2月3日新弾カード紹介

新弾実装は恐らく2月18日、リスト公開までを考えるとほぼ毎日VRとSRを公開していかないと間に合わない計算になります。1日に複数枚SR、VRを公開しない限りは毎日それなりに派手なカードが登場しそうです。

本日最初の1枚は”無双霊騎ラルゴバルニス”オリカですね。白緑の多色カードでアース・ドラゴン/アーク・セラフィムです。

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能力は6コス5500で自身含めてターンに自分がドラゴンかセラフィムを出すと1ブースト、相手のターン中他のドラゴンとセラフィム+4000。種族デッキで使うならマナ加速できるでかいパラオーレシス。全体的に惜しいカードだと感じました。
理由は単純、セラフィムデッキで6コスでブースト補助カードは流石に重くて遅い。ドラゴンがくっついているため、5コス3500でバンプアップ3000に変更ぐらいスリムにならないとセラフィムデッキには入りにくいです。セラフィムデッキを考えるなら高コストのラーゼ・ミケランジェの実装が前提で更にソルダリオスなしでミケランジェを素出しするという構築なら採用圏内かなと思われます、なのでミケランジェの発表を待ちましょう。
ドラゴン視点で見ればコッコルピアから綺麗につながる点はグッドですが現状1マナ加速後の8コス帯で強そうなのはヴァルキリアスぐらい。他7コスカードも範囲にいれればバジュラやヘリオスなどそれなりに択があるのでうまくつなげましょう。デュエプレでは比較的小型のドラゴンが多いですがやはりマナを伸ばすドラゴンデッキは大型が多くなるのでバンプアップ効果はあまり強さを実感できません。少数精鋭で攻めるターボ型ドラゴンだと一斉火力除去はドラゴンにはほぼ影響がないので能力が腐りがちです。
という事でラルゴバニスはセラフィムデッキよりドラゴンデッキの方が現状就職先がありそうです。ペティスの登場でドラゴンデッキに白を入れることはTCG版より簡単なので中盤の繋ぎ要因として活躍できるかなといった次第です。
問題はマナ加速が強制効果だという点です。TCG版ではこういったカードは任意発動な事が多いですがデュエプレでは発動の有無の選択で一々画面をタッチする面倒くささを省くために強制効果になりがちです。除去コン相手にこいつだけ残されて山札切れを狙われることがあるので進化獣を入れるなどしてキャンセルできるようにしておけるようにした方がいいのかなと感じる1枚です。

次の発表もオリカでした。”電脳海王ネオングライド”青単色ながらリキッド・ピープルとポセイディア・ドラゴンの二つの種族を持つカードです。

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スペックは6コス4000でCipで相手のアンタップ獣2体をバウンス。実質軽くなったアクア・スナイパーです。スナイパーはタップ獣も戻せてWBにより打点もありますが軽いこちらの方が流石に利点が大きいです、スナイパー君お疲れぃ。
6コスという事で従来の青単ツヴァイにはちょっと採用が難しそうです。ツヴァイ系で使うなら直近のアプデで強化されたテクノロジー搭載型。2面バウンスで時間を稼ぎテクノロジーを使いやすくしてくれます。またツヴァイを使わない青単コントロールを組む際もブレインチャージャーからダイレクトにつながり、バウンスで時間を稼ぐ事が可能になりました。
青単以外ではすでに発表済みのバイオレンス・サンダーのデッキでも採用の可能性は高いです。バイオレンス・サンダーの進化元にドラゴンが追加され、単色のコイツもドラゴンを持つため進化元になります。バイオレンス・サンダー着地までの時間稼ぎと進化元を1枚で賄えるのは非常に便利。
またバイオレンスサンダーに限らず、多数のドラゴンデッキでも多面展開してくる進化GV系やツヴァイ系デッキへの時間稼ぎ要因として採用が考えられます。コッコルピアから出せば4T目に出せるため進化GVの着地前に2体バウンスで時間を稼ぎ、再展開してきたところをヘリオスで一掃したりと、各種進化獣の着地を巡る戦いを盛り上げてくれる1枚として期待がかかります。

本日最後の1枚は”無双竜騎ボルグレス・バーズ”極神編期に発売されたスーパーデッキゼロ限定構築戦で切札勝舞の父、切札勝利のデッキ「ビクトリー・ソウル」(内容は母なる大地4枚、バジュラズ・ソウル3枚入りの文字通りスーパーなデッキ)に入っている限定カードでした。

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勝舞の父すなわち勝太の父でもあり現デュエマ主人公のジョーから見ると祖父の勝利のカードという事でさぞ当時は強かったのかと思いきや。え~登場してから今までそんなに使われませんでした。効果がCipでドラゴンのマナ回収だけということであまり使われませんでした。とはいえまったく使われなかったという訳ではなく、マナに落ちたバルケリオスを一斉回収できる、過剰なマナ加速をして落ちたドラゴンから場面に合わせて最適なドラゴンを回収するなどドラゴンを使った低速デッキでは採用されることがありました。
そんなボルグレス君はデュエプレ実装に伴い。フェニックスも回収可能、マナ回収した枚数マナを追加して、マナが減らなくなる強化を受けました。ただしマナ回収は発動は任意ですが回収するドラゴンは選べなくなり、手札の上限枚数まで戻されるという豪快だけど小回りが利かず使いにくいカードになりました。また置いたマナはタップイン、ダイヤモンドブリザード君はなぜアンタップインなのでしょうか?と逆方向に疑問が浮かびます。
とまあ、微妙なスペックなボルグレスはSRカードという事で、構築済み限定から実質格上げ、外れレアな予感がしますが、現時点でもまったく使い道がないという訳ではありません。上述の通りTCG版同様バルケリオスを複数枚拾えれば、場に他に1体でもドラゴンがいれば展開可能。大型マッドネスクリーチャーがドラゴンであることに着目してマッドネスデッキにいれるなど活用できないという事はないです。ただSRでこのスペックはちょっと…という感じです(VRくらいが適正レアリティ?)。今後の研究や実装され続けるドラゴンたちによって活用方法が見いだされる可能性もあるのでうまい使い方を模索していきましょう。
他にもコッコ・ルピア等ファイアーバードも多数搭載した当時の子供たちに人気だった構築のドラゴンデッキなら貴重な手札補充要因になり得る(この使い方ならマナが減らないため純強化)。これまたSPマッチのスタートチャージ10やシティバトル等のCPU戦で昔を懐かしみつつ、こういう事子供のころやりたかったんだよな~という思い出に浸るカードとしての需要はありそうです(少なくとも自分はこの使い方もする)。


自分の予想どおり現状、8弾のカードは後ろ向きなカードが多く発表されています。何で予想通りかというと6~7弾では前弾環境トップにメタを張ることで環境を動かす&新弾の需要を生み出してきたからです。なので8弾は多面除去による進化GVメタおよびそれに付随しての環境の低速化がテーマとなりそうと予測がついていたからです。
という事で、ツヴァイにうんざりしている方も多いと思いますが、その辺のメタも多分8弾にはあると思うので座して待ちましょう。少なくとも6弾、7弾はきちんと前環境に対する回答を運営は実装してきているので、過度にナーフ希望とか騒ぐより新弾に期待した方がいいと自分は思っています。8弾で変わらなかったら騒げばいいんだよ、新弾発表で環境の変化ありそうな中でのナーフ調整は新弾のカードの活躍の場を奪う事にもなりかねないません。8弾が多面展開メタに枠を割いているとナーフされると仮想敵がいなくなって需要がなくなるからです。
以上、今日の新弾カード紹介と8弾のテーマについてでした。