カード紹介EXターンとアポロヌス殿堂入りに関して

昨日で事前発表は終わり、後はカードリスト公開を待つばかりのさなか新弾実装と同時というこれまでにないタイミングで超神星アポロヌス・ドラゲリオンの殿堂入りが発表されました。カードリストから個人的ピックアップの前にアポロヌスについて語っていきます。




 まず理由に関して使用率や勝率やらが書いてありますが、半分どうでもいいです。数字で気になったのは先行勝率が高いぐらいですかね。
 僕の感想なんですが調整が入ることは妥当of妥当の一言に尽きます。TCG版極神編に置いて中速ビートダウンに近いデッキ構成を取ってワンショットキルが当たり前のデッキは流石に異次元と言わざるを得ないからです。なのでその時代の真っただ中のデュエプレでアポロヌスを野放しにしておくというのはあまりにも危険です。というかデッキの動きを考えるとこの時代のビートデッキは基本刻むプランな中で手札を増やしてくれてありがとうなアポロヌスは許されざる1枚と断じざるを得ません。誰だよこんな調整した人&OKだした責任者は、この時代のTCG版のデュエマを理解していないだろと文句を言われても仕方がありません。そしてそんなバケモノをインフレで環境落ちを‥‥なんてのは甘い、甘いよ。だってワンショットデッキがデュエマの環境で許されるまでデュエプレだと後5年ほど必要なんでね。

 TCG版の場合かなりの年月の間ある程度安定したワンショットキルデッキは規制が入って来た歴史があります。コントロール系のデッキが盤面と手札を制圧したのち一斉攻撃で結果的にワンショットキルになるというのはそれなりに発生しましたが、ビートダウン・コンボ系はもれなく規制が入りました。具体的にはキクチパトロール、Mロマワンショット、キリコ系、Nエクス、シューゲイザーワンショット等々E3時代までは強くて手軽なワンショット=不健全デッキとして長い事規制が入り続けていました。ワンショットキルが許されるようになったのはDS期のモルト「王」→モルトNEXTでようやく中速域のワンショットキルのムーブが無規制になりました。その後もドギラゴン剣などワンショットキルが当たり前のビートデッキが多数生まれ、たまにやらかして規制を受けるというのを繰り返して今日のデュエマに至っています。

 とまぁ、そういう歴史が積み上がっている中、その歴史をもう一度デュエプレでを考えると、今だ極神編の最中に5T目、6T目にかなりのトリガーを無効化してくるワンショットキルデッキに対して対策カードなんて存在するわけないんですよ。それもパワー30000のバケモノときたもんだ、そりゃ規制が入るって分かり切ってますやん。ちなみに上の規制が入ったデッキのワンショットキルに必要なカードで最大のパワーを持つのはモルトNEXTのガイNEXTの17000(ドキンダムやドルマゲドンはワンショットルートには関係ないので除外)。DSで17000なのに7年も前の時代に30000でワンショットはもうアホとしか言いようがありません。

 とまぁ現代デュエマの感覚で居酒屋で飲みながら作られたと揶揄されても仕方のないアポロヌスは無事?DP殿堂入りを果たすことになりました。

 ・・・・・・・・ヘリオライズでサーチできるのにDP殿堂入りってマジ?時期に関しては遅いとかの意見もありますが、一旦棚上げにします。いや~、殿堂入りですか‥‥ヘリオライズがいるから殿堂入りではなくてナーフが妥当と言い続けた不遇好きが馬鹿じゃないですか、ハハハハ‥‥‥はぁ‥‥そうですか、殿堂入り。
 穿った見方をすれば6月のアンケートで(多分)嫌いなカードとしての意見が多かったであろうアポロヌス。ザキラの切り札だったりしてメディアミックスでもたびたびプッシュされてきた手前、調整は必要だがデュエプレの環境から完全に追い出すのはよくないと判断したのかなぁと思っています(あくまでも個人の推測です)。

 で、今後のアポロヌスデッキはというと、9弾EX環境スタート時はヘリオライズ4枚、アポロ1枚のリペアデッキを使う人がいて、それでどうなるのかといったところになりそうです。個人的にはヘリオライズで持ってこられる以上盾落ち以外は何とかなってしまうのでリペアデッキはある程度環境に食い込むんじゃないかなぁと思っています。というか普通に6T目に出せるんだよね、バルケリオスが絡めば5T目着地も不可能じゃない‥‥大丈夫?と一抹の不安を残すアポロヌスDP殿堂入りでした。


 ここからは毎度恒例のカードリスト発表後に不遇好きが個人的な理由で新弾カード発表されなかったカードを紹介するコーナーです。

モリノウジャダケα
 クロニクルデッキ収録の緑2コスのサバイバー。ST付きで2000のバニラ‥‥という事でサバイバーデッキを組むなら青と緑の違い以外はプロメフィウスαの上位互換。プロメフィウスを4枚以上使うなんてことにはならないようにしっかり実装してきました。ST能力は単体では何も役には立たないがガリア・ゾールやキング・ムー、オービスが場にいれば受け札になるので緑入りサバイバーデッキでは初動や万が一の受け札として活躍できそう。

霊騎ラファーム
 TCG版からはコストが-3、パワー-2000、赤と緑のタップインがターン1体限定に弱体化と小型化調整されての実装。実装理由は恐らく、ガントラビートやアポロヌス、パンダに対するメタと思われる。が、肝心の種族がアーク・セラフィムとイマイチ&他の能力がないのでメタ以外の役割が持てないという事で結局使われなさそうな1枚。他、この手のメタカードにしては珍しく白なのに緑のメタになっている(大抵は赤黒)

宣凶師ラッセルズβ
 今回のカード紹介でたびたび不遇好きがサバイバー関連で言っていたのがコイツ。個人的にはかなり期待していた1枚。TCG版からは3コス2000と小型化、能力もウルトラ・セイバーの場を離れた時からセイバーの破壊された時限定で、サバイバー能力からただ単体の身代りに‥‥サバイバーデッキの対アポディ性能を支えていたのだが。、この調整は‥‥ポジティブに考えると審判、バイツで盤面が吹っ飛ばないなどのメリットはある。が、イプシロンのため以上の役割がなさそうと期待外れがすごい1枚

スラッシュレイド・ワイバーンβ
 非進化のサバイバーの中で唯一のオリカ。ブレイドラッシュ・ワイバーンδが未実装となったのでその代替としてなんか強い能力なのかなぁと期待していたら3コス2000でATでこのクリーチャー”より”パワーが小さいブロッカーを1体破壊というとんでもなく微妙な能力。コイツ単体だと破壊のパワー指定が”より”なので1500以下のブロッカーしか焼けないというと微妙といった理由が分かるだろう。アマリンの次ターンに出してもエル・カイオウを除去でできないというのは流石に厳しいと言わざるを得ない。他、オメガゴライアスδの5000パンプアップ不在、ペトローバはAD限定なため、NDで除去範囲を広げる方法がスマッシュホーンαの+1000とバルスβの+2000以外は非サバイバーのカードを使わないと駄目なのもマイナスポイント。ラッセルズβの分かってない調整と合わせて不遇好きのサバイバーへの期待値を下げた1枚、素直にブレイドラッシュ・ワイバーンδでええやん‥‥

スナイプ・モスキート&預言者リク
 今回の再録はこの2枚。スナイプ・モスキートの再録によってNDで赤緑速攻や黒の1コスクリーチャーが少ないという問題はあるものの黒緑速攻が構築可能になるので一定に環境に影響は与えそう。ゼロ・フェニックスの専用デッキが構築の関係上、速攻相手は流石に辛そうな気がするのでメタとしての役割もあっての再録だと思われる。他、10弾以降の戦国編ではハックル・キリンソーヤやブーストグレンオー・マックスによる両軽量マナ進化獣を使った赤緑マナ進化速攻というデッキタイプをデュエプレでもという意図が見える再録。
 一方のリクはアポロヌス対策の一言で片付きそうな気がするがアポロヌスが1枚制限を食らったので若干噛み合わない。ただ、アポロヌスは弱体化するが一定に環境に残りそうな調整なので再び流行ったら使われることになりそう。良くも悪くも現状対アポロのメタカード以上の役割はなさそうだが果たして‥‥

 気になったカードはこんな感じ。ここに来てコンボ向けのカードが増えてきたのは良い傾向だと思う。一方で強化が必要な武者・ドラゴンの強化パーツはなし。マルコは電磁麗姫ジェリー(マーシャル・クイーン強化にもなる)やスチムパンプを獲得しているのだが‥‥まぁ武者・ドラゴン強化になりそうなのはクロスギアのザンゲキ・マッハアーマーでコイツの実装は速くても10弾なので武者・ドラゴン強化はクロスギアやサムライを待てという事なのだがTCG版を考えると期待はできなさそう。
で、SRカードに関してリストを見た後の感想はこんな感じ。

パーフェクト・アース
 現状おもちゃ枠。ゼロ・フェニックスが流行りそうな環境でこの能力は厳しい。

キング・ムー&シータ・トゥレイト
 未発表カードにめぼしいカードはなし。期待していたラッセルズβは微妙調整と雲行きが怪しい。ビート系はかなり厳しいと思っている。活路があるとすればコントロール系か?グレイブワームγとガリア・ゾールαを駆使してゼロ・フェニックスらの猛攻を凌いげるなど環境デッキにたいこうできるならワンチャンあるかも?
他、シータ・トゥレイトは現状打点を増やす方法がサバイバーでは不可能なのでテクニカルで面白い止まりな予感‥‥


ボルフェウス・ヘヴン
 目の上のたんこぶだったアポロヌスが弱体化し、希望が見えきた。アポロのサブプランに留まるのかドラゴン軸やエンコマ軸や撃つ呪文をどうするのかを練り込んで果たしてどのタイプが環境に入れるのかもしくは全滅してしまうのかに注目。

ゼロ・フェニックス
 クッソ強い調整である、墓地からセルフリアニメイトを考えると流石に環境に入りそう。最速構築、堅実構築、除去コンタッチ、いずれの構築も強そうで環境入りは間違いなさそう。後は何処まで上位に食い込むかに注目。ぶっ壊れかどうかは除去コンにタッチ構築の流行と最速構築に対するヘイト次第になりそう。

鮮度重視の記事なので粗が多いかもしれませんがアポロの殿堂入りとカードリストを見てのカード紹介でした。今後も不定期で考察などをしていくのでTwitterからもチェックできるのでよろしければフォロー、いいね、リツイートをよろしくお願いします。