7月16日21弾実装カード紹介

 

 

21弾の情報が公開されると同時にバトルアリーナの予選のプレ大会が始まります。仕様面ではプレイスアリーナと基本一緒なのでデイリー消化気分で今回は気楽に参加するのがいいかなぁと思います。いつでも言われているバグは‥‥まぁベースがプレイスアリーナなので致命的なのはないはず。

今日は生放送があり多くのカードが公開されました。

 

 

 

1枚目は赤いNワールドこと”新世界 シューマッハ”でした。出た時に各プレイヤーは手札を捨てて5枚引かせる手札交換クリーチャーです。TCG版からは引くカードが5枚固定になった一方で引くか引かないかは任意のままです。後はレアリティがSRからRに降格しました。

豪快な手札交換能力ですが、Nワールドと比べて墓地をリセットできない点が辛くTCG版ではあまり使われませんでした(だからRに降格したともいう)。墓地ソース相手には利敵行為の可能性が高く、永遠龍が出てきたうえで手札を与えてしまうという点が辛すぎました。デュエプレでは引く枚数が5枚固定任意になったのでLOが近い場合は実質全ハンデスとして使うことも一応可能です。

他にも墓地を肥やすデッキで6マナの墓地肥やしカードを使いたいのか?という問題があります。順当に墓地を肥やした墓地利用デッキだと6マナ帯はフィニッシャーを出す時でここで墓地肥やしをしているようじゃあ負けるんですよね‥‥現環境でパルサーが使われていないことを考えるとRに降格しての実装は妥当かなと感じます。

コイツの利点としては悠久と組み合わせて赤緑でLO対策と手札補充+αができる事かなぁ‥‥そのコンボから何かできることがあれば使われるかもしれません。

 

 

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2枚目は”透明妖精リリン”でした。TCG版ではツインパクトカードとして登場しE3から見ると未来のカードです。デュエプレではクリーチャー面が単体で実装され染色能力がなくなる弱体化を受けての実装になりました。能力としては無色の一撃奪取でターン1体の無色クリーチャーのコスト軽減をします。

コスト軽減は強い能力なのですがE3の無色カードを見るにマナ加速カードを使った方が良くてこっちはあんまり使われないかなぁ‥‥と感じます。一撃奪取のコスト軽減はビートダウンのテンポを速めるカードとして使われていて、現状の無色獣はコントロール志向なのと噛み合いません。リリン→イズモも可能ですがそれだったらライフ+ピクシー+αの方が安定するんですよね‥‥

リリンが使われるかは21弾でどれだけビートダウン志向の無色クリーチャーが登場するかだと思います。そしてTCG版を踏まえるとビートダウン志向の無色はE3では無いのであんまり使われないかなと思います。

 

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ここからはエグザイルクリーチャーたちの公開です。まずは”極太陽シャイニング・キンジ”/”極太陽サンサン”/”極太茸菌次郎”です。基本の能力はTCG版と一緒でパワーがシャイニングキンジが+500、菌次郎が+1000されました。また従来のエグザイルクリーチャーと違って盤面制限がそれぞれのカード名なのでサンサンと菌次郎、シャイニング・キンジとサンサンなどで同時に場に出せるようになっています。後はドロンゴ―の手札コストはそれぞれの文明になっているのでサンサンと菌次郎は1つの文明、シャイニング・キンジは白と緑両方に対応しています。

菌次郎は殴るときに1ブーストでドロンゴ―で巨大化するガントラといった感じです。かつては環境最前線で強かったガントラビートですが今のデュエプレではパワー不足が否めないかなぁと感じます。この辺6マナで強いカードが少なく、前のめりなら6より軽いコスト、後ろ向きなら7マナ以上に強くて使いやすいカードがいるのが原因かなと思います。

サンサンは殴るときに盾追加です。山札の上からなので狙ってSTを仕込めず殴るときになので速効性もないです。なので基本は菌次郎を出して盾追加が欲しい時にこちらを使うになりそうです。

そしてシャイニングキンジは殴るときに盾追加ちマナ加速をします。殴るい時かぁ‥‥とぼやきます‥‥というのもレアリティが違うとはいえ20弾のミケランジェロが出た時に3枚見てそこから盾追加するので盾追加としては劣る。無論こちらはマナが伸びたり何度も使えるという利点はありますがやはり殴る手間というのは気になります。

ということでコイツはあんまり使われないかなぁと思います。特に白のエグザイルは自壊ギミックを入れにくいことと相まって白緑+1色で強いデッキが生まれにくいのがネックだと感じます。

 

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次のエグザイルクリーチャーは”百仙閻魔 マジックマ朧”/"命水百仙しずく"/”閻魔王クーマン”です。基本的な仕様は上のシャイニング・キンジと同じでこちらは青黒のエグザイルクリーチャーとなっています。全員TCG版と能力は一緒です。

まずしずくですが3コス3000のブロックされないクリーチャーでこの能力にドロンゴ―による破壊耐性を持っているので相手からすると厄介そうです。単純な能力ですがビートダウン向きのカードに盤面を減らさない能力を有しているのは攻め手が止まらないのでなかなかだと思います。

クーマンは殴るときにセルフハンデスします。セルフハンデスで永遠龍を踏みやすい、殴るときに発動するクリーチャーでコスト4は今のデュエプレ基準だとやや重いのがネックだと感じます。

そしてマジックマ朧は低コス側の能力の強化合体版に近く、コイツから殴れば後続のアウトレイジが全員アンブロッカブルになり殴るときに2枚ハンデスで圧をかけることができます。

青のエグザイルはロビンが強いと言われているので色が合うコイツはサブフィニッシャー、アンブロッカブルによるブロッカーメタ、ドロンゴーの生贄として2枚ほど入れると面白かもしれません。しずくが3コスで最低限のビート性能を持つクリーチャーで使えてあわよくばフィニッシャーになれるのでうまく構築が定まれば使われることになりそうです。

 

 

 

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続いては”友情集結 M・R・G”でした。エグザイルクリーチャーですがコイツには低コス側が存在しないです。盤面制限とドロンゴ―能力はあり、同名不可、捨てるカードは白、青、緑のエグザイルです。他の能力は自分のエグザイル1体につき1枚ドローで自身もカウントされるので1枚は引けます。

とりあえず1マナ軽い、3色であることを加味してもグローバルでいいよねな1枚だと感じます。エグザイルクリーチャーには盤面制限があり横展開が得意でないこともイマイチ度を上げています。

せめてTCG版に存在した低コス側があればまだドロンゴ―という早出し手段があるのですがそれもないのでコイツは使われないでしょう。この3色で自壊コンボとか土台無理でドロンゴ―とは相性が悪いで終わりな話になります。

 

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続いてはドロンゴ―用の自壊効果+αを持つ呪文2種、”火炎特攻弾”と”ブータン両成敗”です。やはり自壊といえば赤と黒でこの色と組み合わせやすいエグザイルクリーチャーは使いやすいと感じます。

まず、火炎特攻弾は流星弾のブロッカー破壊ではなく味方1体を破壊しつつ6000以下を除去します。デッドリー・ラブの下位互換ですがデュエプレにはスタン落ちがあり21弾実装と同時にデッドリーラブはNDで使えなくなるので2コスの自壊と除去を兼ねるカードとしては火炎特攻弾しかないです。ドロンゴ―の能力的にエンターテイナーを除去出来ればOKみたいな感じはあるので特攻弾でもエンターテイナーは除去できるのでドロンゴ―デッキではよく見る1枚になりそうです

ブータン両成敗は1コス軽くなって3コスになった死の宣告です。除去の順番が相手→自分ですが呪文の効果処理を考えると自分→相手と何が違うの?という効果です。特攻弾と違いパワー制限がありませんが除去は相手が選ぶので狙ったクリーチャーを破壊できないのが玉に瑕。エンターテイナー入りのデッキだとシューゲイザーは横に何らかのクリーチャーが場にいることも多く狙い撃ちできないことも多そうなのでそこは特攻弾を採用したり両採用して対応することになりそうです。

自壊コンボ兼最低限のST効果を持つ呪文2種でドロンゴ―を生かしましょう。

 

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ポ〇モンよろしく2段階ドロンゴ―に魔改造されて神聖牙UK パンク”/”神豚槍ブリティッシュROCK”/”神豚ブータンPOP”がビクトリーで実装されます。ビクトリーということでドロンゴ―能力はP’Sドロンゴ―Vすなわち文明制限がないディスカードで変身し、無色であるため文明の組み合わせが自由になっています。

能力はブータンPOPは手札補充&墓地肥やしでTCG版と同じですが、ブリティッシュブータンPOPの手札補充&墓地肥やしが追加され、この能力の後に墓地の枚数参照の除去を撃てるように強化されました。いずれも殴るときに発動するのが難点ですがUKパンクのリアニメイト能力の布石となり殴り返し、自爆特攻で発動するので悪くないです。

そして目玉のUKパンクは召喚とドロンゴーで場に出ると墓地からオラクル、アウトレイジ、デスパペットを好きな数踏み倒せます。盤面上限があるのでTCG版ほどは踏み倒せませんが出せたら非常に強力な能力です。ドロンゴ―によって墓地にエグザイルクリーチャー、すなわちアウトレイジが1枚は墓地に行くので墓地メタを食らっても1体は出すことができます。またUKパンクの踏み倒しがターン1回制限に弱体化しましたがループ防止と割り切りましょう、幸い場面上限があるのでそこまで幾度もリアニメイトする必要が無いのが幸いです。

非常に豪快な能力を持つのでデッキの主役になります。踏み倒し先としてはドロンゴ―で墓地にカードが行くということでエグザイルクリーチャーが主になりそうです。この辺低コスと高いコスがあり状況に応じて出せる利点が生きており、序盤は低コスでアド取りと牽制、後半はUKパンクで高コス側を出すことでデッキのコストバランスが悪くならなくて済みます。出せるエグザイルクリーチャーとしてはSAのカツキング、バウンスのロビンフッドの2種は低コス面も強く相性が良さそうです。

そしてUKパンクを出す方法ですが大きく分けると2つのルートが主体になりそうです。一つは自壊カードを使いブータンPOPから順にドロンゴ―していく展開。火炎特攻弾でメタクリーチャーなどを除去したりブータン転生でドロンゴ―のコスト(&リアニメイト先)を用意しつつUKパンクまで2回自壊させる方法。もう一つはカツドン破が召喚による踏み倒しでブリティッシュROCKを出せてそこかカツドン破の効果で自壊、UKパンクを出す方法。この2つが軸になりそうです。前者は2枚エグザイルクリーチャーを墓地に置けて状況に応じて殴り返しなどで墓地を肥やしUKパンクの出力を上げられる。後者はカツドン破からの奇襲が可能でSTからの大逆転も可能です。

欠点としてはブータンPOPからドロンゴ―していく場合はバウンスによるテンポロス含めて破壊以外の除去に弱い事、カツドン破の場合は呪文メタや手打ちの7コスが重い事が挙げられます。前者は場合によってはロビンなどを駆使してビートダウンをしUKパンクを諦めたり、後者は除去やハンデスで耐久することで対処することになりそうです。

後は強いデッキになるのかどうかです。各デッキパーツは強いカード、粒揃いのカード達なのでUKパンクのデッキとしてまとまれば21弾環境のランクマで戦えるデッキになりそうです。

 

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最期に”トンギヌスの槍2ですがコストは一緒でTCG版からはランデスが削除されました。恐らくループで何度も使われてマナをもすっからかんにするのは駄目という予防措置として弱体化しました。加えてデュエプレではルビを考慮しない名称指定(例:Z)があるのでわざわざ”神”または”槍”とある無色または闇のエグザイルにアタックチャンス指定が入りました。

使うかは‥‥UKパンクで強いクリーチャーを踏み倒して勝てばいいのであんまり使われないかなぁと感じます。あえて狙うならSエメラルで仕込んだ盾を狙い撃ちできるとかの小技はあるので1、2枚デッキスロットに余裕があれば入れても良いかもしれません。この辺ランデスが無くなったのなら条件付きSTを足すぐらいの強化があればなぁと思いますがそこまでの強化はもらえませんでした。

 

今日は21弾のドロンゴ―の約半数が公開された感じになります。やはり自壊ギミックということで黒と赤が強く、そこと組み合わせやすい青がそれに続く強さだなと感じます。ビクトリーとして注目のUKパンクは踏み倒し先の強化や相性が良いカードがあるので強いデッキになりそうです。またPVでプラマイ零のスキンが実装確定しているのでUKパンクが21弾のシークレットの1枚になります。残るエグザイルは多分カツキング周りなので今後を待ちましょう。

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