デュエプレ選手権振り返りと新情報について

約2か月をかけて開催されたデュエプレ選手権、まずはお疲れ様です。大会の結果や公開された新情報等で語ることが多いなと感じたので今回も語る回として不遇好きがあれこれ語っていきます。とても長いですが前回同様読んでもらえれば幸いです。」

 

 

 

目次

①大会振り返り

②5等分の花嫁コラボに関して

③スーパーデッキ紹介

④バトルアリーナの大会形式変更

⑤カード修正

⑥まとめ

という流れで語っていきます。

 

①選手権振り返り

 

まずは大会の対戦にてルールが追加されました。細かいのは置いておいてザックリ意訳すると”30T経過で未決着の際に盾の残り枚数で決着”が追加されました。恐らくトリーヴァミケランジェロミラーの対策だと思います。個人的にはTCG版を踏まえるのなら第1回BAから将来を見越して作っておいた方がよかったかなと思います。TCG版ではCS等では時間制限でタイムオーバー時に盾の枚数で決着があるので大会のスムーズな進行を考えたら最初からあるべきだったなぁと個人的には思いました。とはいえタイムスケジュールもある生放送で過剰な耐久戦術が制限されることになったので多少ではあるが公式大会でのデッキ選択に影響がありそうです。

 

次は決勝Tでのデッキについてですが‥‥リキピ×4、シータ刃鬼×2、白抜き4Cゼニス、ドラフレカチュアとなりました。過去大会の決勝Tを振り返るとリキピ4は多いなと感じます。ここの1枠が祝門なり墓地ソースやトリーヴァミケランジェロ、手芸が割り込んでいたら良い環境だねといえるんだけど現実はこうなりました。

それ以上に20弾のカードがマイパッド、クロック、メテオライトしかいなかったことが気になります。8つのデッキしかないとはいえ最新弾のSRとビクトリーが1種類も使われていないというのは珍しいかなと感じます。不遇好きは第1回のBAを思い出してしまいました。VANベートーベンのピン刺し採用すらされなかったのも気になります。

ということで20弾の目玉カードを使ったアーキタイプを見ることができない決勝Tになりました。これを見るとナーフ修正なしは流石に考えられないかなと個人的には思います。

 

一方で決勝Tの対戦はめちゃくちゃ面白かったです。クロックが登場したことでSTによる逆転要素が増えて目が離せない展開になり、青単リキピが多いだろうという環境読みもありSTが試合の趨勢を変えることが多くこれぞデュエルマスターズという大会でした。1枠とはいえドラゴンフレンドカチュアを使ったデッキも登場し開拓の余地は少ないとはいえ20弾環境にはまだ可能性が眠っていそうです。

優勝デッキはシータ刃鬼、ほぼすべての勝ち試合で鬼丸「覇」が絡み、デュエマは頭脳の格闘技覇ァ!!はデュエプレでも健在ということが立証されました。後はメイ様がですかね‥‥リキピのアクアガードで抗えるのでそこまで先行1T目メイ様が荒ぶることは無かったですが母なる大地の種として出せる1コス獣としてや除去の強制、誘導を担い単なるマナ加速カード以上の働きをする場面が多くありました。これを見るとメイ様のナーフは不可避かなと感じました。

 

後は同接数がBAより低かったことに関しては予選と決勝Tの間で期間が開き過ぎたかなと思います。更に新弾実装によって話題が移ってしまった事、新弾環境の上位が19弾環境の延長戦みたいな形に落ち着いてしまい目新しさもなかったので伸びなかったのかもしれません。次回デュエプレ選手権を開催する際は予選と決勝Tの間を短くするべきだと思います。後開催地をもっと増やしてください‥‥難しいのは分かりますが不遇好きの県(人口は多い方の県ではある)でもほぼ県庁所在地の都市でしか予選が無かったので予選の開催数に関しては改善の余地があると思います。

他、同じことの繰り返しに近くなりますが20弾実装時にそれなりな規模のカードのナーフ修正をしなかったツケを支払っている感があります。この辺、TCG版E3と同じ過ちを繰り返している感じがしてTCG版より対処できる機会があるだけに惜しまれます。

次回にこの形式で大会を行う場合は新弾実装などを挟まずBAと同じように予選→決勝Tで期間を開けない、ヤバイカードがあるならあらかじめカードの修正を行いバランスを取る、予選の開催数の増加、この3点を改善してもっと盛り上がれるようになって欲しかったと思います。決勝Tの試合が白熱しているのはいつもと変わらないのでうまく改善してほしいです。

 

 

②第2回五等分の花嫁コラボに関して

まずは情報公開の拙さが見えたのが残念でした。新コラボ近日開催のスライド画像を公開したら普通は新規タイトルが来ると思ってしまうので今回は生放送にていきなり発表する形式の方が良かったと思います。他、18弾ポプテピコラボ、19弾ホロライブコラボとここ最近コラボイベントが続いているのも少し気になります。金銭的な負担はもとよりデュエマができることが第一優先なユーザーには蛇足と感じやすい(過去に不遇好きのマシュマロにもコラボに批判的な質問は来た)とコラボイベに対する心象面で不安がある。加えて3連コラボイベはコンテンツのパワーとしてコラボ頼りと受け取られやすいのも個人的には気になります。

とはいえ原作漫画キャラに課金を促すだけの需要が無いのも事実。ドラゴンサーガまでは続くことになりそうなので自社キャラクターによる課金コンテンツは21弾時の夏の装い2023でダピコ達が来ることを楽しみに待ちましょう。

とまぁ種々不安な要素が多いコラボイベントの初報でしたが情報が公開されれば全部が吹っ飛びます。今回は第2回ということで全キャラ水着仕様になりましたイエーイ!!で、気になったのは全員の水着にパレオなりで露出が抑えられている事です(笑)。最低限のコンプライアンスを守ろうという理性は評価しますが、不遇好きは大人です、そんな恥じらいは捨て去って来いやぁ!!とぼやいておきます。去年の夏の装いを見るにデュエプレ公式はまだ1線を越えていないなと感じます‥‥個人的にはそんなものぶっ飛ばしてほしいと思うのですが上で述べた通りデュエマ一筋なプレイヤーもいるので難しいところです。

個人的な欲望はほどほどにして課金プライズカードですが、ミルザム、Nワールド、ザビミラ、永遠龍、ドングリになりました。気になるのはやはりドングリ、前回のホロライブコラボでエレガンスを採用してしまい緑単SRで出せる候補が少ないというのが明るみになりました。この辺最近の弾は無色と多色のSRが多く5文明分5種類の単色SRを選ぶのが難しいという事情があります。

カードデザインに関しては去年のルピコGENJIXXのスイカ割りよろしくクリーチャーたちが背景で貼っちゃけていてとても楽しいです。まぁ永遠龍のドラゴン龍は普通に焼きそば作りそうですが(実際DSのアニメではおでんの屋台をやっている)。そういう意味では夏らしく華やかさもありつつクリーチャーのネタ要素が追加されたいいイラストだと思います。

 

後は‥‥ここ最近のコラボイベント恒例の試練の塔は未開催となりました。毎弾やっても勝てるデッキに変化が少なく飽きたという意見が多くなり始めていたので良かったのかなと思います。代わりに開催されるのはスタートチャージ5となりました。スタートチャージ10と違って使用カード制限がないのでお祭り対戦と割り切ってデッキ構築と対戦を楽しみましょう

コラボイベントに関してはこんな感じ。最初は不安だったがなんだかんだ言って楽しみです。

 

③スーパーデッキ紹介

テーマはドラゴンとゴッドです。E2に変形デッキでドラゴンのデッキがある、E3からDSで大規模な種族の入れ替えがあるので既存種族のドラゴンを実装する数少ない機会といいうことでのチョイスだと思います。ゴッドの方はE3のメインテーマの一つで現環境で苦戦していて強化パーツが欲しかったので良いと思います。後はスーパーデッキVということで再録と新規の紹介をメインにやっていきます。

まずは鬼ドラゴン新規カードから。

 

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新規カード1枚目は”国士無双カイザー「勝×喝」”でした。レアリティはVRで出た時に自分のドラゴンの数だけGJして勝った数、コマンドまたは7000以下を除去します。

GJ頼みとはいえ除去できる範囲は広く、今のデュエプレでパワー7000以上のクリーチャーの多くはコマンド持ちなので大体のクリーチャーは除去できそうです。上手く展開した後に出せれば多面除去も可能と可能性を感じる1枚です。

入るデッキはドラゴンフレンドカチュアになりそうです。選手権の決勝Tでは永遠龍を除去できず敗退してしまいましたが国士無双によってカチュアから出せるハンター/ドラゴンかつ永遠龍を除去できる択になり採用が期待できます。多面展開もエクスや永遠龍によるカチュアへのSA付与による追加展開によって可能になっています。

まとめるとドラゴンフレンドカチュアの強化パーツとして使われそうです。枠の調整はありますが貴重な除去能力持ちドラゴンとして使われそうです。

 

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2枚目は”無双龍幻バルガ・ド・ライバー”でした。テキストはTCG版から変わりましたが能力は今のところ一緒です。出たターンはアンタップしているクリーチャーも攻撃できるSAで連ドラします。ハズレはマナに行きます。

2018年クロニクルデッキのカードだけどデュエプレでもイマイチ使いどころがないよなぁと感じます。ADならより豪快な踏み倒しが可能でコストも1低いライゾウがいるので使われない。NDでもバルガライザーが帰って来たので正直コストの差でライザーで良くね?になりそう。コイツの利点は盾を殴らずに連ドラできる事だけど現環境で10マナ支払っている段階で相手獣殴って1体ドラゴンを出す余裕があるのか?問われたらないよなぁ‥‥と感じます。10マナ支払うなら「覇」出してEXターンでワンチャンを取りに行く方が良いのでは?と感じます。あえてコイツを生かすなら鬼修羅で出せるという点でしょうか、その場合でも5枚目以降の「覇」になりそうですが手札の確保が難しいので両搭載するかもしれません。

おもちゃ枠な予感がする1枚。身内対戦向きのカジュアルカードな感じがします。たまに使われて「覇」が出てきて面倒な事になる止まりなカードになりそう。一応ハンター持ちなので刃鬼と組んでハンター連ドラみたいなデッキはNDで開拓される可能性はありそうです。が、多分永遠龍で蓋をしつつ「覇」を投げて勝つ動きがメインでコイツは添えるだけになりそうです。

楽しいカードではあるのでCPU戦などで存分に使いましょう。

次は再録枠、あんまりめぼしい再録がないので簡単に。

・ガルザーク、ゾルヴェール、バベルギヌス

:ドラゴンゾンビが余りにもNDでイマイチなので駆け付けた古のカード2種とバベルギヌスが再録されました。バベルは探索廃止で強化、盤面を増やし過ぎない、黒マナを出せるという点でヴィオラソナタと差別化して運用したいです。ゾルヴェルは‥‥う~ん‥‥探索廃止は嬉しいけどドラゴンゾンビという種族デッキがイマイチすぎるんだよなぁ。速度とカードパワーの面で足りないものが多すぎてデッキにはなるけど環境には入らないと思います。ガルザークもドラゴンゾンビで使ってくれよなという意図は感じますが赤入り多色というのが足を引っ張りそうです。ドラゴンゾンビの種族デッキであ他の赤のカードで入れたいのがスクラッパぐらいしかないので事故が怖いです。

バルガドライバー同様にCPU戦や身内対戦で使う楽しいデッキとして使うことになりそうです。

 

・バルガライザー

:NDの連ドラ用のカード第一候補になりそう。ADのライゾウは色々あるので本来はこのぐらいのカードがちょうどいいのかなぁ‥‥と感じる。NDで連ドラが流行るかは未知数だがデッキとして強くするならコイツを軸にすることになりそう。

 

後のカードはイマイチだと思います。最近実装されたカードが多い、エコアイニーはレジェプレ2023で再録されてそこまで旨味が無い‥‥

総じてデッキとしての完成度は低いと感じました。スーパーデッキVを名乗るならもう少し完成度を高めて欲しかったと思います。パーツ取りとしては「覇」、ヴィルヘルム、モーツァルトヴィオラソナタ、バベルギヌス、メンデルスあたりの枚数が少ない人は購入を検討できそうです。後は上で述べた通り国士無双はドラゴンフレンドカチュアで採用を検討できますが他のカードが要らないなら単品で生成した方がいいと思います。

後は、コラボイベント開始と同時発売ということで新規にオススメできるかというと‥‥無理ですね。素直にパックを剥いて青単リキピを作りに行った方がいいと思います。このデッキ基盤で環境デッキを組もうとすると莫大な費用が必要なのであんまりオススメできなさそうです。次はゴッドサンクチュアリのカードを。

 

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まず1枚目は”神炎の影グレイブ・ディール”で、TCG版からはコストが1上がりましたがパワーマイナスが3000と6000に強化されました。TCG版を踏まえると割り振りではなく1体をまず-3000してゴッドが自分の場に居たら-3000を追加するだと思います。

うん、の一言で終わりそうな1枚です‥‥一応評価点としてはトリーヴァのマドンナを除去できるカードではありますが7コスかぁ‥‥と汎用性、手軽さの面で使いにくいと感じます。多分デスゲートなりデーモンハンドなりに入れ替えることになりそうな感じがします。

 

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次は”崇高極上神”です。久々の純正ゴッドカードでTCG版では至高無上神と対のカードでした。

 

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ゴッドカードということでまず召喚可能なのは2体でまず”崇高神ケミカル”です。TCG版からは変化なしで出た時にエマージェンシータイフーンを放ちます。とりあえず出したら手札交換が可能ということで最低限のデッキ回転をすることができます。

後は除去されないことを祈り、リンクしましょう。

 

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相方は”極上神”プロディジー”です。こちらもTCG版から変化なしでターン終了時に自分のブロッカーを全てアンタップします。

まぁRで至高無上神の対のカードなのでスペック面はお察しです。デュエプレ基準でも2年前のカードパワーなんだよなぁ‥‥

 

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そしてリンクすると”崇高極上神ケミカル・プロディジー”になります。こちらはTCG版から攻撃時に2枚ドロー1枚ディスカードが追加されました。後はTCG版と一緒で外観としては除去が無いゼンアクといった感じです。

ということで辛辣ですが今の環境で戦えるカードじゃないんだよなぁ‥‥フュージョンで出すにしてもゼンアクでいいと数合わせな感じしかしないです‥‥

 

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次は”大地と永遠の神門”です。TCG版からは出せるゴッドの範囲が広くなり9コスまで出せるようになりました。テキスト的には普通のゴッドカードの片割れを出してヨミのリンク先は出ないだと思います。加えコストを満たしたリンク形態も多分出ないです。

コイツの利点はデュエプレでは数少ないゴッドをリアニメイトできるカードということに集約されそうです。TCG版ではゴッドもクリーチャーカードだったので普通のリアニメイトカードでOKだったのがデュエプレではゴッドカード化してこのような専用カードでしかリアニメイトできないです。

とまぁアイデンティティーはあるので何かに使える可能性はあります。TCG版だとMロマから唱えられていたのでMRCの可能性を広げる‥‥出せるゴッドが無いなぁ‥‥サイキックだした方が強そう‥‥

 

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TCG版で絶賛大暴れ中のサガですが元はこんなカードでしたその1の”破壊神サガ”です。TCG版からは場にゴッドがいれば墓地から召喚可能になりました。後はTCG版と一緒でリンクしたゼンアクがいれば両プレイヤーのマナと手札を山札に戻す豪快能力と除去耐性を得ることができます。

なのでリンクしたゼンアクがいれば出せばかなり勝ちに近づきます。盤面は触れませんがゼンアクの除去能力と2回ブロッカーで十分なので後はSTが捲れないように祈りつつ殴り切りましょうというカードです。

一方の課題はゼンアクリンクに2Tとコイツの召喚で1Tの計3Tを必要とし、コンボを決める間、相手は好き放題動いてくることです。ゼンアクリンク中に除去が飛んでくるのは必至で現デュエプレでは除去+何かをするカードが当たり前になるぐらいにインフレしているのでなかなか決まらないと思います。この辺ロストソウルがあると今引き以外で対処不可なので決めやすくなるんですが‥‥

つまるところ手間と労力に見合っていないです‥‥1年前のスペックなんだよなぁ‥‥

 

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2体目のサガは”創造神サガ”です。こちらはTCG版から大きく変わりました。まずは場にゴッドがいればマナから召喚できるようになりました。ゼンアクの文明を考えると緑が蛇足ですがマナから召喚可能なのでコイツ自身が緑マナなのでタッチでいれても機能します。また破壊神サガ同様の除去耐性を持っています。

目玉はデッキ外から呪文を踏み倒す能力でTCG版では山札からの3種から1種でしたがデュエプレではゲーム外から3種全てに強化されました。デッキ枚数の差が生まれることを懸念して唱えた呪文は唱えた後にゲーム外に消えるので他のカードを使って使い回すことはできません。

ということで踏み倒せるカードを見ていきます。

 

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まずは”バイオレンス・ヘヴン”。コスト関係に関しては踏み倒しかつゲーム外に消えるので飾りでテキストがすっきりしました。

効果はゴッド以外のクリーチャーを全て破壊ということでトライゴッドリンク時のHDMと同じです。サガは踏み倒しているなら横にゼンアクがいるので除去耐性によってこの呪文の効果で破壊されることは無いです。

 

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続いて”ゴッドサーガ”、イラストを見て分かる通りデュエプレのバイオレンス・フュージョンの元となったカードです。効果もフュージョンの元になったカードということでマナからリンク状態のゴッドを1体出すに変わりました。これで何が変わったのかというとHDMが出せるようになりました。とはいえデッキ構築の関係で2体目のゼンアクを出すことが多そうです。

 

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最期は”ゴッドブリンガー”TCG版からは盾追加効果が追加された一方で出せるゴッドの数が2体までになりました。まぁリンク状態で出せるのでデュエプレ版のこちらの方が基本的には強いです。

3種まとめると唱えることができたら大体勝ちます。ゴッドが複数体出て相手の盤面を一掃すれば大体は勝ちます。構築が難しいですがADでHDMを搭載すれば返しのターン対策も可能です(それならフュージョン使えよになるのは考えないものとする)。

NDは‥‥出せるリンクゴッドが少なすぎるよなぁ‥‥と感じます。候補が少ないに関しては21弾で何か出る感じの事を研究所で言及されていたのでリバイバル枠なりなんなりで追加されそうです。後は破壊神同様ゼンアクリンク+創造神を場にそろえるのが現環境で難しいの一言に尽きます。

まとめるとこれでゼンアクを使った面白いデッキは作れるもののコンボデッキ特有のかかり過ぎる手間とオーバーキルによって環境で戦えるデッキにはならない感じがします。

次は再録です。こちらは主に呪文の再録が目立ちます。

ダークライフ、ブレインタイフーン、吸い込む、エタガ

呪文の再録はこんな感じ。ダークライフはドラゴンゾンビなどのデッキで使ってほしいという再録だが肝心のドラゴンゾンビのパワーが足りない。他も現デュエプレで墓地を肥やしてマナを伸ばすデッキはないので他を押しのけて採用する未来はないかなぁ‥‥

ブレインタイフーンも墓地肥やしが1枚なのが来なります。20弾でスクランブルタイフーンが再録されたことも向かい風で使われない想定‥‥とうか何で再録したの?枠その1。

吸い込むも謎再録。というのもレジェプレ2023で再録済みなので9月のスタン落ちが関係ないカードなんですよね‥‥イラストも通常版と一緒ということで他の収録カードとセットで手に入る以外のメリットがない。

エタガも12月のスーパーデッキV再録カードということで今再録しても使用期限が変わらないカード。吸い込むと違うのはイラストがスーパーデッキ仕様で通常版と違うところ。昔を懐かしみたい人はこちらを手に入れて使ってもいいかもしれません。

 

クリーチャーの再録はこんな感じ

デスサークル、ガガコロリン、ドボルザーク、Nワールド

・デスサークルはクリーチャーで強めのトリガーで墓地が増えるので墓地ソースで使えるかも?しかし5000GTで出せなくなるトリガー獣なので過信は禁物。ガガコロリンは延命枠で永遠龍を除去できるカードが11月まで使えるのは有難いドボルザークはゴッドサポートだけどコイツを使う余裕はなさそう‥‥Nワールドも延命枠でコラボカードが4か月でスタン落ちはマズイということで再録となりました。

 

コッドサンクチュアリの方をまとめると鬼ドラゴンよりはデッキとしての完成度は高いがランクマ向きデッキにはならない感じがします。ゼンアク完成からのサガ召喚で勝つとコンセプトは明確なのですが動きが1年前のデュエプレで今のデュエプレのバトルスタイルとは戦えない感じがします。

 

TCG版を踏まえるとスーパーVデッキというよりはクロニクルデッキといった方が適切なんじゃないかなと思います。そういう意味では昔を懐かしむカジュアルデッキな趣が強い感じがします。この辺カジュアルな対戦が活発なら全然OKなんですけどデュエプレはそうじゃないんだよなぁ‥‥歴代のスーパーデッキから1つを選んで10枚まで入れ替え可能なSPマッチをやればまだ使えそうですが、多分鬼ドラゴンにライゾウ4枚、メンデルス増量したデッキが覇権を取りそうでゲームにならない予感がします。

最期にまとめですが鬼ドラゴンはランクマ用のデッキに改造するには多額の費用と抜本的な必要。ゴッドサンクチュアリは改造してもそもそものコンセプトが環境外になりそうです。これをコラボイベント新規が増えそうなときに発売するのはどうなんですかね‥‥といわざるを得ません。

辛辣な評価になってしまいました‥‥限定イラストのカードが欲しいなら購入を検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

④バトルアリーナの大会形式変更

 

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続いては次回からBAの予選形式が変更されるということが発表されました。これまでは一定ランク以上の人が参加可能でオンライン予選→決勝Tでしたが次回からは上記の通りに変更されます。

次回からは1次ラウンド→2次ラウンド決勝Tの3段階になりました。2次ラウンド以降は従来通りでしたが1次ラウンドが抜本的に変わることになりました。

内容としてはランク制限を撤廃し全ユーザーが参加可能になりました。不遇好きとしては大賛成の措置でこういうイベントは参加した人が多いほど良いのでランク制限撤廃は復帰勢や新規勢でも参加可能でモチベーションに繋がります。加えて1次ラウンドはアプリ内で完結というのもグッドでディスコードの設定等々で敷居が高いなどの問題が解決しました。

 

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そして1次ラウンドの内容は基本プレイスアリーナと同じ仕様です。なのでプレイスアリーナに参加したことがあれば勝手が分かると思います。違うのは最後が7戦中6勝が必要な事ぐらいです。プレ大会も開催予定とのことですがすでにプレイスアリーナを何回か開催しているのでフォーマットがほぼそのままなので目立ったトラブルは起きないと思います。

なので以降プレイスアリーナは開かれないんじゃないかなと思います。プレイスアリーナではファイナル進出でプレイマット、ファイナル全勝で称号がもらえましたがこちらの予選は参加賞のスリーブのみ。個人的には報酬をプレイスアリーナ仕様にして予選とアリーナを兼用してもよいのでは?と感じます。後はCSでのBYEはこの1次ラウンドのファイナルで1勝のボーナスということでCSで勝てるぐらいなら1次のファイナルは到達できるだろうという想定みたいです‥‥まぁ勝てるよね。

ということで予選形式が変わりより多くの参加が可能になったBA、盛り上がっていきましょう。

 

⑤カードの能力修正

流石にないとは考えられない、これまで放置してきたツケがついに修正されることになりました。

 

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まずはメイ様ですが‥‥残念ながら当然と言わざるを得ません。そして修正が遅いということで悪い意味でデュエプレの歴史に名を刻むことになりました。実装時の不遇好きは壊れになるかは分からんから実装後を見てからでしたが実装後はきっちりぶっ壊れでした。マナ加速カードとしても異次元ですが、マナ加速だけではなく母なる大地の入れ替え要員としても使える1コス獣としての運用は想定外でした。マナ加速した後に大地で永遠龍やヴィルヘルムなどになるのは鉄板ムーヴとなり先行1T目メイ様が通れば莫大なアドバンテージを取れるので大いにデッキ構築を縛る要因にもなりました。

ということで修正され場にメイ様含めてドリメが2体いないとマナ加速(と踏み倒し)できないようになりました。ということで単純なマナ加速カードとしての運用はかなり難しくなりました。なのでマナ加速兼大地の素材として採用しているデッキからは抜けて種族デッキ専用のカードになると思います。

コイツに関しては実装直後からマナ加速が異次元であり手軽過ぎる大地の素材ということが発覚し大暴れしました。なので20弾実装時に修正するべきカードでした。が、デュエプレ選手権が弾を跨ぐやイザナイゾロスターの生贄運用でヨミを踏み倒してほしいなどの理由から20弾実装時に修正されませんでした。これに関しては完全に悪手だと思います。明らかに想定外の出力と運用をされているので3か月も使えたのは運営への不信感が溜まるのは当然だからです。いまさらですが当然の修正でようやく健全なマナ加速環境になると思います。

後はドリームメイトデッキでも異次元な動きをしますが、AD限定かつメイ様がいないとドリームメイトはどうしようもないので事故と割り切るしかないと思います。ドリメの種族デッキの使用率が10%を超えているとかならこちら方面での運用にもメスが入るのですが現状そんな使用率は出ていないので修正は不可能でした。

最期にビッグマナ系デッキでのリペアですがクリーチャーならジャスミンや青銅、手札消費を抑えるという観点ならジオブロンズやガチンコルーレット、メタ意識なら声援と割と簡単にリペアできる感じがします。なので環境的にはメイ様ナーフで劇的に刃鬼やゼニスが数を減らすことは無いと想定しています。

 

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続いてはホワグリが1枚制限になりました。原因はトリーヴァミケランジェロの遅延として強すぎるからとのことでした。これに関しては勝ち方が良くないかなと感じたデッキで弄れるカードがコイツしかなかったと思います。

勝ち方が良くないに関してはトリーヴァミケランジェロの動きが”待ち”に特化しているのが問題だと思っています。受けのデッキなら最終的に殴るので良いのですがJイレブンのXEウィン狙いで相手がしびれを切らして盤面を並べてくるまでマドンナとNワールド、盾操作で耐久することしかしないのが問題だと感じます。TCG版のJイレブンだとっ自分11体で除去対展開でゲームが能動的に進むのですが相手と自分11体で盤面上限7体だと必ず相手依存が発生し”待ち”の時間が発生&長すぎるが最大の問題かなと感じます。加えて崩し方が分からない初心者、分からん殺しの色も強く試合時間が長すぎるというDCGとしては不健全な動きということでメスが入ることになりました。

後は‥‥実装時の時点でTCG版では4枚使えるカードになっていましたがEシリーズ期に暴れて1枚制限になったカードをTCG版と同じスペックで実装するのはいかががなものか?と不遇好きは実装時から不満を持っていました。なので1枚制限は案の定、過程は違えど残念ながら当然と受け取っています。

 

 

ほか、のちに登場するカードとの組み合わせを考慮も当然で今の刃鬼はシータ軸ですがダイハードが実装されるとメテオライトとのコンボが開拓されTCG版同様白刃鬼になる、サイクリカで使い回すことでトリーヴァや刃鬼で異次元の耐久力を発揮することが懸念されたのだと思います‥‥あの~それってTCG版と一緒なんですよね‥‥この辺先を見れるのなら先を見て調整しておきなさいよ、何で4マナで実装したの?と説教をしておきます。

続いてはリペアですがマナ回収は豪力orフェアホからのジオザマン、盾操作はスーパーエメラルと枠は使いますが容易にリペアできそうです‥‥不安しか感じないんですが‥‥というか剛力からのジオザマンはJイレブンのEXウィン条件を2体もカウント出来るんですが‥‥と嫌な予感はします。この1枚制限をもってしてもトリーヴァミケランジェロが環境で一定の存在感を示すなら更なる修正もありそうです。何が修正されるかは分からないです、カード間のシナジーが複雑に絡み何を修正すればちゃんと弱体化するのかが不透明すぎるためです。

 

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探索廃止カード3人衆の中で目立つのはオチャッピィの探索廃止です。TCG版ではかゆいところに手が届くカードで多くのデッキで採用されてきたのでデュエプレでも採用が増えそうです。特にスン―フェアリーの種族デッキでは進化獣の能力でマナからスノーフェアリーを拾えるのでこの強化によって墓地のスノーフェアリーから回収したいカードを確実にマナに置けるようになり不便さが無くなりました。

地味な強化ですがマナ回収などのマナ利用を絡めたデッキでは格段に運用がしやすくなる強化です。

 

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最期はコイツの修正なのですが、カードテキストと公式のカードリストテキストが違うという不具合もある問題児です。もっとよろしくないのが強化理由が的外れもいいところという笑えない要素もあります。というのもオラクル・オラクリオン軸でのシューゲイザーとアシッドの採用率が低いからコイツを強化しますは開発さんはデュエマを知らないのでは?と不遇好きが言いたくなるぐらいに的外れだからです。

 

まずシューゲイザーとオラクルの相性ですが、悪くはないがTCG版での結果を踏まえれば使われるわけないだろと分かって当然だからです。だって、同時にキリューの能力をTCG版に戻したら道化とってもTCG版のシューゲイザーデッキを組んでくださいって言われているのにオラクル軸で使う人はいないよ。ヨミのシンパシーの頭数を増やせるもシューゲイザーのコストが7じゃ重いんよ‥‥場に1体でもいればヨミが7コスになる中でシューゲイザーから出す意味is何?と的外れ。

じゃあ、何でシューゲイザーの使用率が伸びないのかと問われたら前門の青単リキピ、後門のビッグマナ勢に挟まれて辛いからです。この辺は18弾のラムダに近いものを感じます。速度でリキピに押し込まれ、手札補充が薄いシューゲイザーではどこかで動きが停滞してビッグマナのマナ加速が間に合い大型獣を出されて負けるからです。なのでメイ様修正でビッグマナ系の足が遅くなることは追い風だがシューゲイザーもメイ様を使えなくなるので結果的には風は吹かない。加えて青単リキピは無調整なので数が増えそうと考えると向かい風な予感がして使用率が更に落ちそうな感じすらします

 

そしてアシッドですが、コイツに関しては期待する方がバカのカードです。不遇好きはカードリストが出た時の評価でアシッドは酷評しましたがその通りの結果になりました。踏み倒し先の無色獣がヨミとイズモに集約されて種類がが減ったタップされているクリーチャーを生贄にするのならビートダウン向きの踏み倒し先が必要なのに実装されたのはコントロール向きでチグハグすぎるのが原因です。TCG版ではジャスティスを出してそこから超次元呪文を唱えてキル×2体を展開し相手に処理されない数を展開して2Tで殴り切るデッキなのですがこの動きがデュエプレではできません。シューゲイザーを出せばいいじゃないもだったら直でシューゲイザーを出せばよくてわざわざアシッドを経由する理由がない。またヨミを出せるのもイザナイゾロスターの方がコストが軽くそちらを使った方が良い‥‥事前評価の繰り返しになりますがデュエプレのアシッドは5枚目以降のシューゲイザーかイザナイゾロスターでしかありません。加えてメイ様ナーフで攻撃せずにタップされているクリーチャーの調達更に困難になりシューゲイザー以上に今より使用率が下がるまで考えられます。当然オラクル軸なんてものはないです。

 

ここまで語ればヴォスラディッシュの強化とシューゲイザーとアシッドの使用率が低いまったく関係ない事は分かるでしょう。メイ様の弱体化を考えるとシューゲイザーとアシッドは更に立場が悪くなりそうな感じがしますが、その埋め合わせがヴォスラディッシュ強化は疑問より失笑するしかないです‥‥ヨミの採用率が低かったの文言ならこんなことを言わなくて済むんですが‥‥正直修正理由で妥当なのはクイックピックの環境整備しか納得できる部分がありません。

 

最期に今回の修正で環境がどうなるかというと‥‥無規制だった青単リキピをどう攻略するかで環境が始まり、青単リキピがトップを走り抜けて、次点が群雄割拠だがリペアが容易な刃鬼とヴィルヘルムコントロールが続くのかなぁと思います。つまり大枠は変わらない想定です。変わるとすれば青単リキピが使用率統計でつねに1位になるぐらいかなぁ(修正前は刃鬼が1位の日もある)の変化しかないと思います。

青単リキピが頭一つ抜けた使用率を出すかトリーヴァミケランジェロが環境で健在なら21弾実装時にまたカードの能力修正はありそうで、不遇好きはその可能性が高いと思っています。

 

⑤まとめ

まだ語ることがありそうな気がしますが長くなってしまったのでここまでにします。まとめるとデュエプレ選手権お疲れさまでした。コラボイベントとBAは楽しみです。スーパーデッキはスーパーではなくクロニクルでカジュアル向きだった。カードの能力修正は残念ながら当然と的外れ修正、環境の変化は期待できません‥‥という感じです。

次回は21弾実装カード予想を予定しています。不定期ですが記事を投稿するので良かったらTwitterのフォロー、いいね、宣伝をよろしくお願いします。