5月18日新弾カード紹介

昨日のマッドネス強化うひょーと盛り上がった後、スタン落ちするカードを確認してデラセルナが3弾だった事を思い出し、秒でダメじゃんとなった不遇好きです。
上の事象を見れば分かる通り、競技性の面からはTCG版のブロック構築やNewというレギュレーションはあるべきなのですが、当時のデュエマはそういうのを全く考えていないでカードを作っていたのでこういうことが起きちゃうんですよね。今のTCG版は通常弾の合間にデッキビルダー、特別パック、構築済みデッキをバンバン出して必須カードをドンドン再録しているのでいいのですが(それでもデドダムは出し渋り過ぎなのだが‥‥)、デュエプレはまだそこまでカードが増えていないので再録も難しいんですよね。
とまぁ新規カードでも実質ALL専用なカードがある可能性があるという中で今日の新弾カードを見ていきましょう。

 本日1枚目はコアラ大佐に続くO・ドライブカード”機動闘竜メタルクロー”が発表されました。



 O・ドライブ能力はTCG版と変わらず闇+1マナでパワー低下2000を放ち、自然+1マナでパンプアップ2000です。種族アーマロイドはデュエプレでは空気、昨日のブレードワームの存在を考えると、ティラノデッキでの採用がメインになりそうです。ティラノなら闇を入れるのが当たり前なので4コスで除去が撃てるティラノとして重宝されそうです。
 で、このカードの総評はというと一言で言えば”時代遅れ”です。あのねぇ、8弾でゴッドとかアガピトスを実装するというのはやっぱ間違いなんだよ。8弾で極神編要素を入れる&ティラノとドデビルのデッキを作らせようというのを両立するならこういう奴を8弾にいれなきゃいけなかったんだよ。8弾でO・ドライブ、9弾でゴッドじゃ駄目だったんですかねぇ‥‥こういうカードがあるからこそ、メカオーの横並びをティラノやドデビルの除去で牽制し進化GVの着地を巡るハゲしく熱かりしカードバトルで勝った方が進化GVを着地、そのカードパワーで勝利というのを僕は8弾とそのEX弾環境でやりたかったんだよ。それをゴッドを先出しするで横並びメタを作るとか、運営はティラノやドデビルのカード調べてないでしょと言いたくなります。
 ということでメタルクローが最前線で活躍するというのはちょっと厳しいかなぁと思ってしまいます。ゴッドとアガピトスより前に実装されていれば、ティラノの軽量生き物除去札として活躍できただけに非常に惜しいカードです。

 さて、実装時期が遅くなってしまった‥‥というより世に早く出過ぎたカードによって活躍の機会が減ったカードがある反面、その早く出過ぎたカードによって救われたカードもある。今日の2枚目は”巡礼者ミ・アモーレ”です。

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 さて、カードの紹介をしますが、まぁうん、白の3コスですな。つまり最低限の需要が確約されているわけですわ。TCG版からは破壊された時の攻撃制限効果が相手限定になるという強化を受けての実装です(つまりTCG版は自分のターンに破壊されると実質デメリットになるカードだった)。ちなみにTCG版での戦績はなんとビックリ全国大会2014年デュエマ甲子園日本一決定戦オープンクラス準優勝の”サザンルネッサンス”デッキに2枚入っていたという驚きの実績をこいつは持っていました(当時はバイクがブンブンしていたので刺さりが良かった)。ちなみにコイツの登場は2008年、活躍が2014年と殿堂、プレ殿していない世に出た全てのカードが使えるデュエマならではの活躍をしました。
 で、そんなこいつがデュエプレに来たらどうなのという問いにはレモン同様アガピトスから踏み倒してダイレクトアタックを阻止するやとりあえず置いておいて除去をこいつに誘導するという活躍が期待できます。つまりは自分が使えば九死に一生や遅延を期待できるかもしれなくて使われると非常にめんどくせぇ‥‥とゲンナリするカードです。使われるかというとアガピトスの踏み倒し候補その他でしょう。レモンとは文明の数やパワー、ブロッカーの有無、能力の違いで差別化できているので、コイツが必須という訳ではなさそうです。環境や構築で選択することになるので思ったより見かけなくて、想像しているより見るといった感じになりそうです。という事でこいつはTCG版での大器晩成おしゃれ枠からくっそ強いカードのお供に大出世することになりそうです。

デュエプレのカードの闇と光を見た後に発表されたのは”両断のスカルセドニー”でした。



黒緑のウィニー、スレイヤーで破壊された時マナに行くという事で相討ちして自分だけマナ加速できる。
‥‥‥‥なんか他に語る事あります?種族もスピリット・クォーツで種族シナジーがない種族である以上、コイツをわざわざ使うデッキがあんまりないのですが…強いて言えばアルバトロスで蘇生出来たらちょっと厄介、多色だからメイデンやヴァルディの種になるぐらいでしょう。閉廷!!

 本日4枚目は当時の子供たちに大人気、今でも語り継がれる”光陣の使徒ムルムル”が発表されました。なぜかカード紹介の部分ではルムルムと誤植されていますがちゃんとカードはムルムルです。

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 もはや安心感すら漂う、味方の他のブロッカーのパワーを+3000する能力。という事でブロッカー軍団をまとめてパワーアップ、鉄壁の壁を作りだせます。
 TCG版と能力が変わらないのならデュエプレでも活躍で出来そうなムルムルですが、TCG版よりはちょっと使いにくいんですよね‥‥盤面上限が7体という縛りでブロッカーにも質が求められ小型を並べるデッキが生まれていない。魔改造の果てのインフレによって3000のパンプアップでは壁になり得ない状況が多くなったと逆風が強いからです。
 ムルムル複数体並べた超防壁も盤面上限の関係で殴るクリーチャーを横に起きづらいという問題も発生‥‥まぁこれはゼンアクやALLならエリクシアといった大型ブロッカーでブレイク枚数を確保すれば何とかなるので小型に頼りきるというよりはその壁で時間を稼ぎフィニッシャーにつなげていくのがムルムルのデュエプレでの役割かなぁと思います。ブロッカー重視になりやすいので最近環境で見ないドロマー(白青黒)軸のデッキ強化になって欲しいと僕は思います。
 一方でアガピトス(またお前か)から踏み倒せて、アガピトスのパワーが9000になって6000以下を対象にとるブロッカー破壊をムルムルに誘導することができるなど新たな強みも獲得しています。種族イニシエートが生きるというのはTCG版より厳しいのは変わりませんがアタッカーのパワーに負けがちなブロッカー軍団の底上げカードとして活躍できること僕は期待しています‥‥できればアガピトス抜きでってなりたいけど現状結構厳しいよね‥‥

 今日は小型クリーチャー多数から最後のSR、VRは何かな~と期待していたところで発表されたのは”烈風の求道者ザンゾン”でした。まさかの種族メカサンダーでオリカです。多分コイツの製造経緯は上のムルムルを何とかデュエプレで使ってもらおうと考えて作られたカードなのかなぁと思わせる1枚です。

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 評価に困る1枚が来ました。こーいうカードが事前紹介する時一番困るんだよなぁ‥‥まずはとりあえず基本スペックの分解から。パンプアップ値が1体につき3000なので単純にブロッカーを並べると最大パワーは21000、上のムルムルが絡めばもうちょっと大きくなる可能性もあるが盤面を埋める程並べるのは至難の技なので12000のTBが目標になりそうかなぁ。ダイヤモンド状態付与の他のブロッカー3体以上はアガピトスから展開や天門を使えば数は並ぶので発動自体は比較的容易。
 で、コイツ最大の問題点、もといデュエプレのダイヤモンド状態召喚酔いを解除できないというのがコイツの最大のネックだよなぁ‥‥単純にブロッカーを並べるだけだとコイツ召喚酔いが解けなくて最大打点のこいつが殴れないっていうのがキッツい。ダイヤモンド状態付与にこだわると盤面上限の関係で最大6打点しか用意できなくて、コイツで殴るには1ターン待たなきゃいけないのは確実なマイナス点。かといって打点増強をしようとするとコイツのダイヤモンド状態付与の意味が薄くなるという、噛み合わない仕様と能力。つまりダイヤモンド状態にしたブロッカーで殴るすなわちタップして防御を捨てて攻撃するという事は一撃必殺を狙わないといけないのだが召喚酔いを解除できずタイムラグが生じるか、過剰打点が用意できない中で攻めるかの二択はきちーでござる。
 とまぁ能力を全て生かそうとすると噛み合いの悪さが目立ってしまうんですよね‥‥召喚酔いが解除できない問題は横にアムシオン(まさかここでスポットライトが当たるとは…)を置いておけばアンタッチャブル付与でどうにかなりそう。ブロッカーが横に並ぶので1ターン耐えること自体は簡単と対処自体はできそうです。他ブロッカー大量搭載デッキになるので守護と偶発の要塞の価値の上昇、無限ブロッカーのアイザクに注目など影響自体は大きそうなんですよねー。無論ブロッカー軍団を並べるために天門やアガピトスをフル活用するのは当たり前なわけででして、相手ターンに天門でサンゾンを出せば召喚酔いが解除できない問題も疑似的に解決できるから天門とアガピトス採用は必須ですな。
はてさてコイツやムルムルを使ってブロッカーを横に並べて鉄壁TUEEEE‼という当時の小学生が考えた最強デッキがデュエプレで再現できるようになりましたがコレが果たして大人のデュエプレで通用するのか9弾実装で蓋を開けてみないと分からないです。

 今日のカードは小型が多いですが8弾の影響で勝ち組と負け組がはっきり分かれちゃったなぁと思っています。
 極神編の白単SRはウルフェウスのみでデュエプレではVRになってしまったので必然白単SRはデュエプレではオリカか先出しカードになるので、まぁしょうがないですな。そのSRサンゾンは色々運営が考えているカードだと思います。ダイヤモンド・グロリアスが使われなかったので相性がよさそうな能力を盛り込んで5コスブロッカーという使いやすいカードにして何とかブロッカーデッキを作らせようとする努力が見て取れます。またアガピトス関係も今回の発表が単色カードでデッキの構成色も白青+1色でブロッカーを使ってね、という方針なのでナーフ調整の方針が白単3コス以下に調整するのでは?と予想ができなくもないです。
 またエリクシアがスタン落ちするので天門で出せる大型ブロッカーの代替カードがあるのでは?天門向きな大型ブロッカーが何かしらくるだろうと思っていた中で来たのがサンゾンでした。これに関しては今日のムルムル、ミ・アモーレを見るに5C天門からの方針の変更をしようという意思と努力はあると思っています。多色推奨弾でこのような文明の数を増やしにくいデッキを組ませようとするあたり運営が5Cと天門を分離する準備をしているのかなぁと思てしまいます。
 以上今日の新弾カード紹介、小型クリーチャーたちと新型天門は白単数の暴力の方針か?を終わります。頑張って毎日新弾のカード紹介をして行きます。Twitterからもチェックできるのでよろしければフォロー、いいね、リツイートをよろしくお願いします。