9月16日新弾カード紹介

 

いよいよ世代交代、カード発表が始まったという事で何時ものようにカード紹介をやっていきます。が、不遇好きの体調面がコロナ→コロナ後遺症→胃潰瘍の疑いありで精密検査を受ける事になっており今弾に関しては全部の紹介記事を書ける保証がないことをお詫び申し上げます。無理のない範囲で16弾のカード紹介をやっていきます。

 

昨日ガイアール・カイザーのみ先行で公開されましたが、セットのカードはまだなので後回しにして今日公開された順にカードを見ていきます。

 

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16弾カード紹介最初の1枚は”無頼勇騎タイガ”でした。TCG版から変更なし。2コス2000の赤緑多色で無条件でSAを持つヒューマノイド/ビーストフォークです。スタートデッキに収録という事でハンターは種族にありません。

ゴンタからはパワーが2000下がった代わりにSAになったことでより速攻向けにチューンされました。デュエプレで緩くなったマナのルールでは1T目に赤緑多色を埋めて2T目は単色オールOKからSAを飛ばして奇襲することができます。

一方で速攻デッキで多色はデメリットもあり、手札に抱えすぎるとテンポが悪くなり致命傷。単色を置いていくとマナ置きの縛りがきついと相応のデメリットもあります。

とはいえ2コスで無条件SAはデュエプレ初、DJショーと合わせて2コスSA8枚体制にでき赤緑速攻の大きな強化になりそうです。ミカドホールで除去されるは速攻なら5コスのカードを使われた時点で盾0枚、SAを持っていたらor引いたら勝ちぐらいまで相手を追い詰めないと負け確定なのであまり気になりません。赤白や黒緑が主流な中、タイガの加入で赤緑軸の速攻が環境に進むか注目です。

 

 

2枚目は”サイチェン・ピッピ―”でした。TCG版から魔改造されコストが1下がり3コスに、Vレア限定の身代りセイバー能力はサイチェン・ピッピ―以外のハンターの身代りとなりました。疑似マッドネスでガイアールカイザーを出せる点は変わりありません。他、細かいところだとTCG版では単一対象でも超次元ゾーンからカードを呼び出すカードにはフレーム部分に稲妻のエフェクトがありますがデュエプレではありません。

という事でデュエプレでは初の超次元からカードを呼び出すカードだけど紐づけされたカードが無いカードになりました。クイックピックでは身代り能力しか使えない可能性があるという点に注意しなければなりません。

普通のレギュレーションで使うならヒャックメーなどを使ったマッドネスデッキになります。サイチェンピッピ―を貯め込んで疑似マッドネスでガイアールカイザーを多数展開、相手ターンにストームGXXを出して、自分のターン開始時に覚醒し殴るときにSAでWBのガイアールカイザーを多面展開して一気に押しつぶしましょう。

そしてこのカードの登場によりマッドネスデッキはシューテイングガイアールでビートダウンするというセカンドプランが取れるようになりました。従来のマッドネスデッキは待機戦術しか取れませんがシューティングガイアールによって能動的に攻めれるようになり、勝ち筋が一つ増えるという強化を受けました。

一方でデュエプレでは気を付けることが追加されています。それはアントワネットの能力がバウンスと手札交換が同時発動してしまう点。TCG版ではモードで片方のみ発動だたため、自分のターンに除去されたらバウンスを選択し手札を維持することができましたがデュエプレではできません。なのでシューティングガイアールで攻めたはいいもののトリガーでアントワネットが除去され、ため込んだマッドネスが墓地へいく、LOを狙われるという点はTCG版と仕様感が違います。とはいえアントワネットはスタン落ちでAD限定で目にする機会は少なくなっていますが、試練の搭などでマッドネスが有力なデッキタイプなのでTCG版とアントワネットの能力が違うという点は今まで以上に気を付ける必要がありそうです。

マッドネス以外のデッキだとサイチェンピッピ―はあんまり見ないカードかなぁと思います。さすがに現デュエプレで身代り能力しかない3コス2000を使う余裕はなさそうなので。しかし試練の搭などで一定に活躍が見込めるなどマッドネスデッキの強化になりそうなカードが公開されました。

 

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3枚目は”機神勇者スタートダッシュ・バスター”という事で勝太最初の切り札がVRで実装です。ちなみにアニメでは勝太が主人公だった最後のVSRFのラストデュエルでも登場し最後の最後で勝太に勝利をもたらしました(エモい)。

能力はTCG版から変化なし。赤緑4コス6000のWBで進化元は赤か緑の獣なら何でもOK、出た時に5コス以下を1体マナ送りです。

爆裂B‐BOYやケットウ・チューリップなどから繋げれば3T目からWBで殴るアグロ戦術が可能です。除去能力も序盤で出てくるクリーチャーなら大体範囲に収まり、マナ送り特有のデメリットはありますがサイキック相手なら確定除去とあった方が良い能力です。

じゃあ、使われるの?といわれるとう~ん‥‥と唸ってしまう1枚。速攻なら上のタイガとかを使って横に並べながら殴る方が強く、4マナは重い(ハックルキンソーヤやグレンオーマックスの3コスマナ進化がいかに偉大な事か)。ワンテンポ襲いデッキならカスケード率いるスノーフェアリーの方が強そうとこのカードを軸に据えたビートデッキはあまり強くなさそうというのが不遇好きの現時点での評価です。

デュエプレだとジャックヴァルディがあまり使われなかったのを見るとスタートダッシュバスターも思い出でのカード止まりなのかなぁ‥‥と思ってしまいます。とはいえ4コスWBの進化獣とそれなりなスペックはあるのでうまい使い道を見つけたい、エモさが光るカードが実装されます。

 

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という事で昨日、ガイアール・カイザーが先行公開され、本日関連パーツが全部公開されました。そしてレアリティ表記には”V”の文字が刻印されています。ついに来ましたSRを越えるレアリティ、ビクトリーが実装されます。果たして生成と分解のポイント、封入率はどうなるのか気になるところですが、今日はスペック面だけ話します。

 

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まずは”超次元ガイアール・ホール”です。TCG版からはシンパシー:非サイキックのハンターを追加されるという魔改造を施されました。展開を考えると4マナぐらいで唱えられそうです。出せるサイキック獣の範囲は変わらずという事でデザイナーズ的にはブーストグレンオー&ドラゴニックピッピ―かガイアールカイザーになります。他だとキル+ジョンジョジョンもできます。

 

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お次は”ブーストグレンオー”と”ドラゴニック・ピッピ―”です。ブーストグレンオーはTCG版から変更なし。ドラゴニックピッピ―は事前に告知されていたP’S覚醒リンクが追加されました。

まずブーストグレンオーですが出た時に2500以下を除去できます。TCG版では5コスの超次元呪文からでしたがデュエプレでは4コスのオーフレイムホールやシンパシーが追加されたガイアールホールからなら5コスより早く出すことができます。これによって相手のシステムクリーチャー(あんまり使われていないけど)により強くなりました。

 

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続いてドラゴニック・ピッピ―ですが基本の能力は変わらずという事であらゆる除去に真っ先に狙われ盤面に維持するのが非常に困難です。というかミラーでもグレンオーに焼かれる、ミカドホールの範囲内とリンクさせる気ないんじゃね?とい言えるほど場に残すのが困難です。という事でP’S覚醒リンクが追加されターン開始時に加えてガイアールカイザーが場に出た時もリンクできるようになりました‥‥う~ん、強化にはなっているけど結局ドラゴニック・ピッピ―が最低1Tを凌がなけれなならないという欠点は変わらず、果たしてガチ環境でリンクできるのか、実装後に注目です。

 

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リンクの素材が除去範囲が狭い単体スペックが弱すぎると比べて”ガイアール・カイザー”はSAでWBと非常に強力な能力を有しています。盾を生贄にハンターサイキック獣を出す能力もそのままとTCG版から変化はありません。

コイツに関してはリンクがオーバーキルのロマン砲だったとしてもガイアールカイザーは単体で環境にいると思います。

 

          

 

理由はシンプル、シューテイングガイアールというコンボによって5マナ6000のWBでSA、出た時ブロッカーを1体破壊という破格のスペッククリーチャーとして運用できるから。呪文なのでデビルディアボロスZZを除去しながらWBできるというGENJIXXに無いメリットを持ってガイアールカイザーはE1環境を戦い抜きました。赤入りのビートダウンでの鉄板ムーブとしてシューテイングホールからのガイアールカイザー、”シューティングガイアール”は大活躍しました。

じゃあ、GENJIXXはお払い箱なの?と思われそうですがTCG版では墳墓ケアや中速ビートダウンだと(赤の有力カードが少ないという事情もあって)5枚以上入れても問題ないという事で両者は併用されました。コストや除去のタイミングが違うなどで上手く差別化されていました。墳墓ケアは価値が下がっていますがGENJIXXのパンプアップにシューティングホールがカウントされることからデュエプレでも併用されると思います。

という事でガイアールカイザーは多分環境にいるでしょう。単体スペックや相性のいいカードがあるので活躍は間違いないでしょう。文句のつけようがない初代ビクトリーです。

 

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そしてリンク形態が”激竜王ガイアール・オウドラゴン”です。スペックはTCG版から変わらず、殴るときに24500以下を一掃してワールドブレイクするオーバーキルカードです。完成したら大体勝ちます。

 

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そして大型サイキック獣にはリンク解除という除去耐性があり1枚の除去で完全に解体することはできません。まぁリンク自体がオーバーキルなのでこの能力はあんまり使われないんですけどね‥‥。一方仕様面では盤面が埋まっているときに除去された時の挙動等が不確定です。加えてリンク獣が盤面では1体換算なのか複数枠を取るのか分かっていません。多分リンク形態でも1体分しか枠を取らないと思いますが、この辺に関しては動画が公開されるまで待つ必要がありそうです。

 

最期に総評ですがガイアールカイザーは間違いなく環境にいると思います。シューティングガイアールが余りにも強く、既存のデッキに組み込みやすいので。一方でガイアールホールを使って積極的にリンクを狙うデッキは未知数です。直近のXXとストームGXXの組み合わせがコケた事。シンパシーが追加されたとはいえ、ハンターで盤面に並べてガイアールホール含めて最低2枚の超次元呪文を唱えるというリソース面が確保できるか不透明だからです。TCG版のハンターはリソース補給が得意とは言えないので現状は厳しいかなぁと言わざるを得ません。

後はガイアールカイザーに限らずビクトリーの必要枚数も気になってきます。E1期のビクトリーは全てサイキック獣なので超次元呪文を従来の汎用5コス呪文にするなら1枚手に入ればOKですが、紐づけされた超次元カードが強い場合はこれまでと同じようにサイキックは1枚でOKだが、呼び出しカードは4枚必要で大変という問題があります。ちなみにガイアールカイザーはSR以上の高レアサイキック獣では唯一と言っていい4枚必要なカードです。理由はサイチェンピッピ―、マッドネスで一斉起爆した際に4枚サイチェンがいた場合に出せるようにする、ラストストームで殴るときに4枚出してスパークコルテオ以外では返せない盤面を作るためには4枚あった方が良いからです。試練の搭で有効な戦術なので無視できないのが辛いところ、頑張って4枚ガイアールカイザーを手に入れましょう。

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