9月22日22日実装カード紹介前編

 

いつも土曜日にカード公開が実質終わって、日曜日はシークレット公開が多いのでどこかで1日で2文明公開する日があるのかな?と思っていたら今日でした。バトルアリーナ決勝Tで2文明は大変ということで今日の公開カードはかなり数が多いです。

ということで今日の公開カードは前編と後編に分けて前編のこちらは火文明のカードを見ていきます。

 

 

爆師範 フィディック

 

火文明2週目の1枚目は”爆師範 フィディック”でした。フィディックというカードはTCG版でもあるのですが冠詞が違うということでこちらはオリカになります。

5マナ1000で破壊されたら手札から8コス以下のヒューマノイドが出せて赤マナ武装5でSAになります。デザイン的には5マナSAで自爆特攻して何か踏み倒してくれというカードです。

まぁ‥‥うん、なオリカ。テキストのマナ武装の文明表記の省略はこの際棚に上げますが赤単で中速ビートなぁ‥‥馬鹿みたいなコンボや動きが無と成立しなかったんですよね。運営の想定としてはコイツで自爆特攻して手札からグレンモルトかグレンリベットを出してガイハートを装備、攻撃したら2回攻撃でガイギンガに龍解とやりたいことは伝わってきます。

けど、そこまでして赤単で使いたいか?問われたら青赤緑でリュウセイホールその他を絡めた方が動きに柔軟性がある。速度に特化した赤緑やハンデス獣を組み込める黒赤緑の方が強そうなんだよなぁ‥‥

ただ、中速赤単向きのカードは22弾多めに実装されているのでデッキとして形にすらならないというレベルではないです。ランクマで強いデッキにならない可能性の方が高いだけな感じがします。ただ、グレンモルト&ガイハートがあまりにも強いので実装直後に勝ちまくるができなくもないポテンシャルは秘めているかもしれません。

 

ネクスト・チャージャー

 

2枚目は”ネクスト・チャージャー”でした。任意で手札交換する赤の3コスチャージャーです。ニンプウタイフーンと違って唱えたこの呪文分の手札は引けず手札の総数が減りますがその分マナ加速できます。

赤単を組むなら手札交換による事故防止とチャージャーによるテンポ確保の両面で4枚デッキに入れたいカードです。また手札交換は任意なので手札が良ければマナ加速だけすることができます。一方で全てを入れ替えるので小回りが利かない、入れ替えた手札も事故ってしまったらその跡が辛いなどリスクもあります。

赤単以外だと赤で貴重な手札を引くカードなのでこの呪文+エマタイでクロスファイア2ndのG0を満たしに行くという使い方もできなくもないです。

赤では貴重な手札を操作するカードなので赤単ないし手軽なドローが少ない赤入りデッキの事故防止カードとしてよいカードが実装されました。

 

天守龍王武陣

 

赤のマナ武装5Tサイクルは”天守龍王武陣”です。山札の上5枚を見て赤クリーチャー1枚を公開、公開したクリーチャーのパワー以下の相手クリーチャー1体を破壊します。マナ武装5発動によるボーナスは公開した赤のクリーチャーを手札に加えることが出来るようになります。

バウンスとパワー参照除去、コスト、条件が違いますが赤いドンドン吸い込むナウといった感じのカードで赤単なら非常に便利なカードになります。ただ、パワー参照ということで赤のPAやバトル中のパンプアップ能力と相性が悪く、見た目ほど除去範囲が広くないことが多いです。一応最大値は世紀末HDMの39000ですが非現実的、採用デッキが赤単の中速ビートということを想定すると永遠龍の8000を除去できるように基礎パワー8000以上のクリーチャーは入れたいです。

TCG版では赤単で中速というのをドラゴンサーガ以降何度か試したのですがこの呪文を積極的に採用するには至りませんでした。唯一環境級といえるのはモルト「王」での採用で、バトクロスしか受け札が無いということでメンデルスゾーンのハズレが増える事を承知で採用されたぐらいです。

 

 

後の(準)赤単だとモルトNEXTはドラゴン以外のカードを入れたくない、バイクはアグロで殴られる前に殴る&レッドゾーンに除去能力がくっついている&ドキンダムXとセットで使うST呪文が出た。燃える革命ドギラゴンは赤単だと弱すぎてお話にならない。赤黒バスターは革命の鉄拳&ボルシャックドギラゴンが受け札と速攻以外の赤単でこの呪文を入れたいデッキが少ない&入りそうなデッキがクッソ弱いのよね‥‥後の赤単は全員速攻で5マナ溜まるまでゲームが続いたら敗北コースで受け札何ソレ状態。

 

 

未公開、未実装カードにライバルが多いですが年末の5守護ST再録枠に選ばれそうではあります。22弾で使うなら赤単グレンモルトになりそうですが強いかは未知数。先を見るなら燃える革命ドギラゴンの魔改造に期待しましょう。カードスペック的には強い方なので強い中速赤単が生まれれば使われる可能性はあります

 

熱血龍 バトリベンジ

 

基本的にはサイキックメタで使う”熱血龍 バトリベンジ”が実装確定しました。リベンジチャンスというキーワードではなくなりましたが相手が超次元からクリーチャーを出して来たらそのターン終了時に場に出て相手1体とバトルすることができます。

バトル中パワーが+2000されるので出た時のバトルで除去できる範囲は7000までになります。NDなら基本的に出てきたサイキックを確実に除去できるパワーです。ADになるとディアボロスzが9000かつ選ばれないので除去できません。他、現状では起こりませんがドラグハートクリーチャーを超次元ゾーンから直接場に出した時も誘発します(なお直接出す奴は出てくるがバトリベンジの除去範囲外な事がほとんど)。

 

登場するのが定番になった何時もの団長

 

TCG版ではDS期から2年後の革命F期に使われました。赤のドラゴンということでドギラゴン剣が絡み、タイプは赤黒バスターで採用されました。採用の経緯としてはドギラゴン剣のワンショットプランではほぼ確実に勝利リュウセイ、バゴーンパンツァー、鬼流院刃が出てくるのでワンショットは革命の鉄拳とボルシャック・ドギラゴンで止めて、相手がそれを嫌って殴らずに場を貯めてエンドしたらカウンターでバトリベンジを出してこっちがドギラゴン剣でワンショットするために使われました‥‥

 

            

 

いや~すごいですね、ドギラゴン剣登場からわずか3か月でドギラゴン剣に対抗するドギラゴン剣のデッキが生まれるなんて‥‥え~来年の秋のデュエプレではどうなるんですかね‥‥

未来で使われた話は終わりにして現状の使い道を考えます。環境デッキで使うビジョンがあまり見えないんだよなぁ‥‥吸い込むのような手軽な除去が入らず、かつサイキックを除去するタイミングが欲しい速度のデッキがあまりないからです。カード公開を見るに赤単グレンモルトをかなり推しているみたいなのでとりあえずここに採用することになるのかなぁ‥‥環境外を見ると5枚目以降のバトラッシュとして使えるバトライオウのデッキでは使えるカードです。

 

撃英雄 ガイゲンスイ

 

グレンモルト&ガイギンガの公開日が赤の本命で初っ端で公開されて2週目は弱いカードが多いだろうなぁと思っていたのでわかってはいたのですがコイツがVRかぁ‥‥と頭を抱える”撃英雄 ガイゲンスイ”が公開されました。マナ武装7の英雄サイクル改造能力でコイツに追加された能力は出た時に山札の上5枚を見て赤のカード1枚を手札に加える‥‥え~解散です

マナ武装7で自身と味方をパンプアップさせて殴るぜのカードで手札補充は保険でしかないんよ‥‥そしてパンプアップ能力もカンクロウブラスターが一切使われなかったデュエプレで赤マナ武装7でどうやって使うの?せめてそこは手札補充ではなく天守龍王武陣の除去効果にするかブロッカー破壊にしろよと嘆きます。というかこの能力はガイゲンスイから削除してRに降格させてフィディックのマナ武装SA付与と入れかえよう。そうしたらフィディックでグレンモルトを手札に引き込める可能性が生まれて赤単グレンモルトが現実的になるから。何で赤単でしか使えない7マナのカードに付け足すのがしょっぱい手札補充能力なのかね‥‥

更に文句を言うとネタ・カジュアル方面ならコイツはデッキになったよ。でもそれって薫風武装でコンセプトはコートニーとかでマナを染色して色々なマナ武装のカードを使おうで赤単ではないんよ、そういう使われ方をしたカードに足す能力が赤のクリーチャーしか引き込めない手札補充って何を見ているんですか?ととっくりと問い詰めたいです。

ということでおもちゃです。誰か救ってください‥‥VRなのに21弾のRになったバトライオウよりデッキにならんよわよわカードが公開されました。

 

ジャックポッド・バトライザー

 

弱いカードではあるが上振れによるロマンはある”ジャックポッド・バトライザー”がRで実装となりました。特殊弾のSRホイル仕様カードということで降格しました。能力はTCG版と一緒で8コス8000、SAのWB、バトルに勝ったら山札の上3枚を見てその中から1体ドラゴンを出してそれ以外を墓地に置きます。

せめて出さなかったカードは墓地ではなく山札の下に置くメクレイド仕様に改造してほしかったなぁ‥‥とぼやくおもちゃカードです。SAでタップされた7500以下を殴ってドラゴ大王が捲れたらドラゴ大王の能力でこちらはジャックポッドを選んで再びバトル、もう1回ガチャれるドンするカードです。オマケでバトライオウが出せるというボーナスも一応あります。そうでなくてもクソ強い何かしらのドラゴンが出て来れば何かできるので上のガイゲンスイよりはずっっっっっと強いです。

ただ、踏み倒し能力の誘発がバトルに勝った時ので相手依存が強いです。ドラゴンを踏み倒すカードは多い中でこの条件はかなり厳しく、その代償が3枚見れるというのはささやか過ぎるのでおもちゃとしてデッキビルド杯をにぎやかすカードになると思います。

 

勝利天帝 Gメビウス

 

デュエプレの実装ペースを考えるとガイグレンを出してきそうで、モルト君見参スキン実装!!と同時に暴走闇堕ち形態が出てきて不遇好きがなんだかなぁ‥‥となる危惧がありましたが予想通り”勝利天帝 Gメビウス”がSRで実装されることになりました。

サイキックのボルシャック・メビウスがメインデッキに入るようになった感じのカードでSAのTB、2回攻撃可能のアンタップ能力にバトル中墓地の赤のカード1枚につき1000パンプアップします。そして火力除去は6000から9000に強化されました。

火力除去が強化されたとはいえ。10コス赤単のドラゴンには鬼丸「覇」とドラゴ大王がいる中でコイツが割り込む余地がかなり少ないのがネック。こちらは2回攻撃&火力除去で4面除去できるや2回攻撃で1Tで6枚盾を割れるなどメリットもあるのですがEXターンやロック能力に優る部分が少ないのがネック。

ドラゴンデッキのおもちゃ兼ネタ枠としてハズレSRかなぁ‥‥ガイゲンスイではなくガイムソウが公開されていたら対抗馬が実質鬼丸「覇」だけになって‥‥とか言えるんですけどね‥‥

 

終わりに

赤単を作ってくれという意思を感じるのですが、赤単中速ビートを組むならネクスト・チャージャー、天守龍王武陣までが1軍スタメンでフィディックとバトリベンジが1軍ベンチ入り止まり、フィディックは2軍と1軍ベンチを往復するレベルと強いカードは少な目。しかも赤単中速チームはBクラスとか2部に降格するというのが大方の予想というのが現実。それを覆す何かがあるのかと問われると‥‥革命編の燃える革命ドギラゴンが超絶怒涛魔改造受けてミッツァイル級になるか、ニンジャ・ストライク未実装だから革命0トリガーも未実装でボルドギも鉄拳もない赤黒バスターならワンチャンあるかも?とIFが大きすぎる。なおここまでIFを重ねても今日公開されたカードで使われるのは天守龍王武陣で、バトリベンジはサイキック大量再録&アパッチに類するカード実装が前提という現実。

残りのカードは全員2軍で頑張ってください。

え~22日公開の水文明カード紹介に続きます。