デュエプレ不遇列伝バジュラ編

今回のコラボイベントは伝説級の難易度高いですね~コラボイベントで新規獲得!を狙うならもうちょっと弱くてもいいのでは?と思います。というかるう子のレジェンドスキルは5T目アガピトス着地&クルト化の一回こっきりでいいような気がします。アガピトス着地のたびにクルト化はやりすぎだと自分は思います。あ、対策に関しては火炎流星弾などを積んだ赤白速攻でクルト化上等で突っ込むか、レジェンドアタッカーを経由してクルト化しようがお構いなくアポロヌスで殴るが有効なのかなぁと思います。ヒラナに関してはホリー・メール盾に天門仕込んでシリウスとバルホルスで踏みつぶしました。シリウスに関してはラルゴバニスでパンプアップされるとボルパンサーのパワーが7000になって取れるカードが少ないんですよね。なのでシリウスで殴り返すのでシリウス君迫真の大活躍でした。

前置きはこれくらいにして今日のテーマはバジュラです。TCG版では殿堂入りまでいったバジュラはデュエプレでは結局大した爪痕を残せず、強くないまま忘れ去られそうなのでその理由について取り上げていきます。

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という事で最初はバジュラはなぜデュエプレでは活躍できなかったのか?を考察していきます。
まず理由その1、殿堂カードであったがゆえに弱体化している。デュエプレではよくある事ですね~、バジュラの弱体化要素はランデスが選んでからランダム化したこと。コレは大きな弱体化です。というのもこのランデス最大の強みは相手のマナから狙った色のカードをランデスして能動的に色事故を引き起こせるという事象によって相手の立ち回りを大きく制限できるというところにあります。無論2枚という枚数も強力ですが、それを支えているのも”狙ったカード”をランデスできるからです。多色カードを狙い撃ちしたり、マナにある少ない文明のカードを2枚叩き落し事故らせる事象が強かったのですが、ランダム化によって色事故の発生確率が低下し弱体化しました。これに関しては妥当と言えば妥当ですが”探索”という仕様があるのでデュエプレではこの探索2ランデスにすればよかったのでは?と僕は思っています。

理由その2、そもそもバジュラが使われたのはバジュラの初版が絶版になってから使われ始めたためデュエプレでの実装が早すぎた。意外かと思われますが当時を知っている人なら良く分かるでしょう。バジュラは2003年12月25日発売の闘魂編第3弾”超神龍の復活”で登場したのですが当時の種となるドラゴンがあまりにも貧弱すぎたためガチではまったく使われていませんでした。ちなみに当時の赤の低コストドラゴンのメンツはこんな感じ。
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いやぁ…弱いとしか言えない散々なスペックですね‥‥破壊されたら自分の盾が吹っ飛ぶブルーサー君とかデッキにいれる価値すら怪しいですね(当時はこんなのが普通に構築済みデッキに入っていました)。なので当時は大真面目に緑神龍グレガリゴンとか黒神龍ギランドを使っていました。というより当時基準ならグレガリゴンマジでコモンで入手が容易でデメリット能力がなく5コスでWBという手軽なドラゴンとして子供たちの間では大人気でした。ちなみにガミラタールのレアリティは当時もレアと入手が困難で分かりやすく使いにくいので見向きもされませんでした。当時強いドラゴンはボルメテウスやバザガジールで単体で強かったためわざわざバジュラに進化させる必要がなかったんですよね。使えそうなバルキリー・ドラゴンはコスト7で相性がイマイチでした。
なのでいくらバジュラがハイスペックでも種がご覧の有様ならバジュラが活躍なんて夢のまた夢。その後もボルバルマスターズや転生カードのバジュラズ・ソウルの方が強い、サファイア地獄という壁と進化元に恵まれないという不幸が重なり、バジュラは収録弾が絶版となるまでファンデッキで使われて野試合で出てきたら強い止まりでした。
で、そんな闘魂編~転生編期をデュエプレで再現したらそりゃバジュラは使われないです。種については5弾のデスフェニ関係で5弾で軽量ドラゴン登場しTCG版と比べればはるかにハイスペックになりましたが特段そいつらがバジュラと相性が良いわけではないので焼け石に水なんですわ。
じゃあ、バジュラが活躍し始めたのはいつからかというとサファイアがプレ殿した2007年1月以降になります。2006年にバジュラが絶版となってから1年、バジュラ登場から約3年の月日をかけてようやくバジュラはデュエマの歴史の表舞台に上りました。その需要が出てきた時、何とバジュラは再録されます。
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この時のシリーズは不死鳥編、つまりバジュラはデュエプレなら7弾~8弾環境の時期から使われ始めたことになります。なのでデュエプレ2弾でバジュラ実装は時期尚早で2021年のデュエプレに来るべきカードなのです。実際去年より今の方がフレイムバーンがいてとかあからさまに使いやすくなっていますよね、つまりそういう事です。

が、今のデュエプレ環境にバジュラの姿はありません。弱体化はしたが2枚ランデス健在、種もそこそこ充実してきているのになぜ?と思うかもしれませんが、根本的な問題が未解決になっています。それが第3の理由”バジュラが殿堂入りする経緯になったデッキがデュエプレでは再現できない”問題があるからです(蛇足だがコレと同じ問題を抱えているのがダークヒドラ)。
という事で当時バジュラのお供や支えていたカードたちを羅列していきます。
マナ・クライシス(未実装
・4コス緑でST付き1枚ランデス
停滞の影タイム・トリッパー(未実装
・3コス1000闇獣、相手のチャージマナをタップイン
焦土と開拓の天変(未実装
・5コス赤緑の呪文、1ランデス1ブースト
神龍ミルドガルムス(未実装
・7コス5000緑龍Cipで↑の焦土の生き物版
神龍ザールベルグ未実装
・9コス5000の緑龍Cipで2ランデス
母なる大地(未実装
3コス緑呪文、序盤にマナに埋めたり場に出ているミルドガルムスやザールベルグを使いまわす&受け札
英知と追撃の宝剣
デュエプレでもおなじみ除去とランデスできるやべー奴。TCG版は7コスで除去とランデス対象はランダムじゃなかった(ただしバウンスか破壊の選択は相手依存)
ロスト・ソウル
デュエプレでもおなじみ枠その2、ランデスでの動きを封じた後、ため込まれた相手の手札をすべて刈り取って相手を詰ませる。

でコイツ等をどう動かすかというと、初動はライフや青銅でブースト→トリッパーやマナ・クライシス、焦土を使いランデス開始→マナが溜まったら手打ちや大地で青銅を対象にとってミルドガルムスやザールベルグで更にランデスランデス龍を種にバジュラで殴り、除去は宝剣、ハンデスはロストソウルで相手の反撃シャットアウトし勝つという結構ヤバイデッキに仕上がっています。このデッキが原因でバジュラが極神編末期に殿堂入りしました。
で、見ればわかりますバジュラ以外のランデスカードが全員デュエプレでは未実装です。一方、今のデュエプレでは多数のお供を引き連れたアポロヌスやヴィーナスといった進化GV勢。自身やお友達が強化されたツヴァイ率いる液体人間やパンダ率いる動物園、天門に導かれし濁った聖霊軍団といったお供やお友達、軍団を率いるデッキが主流です。そんなお友達がたくさんいてにぎやかなデッキに対してバジュラ君はお友達を全員失って一人寂しく鎖を振り回すことしかできない孤立無援な状態になってしまった結果デュエプレでは活躍できないという結果に終わっていしまいました。

以上が実装から約1年間バジュラが活躍できなかった主な理由になります。この中で特に致命傷なのがバジュラのお友達のほとんどが未実装な事、ランデス=害悪という事で多くのカードが未実装となりバジュラだけがいるだけ参戦になってしまいました。が、しかしバジュラはTCG版の当時の他の有象無象SRとは格が違います。種族ドラゴンは伊達ではありません、まだ活躍のチャンスが残されています。
そのチャンスその1、TCG版では戦国編期にこんなカードが登場しました。
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このジャック・ライドウ君はなんと能力でバジュラをサーチできます。しかも進化獣限定という事で探索化しても被害はほとんどなくライドウ着地→バジュラ進化が可能です。コッコルピアや龍の呼び声が絡めば5T目から2ランデス可能とまだ何とかなりそうな速度でバジュラが出せます。しかもデュエプレではハンデスが弱体化しバジュラをピーピングハンデスで引っこ抜かれにくい(むしろザークピッチヒットで種が増える)上にライドウ登場時はバジュラは殿堂入りして盾落ちや除去されたら後続が続かないという問題もデュエプレでは複数枚投入可能によって盾落ちケアが可能&ライドウの能力の関係でゲキメツと差別化可能とこっちのデッキは生まれる可能性がまだ十分残されています。
しかも、この”ジャック・ライドウ”というデッキは現デュエプレでもパーツが実装されてきています。ビート対策のボルガウルジャック、除去のフレイムバーン、墓地回収は当時はディメンジョン・チョーカーだったのがドラゴンのゾルウェールに強化とバジュラが欲しかったお友達たちがココにはいます。
一方問題点としてはこのデッキがあまりにも健全すぎてTCG版ではガチでは活躍できなかった点、キング・アルカディアス対策が基本黒の除去カードに頼り切りな点、やはり速攻などの速度が速いデッキ相手にはトリガー頼みな点が挙げられますが、今よりは格段にマシです。

そしてチャンスその2はバジュラ自身がデュエプレの仕様に合わせて生まれ変わること。TCG版でバジュラが活躍し始めた時、もう一体のバジュラが生まれました。それがコイツ”超竜バジュラズテラ”です。
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能力はCipで両者のマナゾーンにあるドラゴン以外のカードを全部吹っ飛ばすという豪快なランデスカードです。なのでチマチマランデスするバジュラより今のデュエプレではテラの方が多分強いです。龍の呼び声でドラゴンはマナに落ちやすく、地震の被害軽減可能&ボルグレスで回収可能。ロマキャン要員&ロマネのマナ加速から出す必要性ありという相性の良さなど、今デュエプレのドラゴンデッキにはテラの方が相性いいと思っています。更にバルガゲイザーでこいつが捲れてもバジュラと違ってテラはCipなのでランデスできるなといった副次的な要素もあるなど、テラに転生したバジュラにも頼れるお友達がいます。
で、テラが実装されたとしてテラ搭載ドラゴンデッキがデュエプレ環境で活躍できるかというと、やはりビート、速攻系、進化GV系には弱いものの対コントロール、天門系には強く出られそうなので活躍は出来そうな気がします。また過度なランデスカードを実装したくない運営としても多数のランデスカードを出すよりかはテラ1枚の方が楽ですし、ドルバロムが強化されて今の立ち位置ならテラを出したところで問題などありません。8弾EXパックで赤単色枠で許されるならテラを実装してほしいと僕は思います。まぁ、その犠牲となるティラノ君はお疲れさまという事で(というかティラノはどういじれば活躍出るのか運営も手を焼いていそうなのでね‥‥)、後人気やカリスマ性、格を考えるとどう見てもドラゴン>>>>ティラノなので枠をこっちに譲っても僕は納得します。

デュエプレでは実装当初から今に至るまでバジュラは愛好家が何とか使うカードで他の運営に愛されしプッシュカードの後塵を拝してきました。もうちょっと強化されてもいいのでは?と僕は思うんですがどうでしょうか?やはりランデスは害悪なので弱くていい?と思う人も多いとは思いますが、僕はバジュラを使ったランデスデッキが強いというのもデュエマだと思います。少なくともバジュラは”強いから使う”っていうレベルが許されるカリスマ性や愛着度があるカードだと思うので運営は今からでもいいのでサポートカードください。
で、最後に現在のデュエマにおけるバジュラの立ち位置ですが、数週間前までいつ殿堂解除されるかなぁというカードでしたが先週とんでもないサポートカードが発表されました。

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それがこの王来英雄モモキングRX。能力などの詳細は省きますが簡単に言うとモモキングRXの能力でバジュラが出せます。種はこのモモキングRXがドラゴン持ちなのでコレ1枚からバジュラに行けます、ちなみにこのコンボ”メンデルス・ソーン”というカードが現代デュエマにはあるので最速3T目にバジュラが着地します(驚愕)。という事で相手のマナが2~3マナしかない時からバジュラがランデスし始めるのは流石に強すぎるので、バジュラの殿堂解除の可能性は相当低くなりました。いや~ここに来てTCG版の方でバジュラ強化とかデュエプレは何をやっているんですかねぇと僕はぼやきます(笑)。
なんやかんや言っていますがバジュラはドラゴンの進化獣中ではトップクラスの知名度と強さがあるのでデュエプレでもその格に相応しい待遇があっていいと思っています。以上デュエプレバジュラの現状と今後についてでした。今後も不定期で考察やデッキ紹介などをしていくのでTwitterからもチェックできるのでよろしければフォロー、いいね、リツイートをよろしくお願いします。