新弾実装カード予想多色ノーマルカード編

3回に分けてやってきた9弾の実装予想カード最終回は多色のノーマルカード編です。TCG版極神編では小型弾60種中52種多色という凄まじい弾があったりしたのでこの時期を収録するデュエプレ9弾もかなりの多色カードが実装されるでしょう。8弾とそのEXでは烈流神以外は友好色の多色を実装してきたので9弾は敵対色を中心に実装してくると思っています。それでは早速予想してみましょう。

腐敗無頼トリプルマウス【コモン】DM26 | デュエルマスターズ通販カーナベル飛散する斧 プロメテウス【プロモーション】DMD11 | デュエルマスターズ通販カーナベル

・腐敗聖者ベガ(白黒)
・勇騎聖者ジェット・アール・イー(白赤)
・電脳勇騎マグナス(青赤)
・無頼電脳スプラッシュアックス(青緑)
・腐敗勇騎トリプルマウス(黒緑)

 9弾実装と同時にスタン落ちするポインターやガレックの5コス2000Cipサイクルの文明違いバージョン。無論青の能力は1ドローに変更され、赤のブロッカー破壊はパワー無制限もままで文明ごとの能力や種族は一緒で実装されるでしょう。という事でALLとNEWでデッキ構成が変わる大きな要因になりそう。
 トリプルマウスならナスオと合わせてドルバロムデッキが青黒から黒緑軸に変わるかも?スプラッシュアックスはもう一文明足した3色のターボ系デッキの潤滑油になり得るか?ベガはドロマー軸のコントロールでNEWでは使われる可能性はある。ジェット・アール・イーは今流行りのアガピトスビートで採用されるかもしれない。マグナスはビート系デッキでガレックやウィンドアックスの代替候補になりえる。とりあえず思いついた使い方はこんな感じ。
 もっとも強そうなのはウルコス→トリプルマウス→聖鎧亜夫婦(7コス前提)という3→5→7ルートの開拓か。最速5T目にキングやクイーンが着地するという恐怖の展開が可能に。
またトリプルマウス、スプラッシュアックスはほぼ確実に2アドを稼げるので色が合うターボデッキの中盤のブーストカードとして長く使われそう。この辺、TCG版と変わらない活躍を僕は期待したい。

闘竜麗姫アントワネット【コモン】DM26 | デュエルマスターズ通販カーナベル

 ヒャックメーに続くマッドネス起爆カードその2。自分のターンに破壊された時はバウンスを選べば手札交換しなくて済むのがポイント。相手ターンに破壊されたら手札交換でマッドネスを踏み倒して行ける。リドロと違うのは攻撃できるという点、コイツでビートダウンを仕掛け除去せざるをえない状態に誘い込めるのがリドロと違う点。
ちなみにTCG版では種族ティラノ・ドレイクという点はほとんど生かされなかった。当時のマッドネスの起爆カードと言えばアントワネットとヒャックメーでこいつらの能力をいかに相手のターン中に発動させるかを考えてマッドネスデッキは組まれた。アントワネットの場合はハヤブサマルでブロッカーにしてチャンプブロックという手段が良く使われた。
ハンデスがあまり強くないデュエプレではあるがこのカードとヒャックメーの実装でマッドネスデッキが環境に入り込めるか注目(環境に入るのならバイケンが実装されてからになりそうだが)

ミラクルとミステリーの扉【コモン】DM26 | デュエルマスターズ通販カーナベル

 山札の上4枚を表向きにしてそこから相手が選んだクリーチャーを出す元祖ガチャカード通称”ミラミス”。相手が選ぶならデッキ内を呪文と大型クリーチャーにすればいいじゃないと誰もが思うが登場当時の極神編では出したい大型クリーチャーの数が少なく(サファイアは既にプレ殿)ストレージに数年間眠ることとなった。転機を迎えたのはE2、相性が大型クリーチャーが多数実装され注目される。コイツ最大の強みはSTを持っていること。表向きにしたクリーチャーに除去能力を持っていたら受け札になり得るため。確定除去のヴィルヘルムや全体除去のモーツァルトを踏み倒し、最速3T目に「覇」踏み倒しEXターンを獲得するゴッド理不尽カードになってしまったため最終的にはプレ殿行きとなった。STから「覇」が出ることもあったため複数ターン掛けて殴り切る速攻デッキなどはミラミスを踏む=「覇」が出て返しのターンからEXターンの恐怖が迫るというよろしくなゲームになっていたのでプレ殿送りはやむを得ない事だった。
 とはいえ現代デュエマではミステリー・キューブを殿堂解除したりミステリー・ディザスターやキング・マニフェストを登場させたりとガチャ要素自体はデュエマ運営は嫌っていない。という事でミラミスも調整されたらデュエプレに来るんじゃないかと思っている。とはいえザーディアやサファイア、デルフィンが早期着地するのが脅威な事には変わりないのでうまく調整してほしいところ。

無頼封魔アニマベルギス【コモン】DM26 | デュエルマスターズ通販カーナベル

 Cipで味方クリーチャー1体にブレイク枚数を1増やす効果を与えるクリーチャー。文明を見れば分かる通り黒緑速攻の打点増強カード。1コスクリーチャーをWBにしての超速効を可能にするカード。TCG版ではこのカードの登場から黒緑速攻の開拓が始まった。とはいえ多色なのでマナのタップインは速攻には大きな弱点となり使うなら事故に注意。とはいえ2T目に盾を2枚ブレイクできる爆発力や2,3T目に連続着地できれば3T目に相手の盾を0枚にできるなど黒緑速攻を大きく強化できるカードなので投入する価値は大きい。
 デュエプレでも実装されれば黒緑速攻の更なる飛躍につながるので環境に与える影響は大きそうな1枚。

・ムシャ・ルピア
 ボルメテウス・武者・ドラゴンのサポートカード。ルピアらしくドラゴンの召喚コストを-1して4→6で武者・ドラゴンを次のターンに出せるようにする。更に武者・ドラゴンが殴るときに盾追加をしてデメリットを打ち消せるようになると武者・ドラゴンのサポートに特化した鳥。が、武者・ドラゴン自体が弱いので焼け石に水な強化でしかなかった。武者・ドラゴンを魔改造してデュエプレに実装するならこいつもそれに合わせて能力を調整してほしいところ。

・エンドラパッピ―
 ムシャ・ルピアと同じ色のカードだがこちらは自分のドラゴンが出るたびに1ドローという事でリップ・ウォッピーの文明違いカードかと思いきやリップよりパワーが1000低いという多色なのに単色にスペック負けしている珍しいカード。デュエプレに実装するなら単色のリップより強くなる強化を受けそう。とはいえTCG版では青に強いドラゴンはなかなか登場せず他のドロー手段が多かったためエンドラパッピ―の方が使われていた。特にエンジェル・コマンド・ドラゴンが登場したDS期以降徐々に赤白で組むドラゴンデッキが生まれたためこいつの価値は上がった。デュエプレでは赤白アポロヌスが環境にいるので使われないかもしれないが実装する可能は高いと思う1枚。

・ルピア・ラピア
 登場時機は神化編スタートとなる2009年(極神編は2007年度)に登場した多色ルピア。ルピアおなじみのドラゴンのコスト軽減を持っている。ペッペ・パインと違って軽減コストは-1だがラピアは破壊されるとマナに行くため破壊されても1ブースト、場に残れば永続ドラゴンのコスト-1とアド損が少ないカード。加えて破壊された時任意でマナからドラゴンを回収できると多色ならでは能力を詰め込んでいる。
TCG版での登場時機を考えると若干早い時期だが神化編では基本多色を出さなかったシリーズなので繰り上げて実装してきそう。

電磁翔天ピピッピ【デュエルマスターズトレカお買得価格通販:トレコロ】

 上のルピア・ラピア同様神化編登場した多色の鳥。こいつはドラゴンサポートではなく進化獣のサポートカード。神化編で出すよりは種族にサイバーロードがあるのでエンペラー・マルコの種候補としてデュエプレ9弾にねじ込んでくるのではと予想。また青赤の多色という事でメイデンやジャックヴァルディの種にもなるのでこの2枚とマルコの接着剤となり要素を持っているものGOODポイント。ただ能力はATで表向きにするのは1枚だけなのでオマケにしかならないのが難点。インフレが進むデュエプレならCipで山札の上5枚から進化獣1枚を手札へに魔改造してもいいのよ。パワーも3000とある程度はあるのだがのろテラなど3000除去も増えてきているのもTCG版よりキツイところ。とはいえマルコ、ヴァルディ、メイデンの種になる点は優秀なのでぜひ実装してほしい1枚(というより極神編までだとマルコの種がクウリャン以外貧弱すぎるんだよね)。

・猛菌恐皇ビューティシャン
 使いにくいO・ドライブ能力だったがこいつは強かった。その強さは攻撃できないブロッカーだが実質4コスになったアクアポインターと言えば強いと伝わるだろう。ポインターに劣る点はハンデスがセルフハンデスな点くらい。O・ドライブ能力がどうなるかは分からないが再現されればとりあえず2コスのブロッカーとして速攻に対する壁になり、能力を生かせば4コスのポインターになり得る使いやすい1枚。またたとえO・ドライブが再現されなくても4コスのクリーチャーとして実装されても普通に強くスタン落ちするポインターの代替カードとして十分に活躍できる。
これに加えて当然多色なので聖鎧亜夫婦(とサイバーウイルスなのでアストラル・リーフ)の種になる。実装されればNEWのポインターの枠に確実に入る優秀なカード。

天使と悪魔の墳墓【レア】DM13 | デュエルマスターズ通販カーナベル

 TCG版ではこいつの存在により同名カードを使うより運用に支障がないなら同型再販を使った方が耐性があるなどプレイングの難度を上げるカードとして常に引き合いに出されるカード。
 墳墓除けと呼ばれるプレイングテクニックはデュエプレで初めてガチのデュエマをするプレイヤーには難しい事、その被害が場だけではなくマナに干渉してランデスをするという2重にプレイング難度を上げる要素になり得ると判断されたのか去年に実装されなかったカード。
が、8弾で崩壊と灼熱の牙がランデス部分をハンデスに変えてきたので墳墓もランデスハンデスに変えれば出せるのでは?と思い始めた。プレイング難度もALL環境にいつまでもいそうなツヴァイメタという名目で実装でき、明確な抑止対象がいるので9弾で実装してきそうな1枚。


・月の死神ベル・ヘル・デ・スカル
2016年と結構最近(といっても5年前だが)に登場したカード。探索化による弱体化や回収対象をマナと墓地の選択をどうするのかなどの課題はあるが黒緑で5コスと手打ちしやすくトリガーを持つデモコマと使いやすいので個人的には実装してほしい。汎用墓地回収が少ないデュエプレなのでそろそろこういう墓地回収カードは出してもいい頃合いだと思っている。トリガー能力が生きるのはニンジャ登場後なのは御愛嬌という事で。

・妖魔賢樹フライ・ラブ
 飛行男とラブ・エルフィン(デュエプレ未実装)の合体クリーチャー。能力も両者を足しており常在効果で呪文のコスト軽減をし、破壊された時のハンデスによってささやかにしかし堅実に除去をけん制できる良いカード。ラブエルフィンはデュエプレでは恐らくボルバルのとばっちりによって未実装となっているのだが奴が殿堂入りしている今、実装しても問題はなさそう。後々に登場する呪文のコスト軽減獣とは黒緑という多色で差別化できる。

。ヘヴンとバイオレンスの衝撃
 2008年のスーパーデッキ・クロスの一つ「ネバ―エンディング・ヒーロー」で初収録されたST多色呪文。ドラゴン(6000火力)かエンジェル・コマンド(相手獣1体を盾送り)いないと効果が発動しないが両方いれば二つ能力がは発動する。
とりあえずウルフェウスで放つことを前提としたカードとして出してほしいところ。ちなみにドラゴンの文明は問わないので後々はエンジェルコマンドとドラゴンを持つカードやエンジェル・コマンド・ドラゴンの登場によって運用が非常に簡単になった。また貴重な白の確定除去カードなので使いどころはありそうな1枚。

知識の精霊ロードリエス【レア】DMX14 | デュエルマスターズ通販カーナベル

名前にあるようにミストリエスの調整版カード。違いは自分のブロッカーが出た時にしかドローできないがロードリエス自身が出た時もドローできるので最低1枚は確実にドローできる点。軽量ブロッカーを並べるデッキはデュエプレでは強くないので就職先は無論天門系。
多色ブロッカーはあんまり増えて欲しくないのだがこいつだけは別。白青なのでそこまで不健全な動きも能力もないので天門を撃った時のリソース消費を抑える普通のカード。
よろしくないのは聖鎧亜の種になるくらいでそれは進化先がおかしいのとデュエプレ魔改造&オリカ組が悪いのでこいつが罪を背負う必要は全くない。
とありえず個人的にはロードリエスの実装(とスタン落ちしていく多色ブロッカー)から徐々に天門デッキの改革という名の健全化をして欲しいところ(最終的には10弾で強い単色ブロッカーを実装してモデルチェンジ完了が理想)。


・猛菌護聖ペル・ペレ
 5コス2500で種族がガーディアン/サイバー・ウイルスになったアクア・リバイバー。リバイバーがスタン落ちするので入れ替わりでこいつが実装されそう。パワーが上がったことは一長一短で種族的にはリキピの方が現状強いがガーディアンもサイバー・ウィルスも強化はされていく種族なので差別化は出来そう。


 多色の候補はこんな感じ。前回と前々回を合わせると約60種近くのカードを上げたので3分の1くらいは当たって欲しいところ。3回分のメンツを見渡すと極神編中心なのでやはりデザイナーズコンボというよりはプレイヤーズメイドなカードが多い。デザイナーズが主体になりそうなのはヘヴィデスメタルと武者・ドラゴン周りくらい。この辺デザイナーズとプレイヤーズメイドの綱引きはTCG版の元となったギミックに大きく影響されるので仕方がないところではある(戦国編は極神編とは違いサムライ、ナイトはデザイナーズ中心)。
 また、TCG版をある程度なぞるという事は実装するカードの能力などが予想できる反面、そのカード実装しても大丈夫?と危惧しなければならないカードでも実装しなければならないというのが気になるところ。9弾ならキング・アルカディアスがそれにあたる。この分かっている地雷をどうするかも9弾の注目ポイントだと思っている。
 以上で新弾実装予想カード多色ノーマルカード編を終わります。今後も不定期で考察などをしていくのでTwitterからもチェックできるのでよろしければフォロー、いいね、リツイートをよろしくお願いします。