点増強要員として採用を検討するなどの試行錯誤が見られました。

 

 

DMR‐18「時よ止まれミラダンテ‼」&DMD-27「カスタム変形デッキ 革命vs侵略 爆熱の火文明」期

 

 

 

カードの種類が少ないのが課題のレッドゾーン、革命編第2弾では5コスと重めながら侵略先を探しに行けるザ・マッハ、条件付き破壊耐性を持つマッハ55が登場し、今後も強化が入り続けるデッキタイプになりました。

 

 

レッドゾーンが環境上位に食い込めるようになり始めたのはカスタム変形デッキで強力なデッキパーツが揃った時から。2種類目の4コスバイクのザ・ゼット、条件はあるが東女時に1枚盾焼却をするレッドゾーンZ、天門などを完封する単騎マグナムと強力なカードが揃い環境デッキ赤単バイクが成立しました。

革命編2弾で登場したザ・マッハを踏まえて決闘者たちが出した結論はレッドゾーンという赤単バイクというデッキは無理に3キルを狙う必要はない。レッドゾーンの除去能力やレッドゾーンZの盾焼却等々だけで十分戦えるとなり、1コスクリーチャーが抜ける事になりました。

なのでレッドゾーンのデッキは速攻から高速ビートダウンという形になり、3キルを狙う速攻より少し遅い4~5Tでリーサルを狙うデッキになりました。速度に関しては恐らく現代のレッドゾーンに至るまでこの速度だと思います。

 

DMR-19 「革命編 第3章 禁断のドキンダムX」期

 

 

環境上位まで順位を上げてきたレッドゾーンでしたが最後の詰めとなるドキンダムXを獲得しついに環境トップに躍り出ました。

事前公開時はコマンド6体とかレッドゾーンのデッキならゲームが終わっていて無用の長物では?と言われましたが相手の盾0枚で禁断解放すれば相手のブロッカーを全て無効化しながら勝てるなどなど詰めのカードとして大変強力という事が発売後発覚しドキンダムXは必須カードとして使われました。

 

 

 

トップメタになったという事は当然対策デッキも作られ、デッドゾーン(廃車)を要するアナカラ―デッドゾーンがレッドゾーン(新車)の前に立ちふさがりました。速攻より遅くなったっレッドゾーンのデッキは5コスホール呪文を撃たれる前に勝てず、勝利ガイアールからのデッドゾーン&ブラックサイコで手札と場からバイクが蹴散らされ、禁断解放で状況を打開しようとすると除去カードが飛んできて負けると対策されました。

が、封印を外すと墓地にカードが溜まる、ターボ3の手札交換でも墓地が肥える事に目を付け勝利ガイアールを封殺する5000GTが容易に出せる事が判明デッドゾーン相手でも勝てる構築が開拓されレッドゾーンは環境の優先道路を爆進し続けました。

 

DMR-20 「革命編 第4章 正体判明のギュウジン丸!!」&DMD-31 「フィールド・スタート・デッキ バサラの禁断」期

 

 

 

革命編最終章での新規戦力はこんな感じ。この中だとジ・エンド・オブ・エックスが最初に注目されSTで実質確定除去、封印を1枚外しハマれば禁断解放でターンが帰ってくる、そうでなくても禁断解放の速度を高め攻守両方を強化しました。

一方でドキンダムXサポートカード群はデッキの空きスペースがない、可能な限り詰めで使い、バイクで攻め上がる方が強いということであまり使われませんでした。

 

 

そして革命Fの始まるとなるスタートデッキでブラックVが登場すると赤単から派生した赤黒バイクが登場、赤単にはないハンデスやトリッパーによる妨害、レッドソーンXによる確定除去が追加され、今後も赤単及び赤黒バイクが環境を突っ走るのでは?となりました。

 

革命ファイナル期

 

 

革命F最初の弾ではヘブンズ・フォースが登場。発売日がGP開催日ということでGPの配信番組内でも取り上げられ2マナ帯でバイクを走らせることが出来るようにと言及されました。加えて登場済みのカードにホーリーがあり、この2種のカードを組み込んだ赤白バイクが誕生、バイクの爆走は止められない‥‥とはなりませんでした。

 

 

革命F最初の弾という事はレッドゾーンの同期で赤単バイクに手も足も出ずに周回遅れになった燃える革命ドギラゴンが蒼き団長ドギラゴン剣になり環境に殴りこんできました。

ドギラゴン剣3キル速攻を皮切りにクローシス剣(ビート軸)、デアリバスター、赤黒バスターと次々と生まれるドギラゴン剣デッキのラッシュと洗練されていく戦術にレッドゾーンはなすすべなく敗退、逆に周回遅れになりました。

加えてスクランブルチェンジの登場で最速3T目に2回攻撃が可能なバルガライザーで突撃してくるモルトNEXTの猛攻に晒されますが赤黒剣が殿堂規制により弱体化、赤白バイクが環境で結果を残し革命Fを走り抜けました。

新章DM期

 

 

新世代突入となってレッドゾーンそのものに強化は入りませんでしたが、自身含めた氾濫する踏み倒しに対するメタカードが配られ。対策されるもののミラー&その他踏みたしデッキに対抗できるじゃんとレッドゾーンはメタカードを取り込み、オニカマス採用の赤青バイク、マイナーながらGPで結果がでたヤドック採用の赤緑バイクが環境に進出。新世代種族を軸としたデッキが初期のレッドゾーンよろしくカードの種類不足に悩まされる隙を突きレッドゾーンは環境を走り続けます。

更にスクランブルチェンジの殿堂入りからのモルネクとバトライ閣のコンビ殿堂でモルトNEXTが環境から撤退とレッドゾーンが新規種族を蹴散らして環境首位に‥‥とはならず龍装チュリスの登場でドギラゴン剣が環境で大暴れ、レッドゾーンは追い越し車線から回れ右をするしかありませんでした。

ちなみにこの時期にバイク大好きプレイヤーがバイク仙人として公式デビュー、開発へ圧がかかるようになったのか?

 

双極編期

 

 

余りにもヤバいドルガンバスターの猛攻に対抗するべく開拓される対ビートデッキ、意味不明な自前踏み倒し能力を持つ轟轟轟率いる速攻デッキ、対抗するべく更なる洗練が進む対ビートデッキの超インフレ環境の中でレッドゾーンは周回遅れどころかレースに参加できない時代遅れの産物に。

一応ツインパクトで強化は入ったものの焼け石に水、レッドゾーンは歴史に語られる存在になっていきました。

 

超天編期

 

 

双極編でバイクは環境から完全に撤退、GRの猛攻で過去の遺物になるかと思われた超天編ですが公式にバイク大好き仙人が圧をかけたのか新たな4コスバイクにキルホールをバイクにするコラボカードが登場、デッドゾーンの生まれ変わりデッドダムドにボコボコにされるもここにきてバイク復活計画が進んでいきます。

 

 

 

爆売れパックことデュエキングパックにて赤単なら3コスSAになるド・レッド、単騎マグナムの調整版、ザ・グナムを獲得。環境へ戻るべくテコ入れが図られます。

 

十王編期

 

 

多様性はあるが強さがイマイチな十王編でのレッドゾーンは完全復活を遂げることに。その立役者がザボンバ、4コスSAという基本スペックに加えてマジボンバーによる踏み倒しでレッドゾーンに足りなかった横展開能力を手にれました。

 

 

更に光文明には充実したメタカード、いまだ環境にはびこるGRをメタるウサブレラとザボンバで侵略と同時にメタカードを展開する動きで環境上位にレッドゾーンが食い込み環境を再び爆走します。

が、あまりにもやり過ぎた‥‥というよりは十王編の数少ない強テーマデッキギャラクシールドを簡単にメタれてしまうということでレッドゾーンZがここで殿堂入り、その後のドラグナー襲来も何とか乗り越えました。

 

王来編

 

 

20周年記念の年にバイクは再び環境から脱落することになります。原因は文明を失わせ、侵略条件の赤火文明のコマンドを完全に破壊する希望のジョー星、着地すら許さないテスタロッサによってレッドゾーンは再び過去の歴史に封印されることになります。

 

 

歴史に封じられてもモルトNEXT同様レッドゾーンの強化は続くよ何処までも赤のコマンドが登場すれば強化になるそれがレッドゾーン。もはやバイクでも何でもない超次元の王家を強化パーツに環境に戻るべくバイクの戦いは続きます。

 

王来MAX期

 

 

ここまでくるとレッドゾーンもデッキの顔ではなくコンボ要員の一員にもなる。新しいアポロヌスのMBを達成するべく進化獣の下敷きとして環境最前線に帰ってきました。除去能力によってブロッカーを吹き飛ばす役割として活躍しました。

 

ゴッドオブアビス~現代

 

 

 

そして現代ではアドバンスが主体ですがレッドゾーンはデッキとして再び環境に帰ってきました。去年の絶望神サガの蹂躙活動の陰でライバルの切り札ということで闇のキリフダで闇文明が絡んだ強化パーツを大量に入手、リソース補給にGS、新たな侵略先に妨害カードを獲得しTCG版では今もレッドゾーンは環境というレースで勝つべく熱いデッドヒートを繰り広げています。

 

 

デュエプレではどうなるのか?

確実に25弾の目玉として実装され、通常シークレットかバサラのスキン付きシークレットになりそう。レアリティはTCG版通りに新規でレジェンドを作ってくるはず、生成に関しては従来のビクトリーと同じになりそうだがTCG版での箱1枚確定封入があったので変わるかもしれない。

肝心のデッキに関しては25弾だけだとカードが足りない可能性が高い。上の最初期のカードだけだとデュエプレで戦うのは難しそう。できればゼット、マッハ、レッドゾーンZまで実装されて欲しいがもう片方のドギラゴンでも枠を取るので実装は厳しい。

となるとオリカだが‥‥上記の通りデッキが完成するとレッドゾーンは環境トップクラスに強いのでオリカが足される可能性は低そう

まとめると24弾のモルネクのような初動で凄まじい使用率をたたき出すことはない可能性が高い。25弾だけで強いデッキが完成するほどカードが実装されるかは怪しい。但しカードが揃うとメタゲームに応じてある程度カスタマイズができる高速ビートダウンでレッドゾーンはブイブイ言わせそうです。

 

 

終わりに

つい最近、デュエチューブの方で視聴者が選ぶ歴代人気カードランキングが発表され、レッドゾーンは4位に食いこんでいました。モルネクに続いて超有名カードが更にデュエプレに実装されます。デッキも3T目に除去能力付きTBやら盾焼却+WBで10000越えのパワーを持つ進化獣が殴りこんでくる環境になります。

ハイパワー、ハイスピードなレッドゾーン、デュエプレではどういう活躍をするのか25弾実装後の環境が楽しみです。この記事が参考になったらX(Twitter)でのリポストやいいね、宣伝をよろしくお願いします。