1月18日18弾実装カード紹介

 

昨日の補足ですが、インテリジェンスは1日考えても何も出てきませんでした。一方のオリカ鬼流院刃は違和感があって説明できなかったのですが、1日考えて違和感の正体に気付きました。それはコイツ18弾で実装されるカードじゃない。その種族なら17弾にいるべきカードなんよ。18弾で来るならビーストフォークじゃなくてワイルド・ベジーズ/ドリームメイト/ハンターの3種族で鬼流院刃っていう名前でなければ不遇好きは許したんよ。野菜やドリームメイトなら18弾と19弾はこのカード使ってMRC何とかしてねって言えるしラムダも緑ならOKと緩いしいいのよ。でもこの種族じゃあ18弾のカード達に対してあまりにも婉曲的かつ間接的過ぎる強化でイマイチ‥‥という気持ち悪さを感じたのが違和感だったという結論なのかなと思います。

18弾のカードがかなり雲行きが怪しくなってきましたが今日のカードも雲行きが怪しいので見ていきます。

 

 

1枚目はドラゴン・ゾンビのST獣”黒神龍オドル・ニードル”が公開されました。STで受け札になるドラゴンとしてまともなスペックを持つ3枚目のドラゴンです。TCG版と同じスペックなので攻撃誘導能力が刃など他のカードと挙動が異なります。コイツの攻撃誘導は強制攻撃ではなく攻撃対象をオドルニードルに固定化するので殴らないorオドルニードルを殴るかの2択にする能力になっています。そして攻撃されたら自身と相手が破壊されるという挙動になります。

既存カードと少し仕様は違いますが本質的にはSTで出れば相手1体を処理できるかもしれないドラゴンです。相手が攻撃してこないのであればST発動の際に殴ったクリーチャーがいるのでそこに突撃して実質相討ちという形で防御に貢献できます。

ということで基本的にはドラゴンデッキで使うカードです。連ドラならアカギより確実に1面止めれます(ただしマナ加速や殴り返しの面を含めると一長一短)。ドラゴン・ゾンビというくくりでももグールジェネレイドやガルザークなんかと相性が良く、自分の盤面を強化したり相手の戦力を更に削ることができます。

 

           

 

TCG版ではヴィオラソナタとのコンボが有名ヴィオラソナタの能力でオドルニードルが破壊されると盾に行くということでヴィオラソナタが場を離れない限りオドルニードルが場と盾を往復するという耐久戦術が取れ、タラれば色が強いですが防御面が薄い連ドラとしては画期的な防御ギミックが取れます。ヴィオラソナタ自体が場に出た時1体破壊、1体リアニメイトもありバルガライゾウと相性が良いので搭載も簡単です。9コスドラゴンとしてはヴィルヘルムが有名ですがバルガライゾウを使うならオドルニードルとヴィオラソナタのパッケージも攻守に優れた組み合わせとしてバルガライゾウ連ドラの選択肢になっていました。

とまぁヴィオラソナタと相性が良いのでオドルニードルは19弾以降での実装だと思っていましたが18弾で実装されます‥‥現状のNDでドラゴンゾンビのカードめっちゃ数少ないので不安になりますが、まぁADの連ドラの候補としてRの1枠ぐらいはいいだろうと思った1枚です。

 

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2枚目は新ギミックアタックチャンスの紹介ということで”邪龍秘伝ドラゴン・ボーン”でした。ということでアタックチャンスのスライドをどうぞ。

 

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指定さされたクリーチャーが殴るときに手札から踏み倒して唱えることができる呪文です。指定に関してはカード毎に違いますが種族指定が多いですがたまに特定のクリーチャー名を指定するのもありました。

で、強いの?と問われると‥‥うーん、ガチデッキで使われるほどのスペックはほとんどのカードに無いんよなぁ‥‥楽しいデュエマを盛り上げるカードか背景ストーリーのフレーバー要素が強いカードがほとんどでそんな踏み倒し呪文を使わずとも素のクリーチャーのスペックで勝てるというのがE2以降のデュエマでした。唯一使われたアタックチャンス呪文もゼニスやオラクルといった中~重量級のクリーチャーのサポートでデッキ内に無色が多くできないよね?で使われなかったのがデッキのほぼすべてを無色にできるジョーカーズが来て初めて壊れたので、アタックチャンス呪文自体に環境を変える力は多分ないです。

とまぁ微妙な能力なのですがフレーバーとしては優秀で、そのクリーチャーの必殺技、その種族秘伝の奥義みたいなカードとしてデザインしやすくちょこちょこカードは増えていきます。

 

解説は終わりにしてドラゴンボーンのスペックですがTCG版と変わりありません。探索廃止によって墓地から好きなドラゴンゾンビを釣り上げられるリアニメイト呪文です。変わったのは周辺のカードでロマノフⅠ世とゼロ・ロマノフが7コス以下を唱えられるということで攻撃時にドラゴンボーンを墓地から唱えられるようになりました。アタックチャンスと合わせて一気に複数体をリアニメイトするのも夢じゃないかも。

が問題は何時ものようにNワールドを筆頭とした墓地肥やしメタに弱い事。ロマノフを使うにしても墓地にカードを落とす必要があり、昨日のオリカ刃によってNDにも墓地メタが増えて上手くリアニメイトできるか怪しいです(おのれMRC)。

加えてNDでは深刻なドラゴンゾンビ不足です。18弾のNDで使えるドラゴンゾンビは18弾のカードを除くとハルヴェルド、ゼロ・ロマノフ、スカル・グラヴィッツ、ディアスZ、バベルギヌスの5種類しかなくてスカルグラヴィッツはカスカードなので実質4種しかありません‥‥とても悲しい。

ということでAD向きのカードです。非探索、コスト指定なしなのでベルザローグを踏み倒せるのは長所となりそうです(なお永遠龍)。他の候補としてはガルザークが候補になりそうです。ザークゼヴォルやハルヴェルドの墓地肥やしからドラゴンボーンを唱えて墓地から強いドラゴンゾンビを出しましょうなカードです。

 

 

3枚目は”黒神龍ハイサイ・ラッシャイ”です。TCG版とスペックは変化なしで山札から墓地に置かれた時、場にドラゴン・ゾンビがいれば自らが場に出るというセルフリアニメイト能力を持ったクリーチャーです。

とりあえずハルヴェルドで運よく墓地に落ちたら場に出るカードという認識でいいでしょう。問題なのは場にドラゴンゾンビが必要で、山札から墓地に行ったときにしか出ない、4000のクリーチャーが場に増えてどこまで得なのか?の3点だと思います。

最初の1点はまぁいいでしょう、とりあえずハルヴェルドで出せるから。問題になり始めるのは2点目で山札からだけかぁ‥‥と感じます。手札からならADでザークゼヴォルや場にドラゴンゾンビがいる時にクルセイドで落としてHDMを持ってきつつハイサイが出るという事ができる(そしてヘヴィを残しつつ除去が撃ててグールが出てくる)のですが‥‥山札から限定だとあまりにも運任せすぎると思います。そして3点目は単純にスペック不足です‥‥盤面上限ある以上このサイズのクリーチャーが出てもなぁ感は否めません。スレイヤーでもあればまだ”おっ”となるのですが場に出たらバニラ(なんかE2のドラゴンゾンビの名称ルールっぽい)を使いたい環境じゃないんだよなぁ‥‥

正直、この紹介枠、アバヨ・シャバヨの方が良かったんじゃね?と思うのは不遇好きだけではないと思います。というか普通に考えてドラゴンゾンビの種族デッキ組むなら4コス帯はアバヨ・シャバヨ(実装される想定)、ハルヴェルド、ザークゼヴォルで大体埋まってしまいそうなんですが‥‥コモンのカードだからまぁ仕方がないで流せるので不問とします。

 

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4枚目は”偽りの名ヤバスギル・スキル”でした。レアリティがSRからVRに降格しましたが、SRのままなら能力が弱すぎてヤバスギルになってしまいインテリジェンスの二の舞になるところでした。が、コイツはちゃんとVRに降格し不遇好きは一安心しています。VRに降格したが、能力は強化され、墓地回収がドラゴンゾンビと7コス以上からドラゴン全部と7コス以上に、また6コス以下破壊が墓地回収できなくても発動するようになりました。前者に関してはささやかですが、後者は結構大事で墓地メタを食らって墓地が空でもとりあえず除去は打てるように強化されています。具体的にはNワールドを出されても返しに出せばNワールドを破壊できるようになりました。

一方で課題はやはり残り、コスト8と重く手打ちが難しい、コスト6以下除去は昨日のインテリジェンスの時に述べたように刺さりが悪いです。コストが重いに関しては墓地メタが怖いですがドラゴンボーンをアタックチャンスやゼロ・ロマノフなどで踏み倒しによってカバーできます。除去も昨日のインテリジェンスよりは強く、破壊だし何よりもタップされているクリーチャーにも手が出せるのが嬉しいです。殴って来たビートダウンのクリーチャーを殴り返し&アタックチャンスのドラゴンボーンでコイツを出して2面取る動きができます(こうしてみるとマジで昨日のインテリジェンス弱いな‥‥)。厳密には除去が強制能力になったので完全強化ではないのですが、6コス以下ということでエビセンを選べなくてセーフという場面はありそうです。一方で現環境で困るのはシャチホコが場にいるときのエイリアンとルドルフがいるときと場面は多そうですが、後者はそこまで小型獣が並ばないのが救いで(前者は接敵しないように祈れ!)

ドラゴンなのでSA付与も比較的楽なのでドラゴンボーンをからませれば8コスもあんまり気にならない。

最期の課題はやっぱりNDでの駒が足りません。一番相性が良いアバヨ・シャバヨ(ドラゴンゾンビ版デスモーリー)が今だ公開されていません。とにかくNDのドラゴンゾンビの種類不足に泣いているカードなので十全に扱うならやはりADかなぁと思います。が、ADは魔境なので、こういうカードで除去しながら殴るという時代はとうに終わっているのが悲しいところ。ドングリル以上に楽しいデュエマを楽しむカードで、ランクマ環境よりはデッキビルド杯で面白いドラゴンゾンビデッキを作ろう!なカードだと思います。

 

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ヤバスギル・スキルがVRに降格したからSRは何だろうと言うことで”黒神龍ダンチガイ・ファンキガイ”が今日のSR枠です。TCG版からは出た時に能力が誘発するように強化されました。能力の内容は変わらずでガチンコジャッジに勝ったらドラゴンボーンが発動します。

ということで頑張って墓地を肥やしてコイツを出してヤバスギル・スキルやガルザーク、ベルザローグ、ゼロ・ロマノフやロマノフⅠ世を出そうというカードです。それ以上でもそれ以下でもないです。墓地メタに弱いもヤバスギル・スキルのところ語ったし、リアニメイト先もドラゴンボーンのところで語ったので改めて語る必要なくね?って話です。

あえて述べるなら6コスのドラゴン/ハンターなのでフレンド・カチュアから出せるという点でしょう。SA付与もあるので2回ガチンコジャッジができて墓地からドラゴンゾンビがワラワラ出てきて楽しそうです。ターン終了時破壊も墓地にグールジェネレイドをセットしておけ盤面維持できるし墓地に行ってもヤバスギルで回収したり、ドラゴンボーンや2枚目の自身で場に出すこともできます。

とまぁNDやランクマを考えないのなら今日のドラゴンゾンビ軍団はとても楽しいデッキが組めるようになると思います。ハンター軸にしてフレンドカチュアにしてもいいし、ゼロロマノフよりロマノフⅠ世の方が基本的に強いからそちら軸で単純に強いドラゴンゾンビを入れるもよしです。気になる点とすればTCG版では当時殿堂入りしていたヘヴィはデュエプレでは4枚使えますがゴッドカード化しているのでリアニメイトできないこと、多分カードリストにはいるはずのアバヨ・シャバヨが見えないことが気がかりです。フィニッシャーがパワー不足もゴッドカードにドラゴンゾンビの竜極神やHDMがいるので構築を工夫すればデッキとして成立すると思います。

 

今日はドラゴンゾンビの日でした。不遇好きの頭の中では年末の段階では18弾でドラゴンゾンビ、19弾で闇エンジェルと想定して、ドラゴンゾンビがスタン落ちが厳しい&ウェディングとの関連で順番を入れ替えて18弾闇エンジェル、19弾ドラゴンゾンビに予想変えました。で、万が一18弾でドラゴンゾンビのSRが実装されるならグールジェネレイドゾルヴェールのスタン落ちでNDではデッキにならねぇよ!!とボロカスに批判しようと考えていました。が、昨日のインテリジェンスを見た後だとドン・グリルも合わせてすべてが許せました。なのでドン・グリルWith野菜軍団を弱いと記事にしてしまい申し訳ございません、野菜軍団は普通のカードです、デッキとして成立するって素晴らしい事だと思います。ドラゴンゾンビも墓地を絡めてカードをガチャガチャと動かせて楽しい。ヤバスギル・スキルも回収範囲が広がったし、墓地メタを食らっても除去が撃てる、不発にならないって素晴らしい。TCG版から強化されていることのありがたみを改めて感じました(ありがとうインテリジェンス君)。そして何よりもタップされているクリーチャーが破壊できるって素晴らしい(実際はそんなに強くはない)と感じました。

え~そういうデッキが18弾では後一つ組めるようになるみたいなので明日以降もよろしくお願いします。Twitterからもチェックできるのでよろしければフォロー、いいね、リツイートをよろしくお願いします。