7月18日21弾実装カード紹介

 

今日もアウトレイジ関連のカード公開でオラクルやオラクリオン、ゴッドノヴァは何処へ?と思われそうですが元のTCG版でE3後半期にSR以上のカードが少ないです。少ないだけでなくスペックもお察しの弱いカード(アウトレイジ関係にも言えることではある)でE3環境が暗黒期といわれる原因になりました。UKパンクは一応オラクリオンだけど踏み倒し先とドロンゴ―の関係でアウトレイジのデッキにしかならないということでノーカウントです(裏切りとは一体)。

今日もアウトレイジ関係のカードが公開されたので見ていきましょう。

 

 

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今日の1枚目は”伝説の秘宝 超動”でした。STの呪文でモードでグシャット・フィストかネオ・ブレインを発動できる呪文です。

一見するとドローか除去を選べてかゆいところに手が届きそうな呪文ですが文明を見てください、青赤です。つまりドンドン吸い込むナウという超強いカードが比較対象になります。

破壊とは言え3000以下はエンターテイナーが除去できないなど範囲が狭く、条件付きとはいえ無制限バウンスに劣る、2ドローでやみくもに手札を増やすより5枚から1枚の方が質が高く山札を掘削できる。この2点で吸い込むの方が強そうな上に伝説の秘宝はモードで片方しか使えないが吸い込むはバウンスと手札補充が両立できるとスペックが差が凄い事になっています。

色、スペック、コストすべての面で中途半端でかゆいところに手が届きづらく、強い比較対象がいるのでこの呪文は実装されたことに感謝という評価です。

 

 

E3から見て後に時代に猛威を振るった某豆みたいな能力を持っているので元ネタか?と思われますが関連性は不明の”蛙跳び フロッグ”が実装されることになりました。

TCG版通りの能力だとタップ操作の煩雑さが高くなりすぎそうなので魔改造されました。能力の外観としてはターン1回の1コス軽減でマナを使い切ったらタップということで実質場にいる間1マナ増えた状態になるクリーチャーです。他のコスト軽減と比較するとすべてのカードに適用されることが強みで弱みはマナを使い切ると自身がタップしてしまう点です。

自身がタップしてしまう欠点を見るに5枚目以降の一撃奪取+リリンとしては使えない感じがします。一撃奪取はビードダウンで使われることが多く、一撃奪取が殴れることが大事な局面が多いためです。加えてタップするパワー1000のクリーチャーはあらゆる方法で場から排除されてしまうので単純に使うならマナ加速の方が強いとなってしまいます。

生かすなら自分のタップされているクリーチャーをコストに能力が発動するカード、つまりイザナイゾロスターとアシッドです。メイ様の弱体化でタップされているクリーチャーを用意するには殴る必要がありコントロール志向の2体とは噛み合いませんでした。しかしこのフロッグはコスト軽減を含んででマナを使い切れば殴らずにタップするので生贄として最適な1枚です。

これでようやくアシッドとシューゲイザーがデッキとして差別化できるかなと感じます。コレで何とか各種無色クリーチャーを踏み倒してアシッドやイザナイゾロスターのデッキを作りましょう‥‥21弾で強い無色獣が実装されるかは微妙なところで20弾のカードで戦うという辛い部分はある。

 

 

 

次のカードは”電脳決壊の魔女 アリス”でした。20弾のアリスはE3から見ると未来のカードでこっちのアリスを元に墓地ソース用としてリデザインしたという関係です。

能力はTCG版と一緒で3枚引いた後に自分の手札2枚を山札の上か下に好きな順番で置くことができる山札操作能力です。地味ですが吸い込むナウのように山札の下に送るカードはランダム化しやすい中で山札の下を肯定できる貴重なカードです(どこで生きるのかは不明)。また3枚引いて2枚戻すのなので実質1ドローのクリーチャーでもあります。

主に山札の上に戻してコンボをするカードです。山札の下は手札に抱えたくない、今後引きたくないカードを送る事故防止の側面が強いです。

コンボとしてはまずはジャッキーです。アリスを出してトップをジャッキーに、2番目を踏み倒先の大型アウトレイジにすることで次のターンにジャッキーを出して仕込んだ大型アウトレイジを確実に踏み倒すことができます。ジャッキーにシンパシーが追加されたことで場にアリスが残るのもシンパシーの参照になり相性が良いです。

 

          

 

他のカードだとジオ・リバースと相性が良く、アリスをジオリバースの進化元にしつつ踏み倒し先をセットしコンボすることができます。デッキ構築が難しいですが21弾のデッキビルド杯で良いテーマになると思います。

後はガチンコジャッジのサポートとしても使えますが現状狙ってやる価値はなさそうです。4マナクリーチャーで使い勝手がそこまで良くないのでこのアリスを採用するならトップデック固定の利点を生かした構築と理由をしっかり考える必要があります。

 

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次は大型ST呪文の”無法のレイジクリスタル”です。効果としてはST呪文になったドルボランで、ドルボランが6000以下破壊からの6000より大きいクリーチャーをバウンスに対してこちらは6000以上をバウンスした後に6000以下を破壊します。順番が変わっただけでスペック差はなさそうですがこちらはバウンスが6000”以上”なのでドルボランと違いパワー6000のクリーチャーを2体場から排除することができます。他、順番の差で覚醒後サイキック獣を解除からの破壊で多くを処理できます。覚醒リンクにも有効ですがこちらはリンクしたらゲームが終わるので本当に最後の保険程度ではあります。後は解除までにとどまり場に残るサイキックは鬼流院刃、ディアボロスZ、ディアスZ、ジャパン

です。

2面除去できるSTなので対ビート性能はそこそこあり、サイキックも除去できると考えると悪くない呪文です。マナが重い事がネックなので5Cなどのマナが伸びるデッキに多色で色調整として適時入れていくというカードになりそうです。4枚入れると初動で事故る可能性が上がるので吸い込むナウとは枚数含めて調整して使っていくカードです。

 

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今日はSR公開が無い日でしたがVRにしては破格の能力を持つ”無敵剣 カツキングMAX”/”無敵 ドン・カツドン”が公開されました。TCG版ではスーパーデッキの目玉カードとして登場し再録に際してVRになったのでデュエプレでは同じレアリティでの実装です。

能力はP’Sドロンゴ―になって2枚を1枚にした調整を受けただけです。赤緑多色ということでP’Sドロンゴ―の発動コストが赤or緑のエグザイルなら何でもOKという強化は受けましたが他はそのままです。

P’Sドロンゴ―以外の能力はドン・カツドンが出た時と殴る時に1ブーストと(オマケの)PA3000、カツキングMAXが出た時に8000以下除去とターン1回限定でマナからの召喚を可能とします。

ということで恐らくTCG版最強のエグザイルクリーチャーです。普通に考えてターン1回とはいえ無制限のマナ召喚許諾は強い上に出た時に8000以下除去ができてワンチャン破壊耐性を持つクリーチャーなんて強いに決まっているからです。残念なのはそのカツキングMAXが余りに強くてドロンゴー関係なしに5cやターボゼニスに採用され他のアウトレイジを置いて行ってしまった事です。唯一の難点はビッグマナに自壊手段を入れる余裕が無くドン・カツドンをドロンゴ―させるのではなくマナ加速からカツキングMAXを直接出してドロンゴ―は除去耐性のためのオマケ能力になってしまった事です。

そしてデュエプレでも恐らくカツキングMAXの面を素出しすることが多いんだろうなぁ‥‥と感じます。マナを伸ばすほど選択肢が広がってウエディングやVANベートーベン、ナンバーナインをマナから直接出せるのは強そうです。加えて召喚で出せるのでゼニスの召喚時限定の出た時能力はきっちりと発動します。

ドン・カツドンの方も1枚に集約されたことによってTCG版より格段に見ることが多くなりそうです。出た時に1ブーストするのが偉くてデッキスロットを消費することなく5マナ帯のアクション札になり自爆特攻でカツキングMAXに変身できる圧があります。

欠点としてはビッグマナに欲しい能力が揃っている分、そこに他の赤緑エグザイルクリーチャーのスペックが追い付いていないこと。つまりドロンゴーを発動させるのはそこそこ難しい事です。ドロンゴ―をするにはデッキに3~4枚は入れる必要があり、それでも確率は高くない。エグザイルクリーチャー特有の盤面制限で手札に複数枚抱えてしまうとビッグマナで致命的なテンポロスをしてしまう点が難点です。他ドン・カツドンを出した時に相手から放置されカツキングMAXが出せないという展開をされるとマナ召喚前提のプランが崩れてしまうので注意が必要です。後は種族にハンターを持たないので刃鬼ではデッキスロットの枠が辛く、ドロンゴ―のために3~4枚入れたいカツキングMAXとは微妙に噛み合わず採用は見送られがちです。

TCG版と同じく5Cやゼニスのデッキで活躍すると思います。ターン1回制限も大型獣を出すなら1回で十分で気になりません。エグザイルクリーチャー特有の難点はありますが使い勝手が良い能力が多く、ビッグマナの新たなる選択肢として使われそうです。

 

今日はVR2種の公開に留まりましたがカツキングMAXが強いので質という面では十分です。カツキングMAXがPVに居たので分かっている事ですがこれでまだまだビッグマナデッキは環境に残る可能性が高いです。TCG版ではこの環境変化の少なさがE3の問題といわれていました。が、デュエプレではジャッキーやUkパンクが強化され新旧入り混じった多様性のある環境になると信じています。

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