12/6日新弾カード紹介

昨日の質問箱にて光のRは全て公開済み、ハイブリット種族の提督サイクルはR、アークセラフィムの提督は光なので提督を全部実装するなら収録枚数が多い弾なのでは?という質問が来てなるほど、と思いました。そうなると不死鳥編1弾の進化GVも全部入る、C、UCに収録されるであろうハイブリット種族の基礎カードも枠が増えてデッキが組みやすくなる。加えて1周年という記念が理由になる‥‥すべての答え合わせは明日の公式放送にて(はぐらかされて水曜日のリスト公開までお預けも無きにしもあらず)

 そんなことを考えている中、今日の新弾のカードはいきなりSRの”緑神龍ハルクーンベルガ”の発表がきました。こいつもまたPS2のゲームオリジナルカード‥‥つまりはガチャドラゴンです。という事でガチャ要素は弱くハズレカードかと思いきや現デュエプレでは結構貴重な能力を持ち、光と闇のガチャドラゴンより格段に使えるカードとなっています。
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 デュエプレ実装に伴い、結構調整されました。コストは-1されたがパワーは1000上昇。ランダムバンプアップは自分のターン開始時で相手ターンの終わりまで継続(元は相手ターンもランダムで上昇だった)。このランダムバンプアップは累積せず、自ターン開始時にリセットされる仕様です。バンプアップ値も1000~12000から2000~8000に調整されました。タップされているときの味方強化もWB付与からパワードブレイカーに変更。加えてCipでランダムマナ加速の追加とかなりの調整を受けました。
 で、実際この調整は強化なの?と言われると全体的には強化だが細かいところはPS2版の方がよいと言った塩梅です。コスト低下、基礎パワー上昇、ランダムマナ加速の追加は純粋な強化ポイント。一方でパワー上昇は確定でWBになるラインまでは上がるが最大パワーは下がる調整になりました。PS2版のWBとTBになるはパワードブレイカー仕様を考えると強化と言える変更点です。味方強化はPAの付与方式と上昇値は変わらず、WB→パワードブレイカー変更は純強化と言えるかは結構微妙です(理由は後で詳しくします)
ごちゃごちゃとした調整ですが実際使うとどうなの?はマナ加速がランダムなため外れた場合バジュラに繋がらないといった点でドラゴンデッキへの採用は厳しいと思われます。SAもないので連ドラにも不向き、際立って相性の良いCipもAT等もないのでカチュアシュートにも不向きなので各種ドラゴンデッキへの採用は考えない方がよいでしょう。
 とはいえ5コスの非進化獣で実質無条件のWB持ちはデュエプレ初、マナ加速はオマケと割り切って味方のバンプアップ能力を軸に考えると時代的には結構破格の能力持ちです。その一方で自身のバンプアップは自分のターンの開始なので召喚酔い中の返しのターンはパワー4000と低い(それでもバイツ裁きを乗り越えられるので悪くはない)、SAで出したターンに攻撃する際もバンプアップが入らないままなので貧弱(こっちの方が問題)そしてコイツが除去されると効果が消失と癖が強いです。そしてWB付与がパワードブレイカーに変更は緑のマナ加速クリーチャーほぼ1000なのでそいつらのブレイク枚数が増えなくなる点で結構厳しいです。次ターンに二つ牙に進化させればTBになる点は強化ですが1000獣のブレイク枚数増加の方がありがたかったです。
 とまあ、味方バンプアップ能力も癖と使い勝手はいまいちですがそれでも、ゴンタ、アクア・ハルカス、ウィンドアックス、ファイアーバレットなどがWBになるのでベルガ本体と合わせれば強い。また1000獣も大勇者大地の怒りや式神パイレーツで補佐すればWBになるなどデッキビルディングやプレイングでカバーできるのでやはりこの使い方が一番強いです。不死鳥編期まででは味方獣のバンプアップとブレイク枚数増加の能力は非常に貴重なのインビンシブル・パワーより小回りが利くカードとして使う価値があるカードだと思います。

本日二枚目は”黒神ザンジバル”転生編のドラゴンゾンビが7弾に来ます。
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基礎スペックはパワー+1000され強化ですが、能力はパワー低下能力は相手のタップクリーチャーという常在効果からATに変更され下降値は変更なしです。
能力がCipに変わって誰もが思う事、ヘリオス。ティガ・ドラゴンでいいよね~で終わってしまうスペックになってしまいました。召喚酔いがある以上、使い勝手でCip>ATとなる事が多いデュエマではこの変更は大きいです(常在効果なら実質Cipの上位互換になりうるのでタップ参照削除AT付与は強化にならない)一応、闇と火という文明の違い、ザンジバルで殴り返す際に8000まで取れる等々の差別化要素もありますが全ては殴れたらの話。ドラゴンのなのでSA付与は比較的楽ですがそれはヘリオスも同じこと、バグレンがそのままだからこっちもとはならず、哀しいかな、ザンジバルヘリオスの実質的な下位互換となってしまい、採用が難しいカードになってしまいました。

能力変更で悲しいことになってしまったザンジバルの次に発表されたカードが”黒龍王ダークジオス”でした。種族にドラゴン・ゾンビが追加された以外に変更点はありません。
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 ドラゴン追加は自身の能力を自分で使えるようになる、SA付与はデーモンコマンドよりドラゴンの方が豊富で能力自体は使いやすくなりました。が、G0条件は相手依存のまままで枚数調整はなし、現デュエプレ環境では墓地肥やしは量より質のためG0能力を生かすのはかなりむずかしいです。相手獣破壊能力も相手依存で現環境下に置いてアンタッチャブルクリーチャーの採用もほぼいないのであんまり生きる場面が少ないです。とりあえず、闇が入るドラゴンデッキではドルザーク的な使い方ができなくもないので使うとしたらその枠ぐらいかなぁなカードです。G0能力が自分参照、自分と相手の合算の調整なら強そうになるのですが、とりあえずはドラゴンを並べたところにG0を待たずコストを支払って盤面を取りに行くというのが一番強くて使いやすいかなと思います(幸いコスト軽減は多いので召喚自体は楽なのが救い)

 闇のドラゴン2体が微妙な感じな中で恐らく使うなら4枚入れる、7弾の目玉カードと思われる”黒神グールジェネレイド”の実装が発表されました。


 TCG版からレアリティ(TCG版は今はVRだけど最初はSRなんだよコイツは)も能力もほぼ変更なし(ここすごく大事)変わったのはリアニメイト能力が任意あら強制効果に変わっただけ(破壊系踏み倒しメタならガルザークの能力発動ででできるので弱体化?な調整でしかない)、何度も墓地からよみがえる様はまさにドラゴンのゾンビを体現したクリーチャーです。
使い方はもちろんTCG版同様、グールを墓地にため込んでの一斉呼び出し。デュエプレならガルザークがいれば、相手獣を破壊すると同時にグールが墓地からやってきます。破壊されたら場に出るのでゼキラで自爆、ゾルウェールを特攻させる、ゼヴォルで大型と相討ちさせる等々、墓地肥やしのゾルウェールとゼヴォル、自壊要員のゾルウェールとゼキラ、除去と爆発力を高めるガルザークとドラゴンゾンビ内で動きが簡潔しているのも強いポイントです。そしてもれなくガルザークがいれば破壊効果とセット販売、相手の盤面を崩した上でグールを展開できます(大事な事だから2回ry)
 自爆させるカードと合わせてマイキーのペンチやトット・ピピッチでSAを付与して一斉攻撃も比較的簡単に狙えます。他にもカチュアシュートで自壊すれば出てくるなどドラゴンが破壊されるデッキで墓地を肥やせる機構があるならかなりの採用率を見込めます。マナ加速にも墓地肥やしを兼ねるダークライフ、ボーン踊りチャージャー、ロストチャージャー(構築に工夫入る)が使えるのでサブ、メイン両方で非常に優秀な活躍が見込めそうなのがグールジェネレイトです。その他詳しい使い方は様々ありますが長くなるので割愛します。グールジェネレイトは人気カードなので使い方を知っている、愛用していた人が多いのと思われるのであんまり語る必要はないでしょう。TCG版と変わらない能力で来て、デュエプレでは不死鳥編当時より格段運用がしやすくなるようにカードが整えられているので、環境で活躍されることが期待できるSRになりそうです。今後様々なドラゴンデッキなどで何度も墓地から蘇るいやらしいカードとしてデュエプレでも使われ続けて行くカードになりそうです。

 なんとか期待できるSRが来ました。こうなるとエタガやナチュラル・トラップに注目が集まってくる、コンクリオンも使われるとなんだかんだで新弾のカードは使われそうです。
 その一方で速攻以外のビートダウン系はブリザードとツヴァイの牙城を崩すには力不足で環境入りが厳しそうです。これはランクマッチのAllだけの問題ではありません。Newでもブリザードが落ちるのは約4か月後、ツヴァイに至っては10か月後とそれまでの期間Newでもこの二つのカードが環境に残るというのはこれから実装されるカードたちには非常に厳しい事態です。他にも除去サファイアからゲートサファイアに進化し高速化するデッキもNewでも長い期間使えるため、次回の公式大会を待たずに何かの措置があった方がよいのでは?と思っています。また第1回大会のボルバルWithハンデスのように大会を契機にというのでは手遅れになりかねないのでやるなら機会を選ばず迅速な対応をしてほしいと思っています。
 また、プレイヤー側のガチ環境志向(この辺は恒常の遊び場がしかないことも影響しているので運営の問題でもある)によってガチ環境で強そう、弱そうのみで新弾のカードを判断し視野が狭くなるなど、様々なカードで楽しく遊ぶカードゲーム”デュエル・マスターズ”という部分が危うくなっているのが気がかりです。イベントの充実などガチ環境以外のカードたちにもスポットライトが当たるように運営にはもう少しその辺の整備や充実が求められると思っています。
以上で今日のカード紹介、明暗が分かれるドラゴンたちを終わります。できるだけ毎日、新弾のカード紹介はして行こうと思います、Twitterからもチェックできるのでよろしければフォロー、いいね、リツイートをよろしくお願いします。