1月19日18弾実装カード紹介

 

18弾のカードで今のところ大丈夫?という声が少々聞こえてきています。SRの殆どがTCG版通りの順番で実装されているため仕方が無いと言えば仕方がないですが不遇好きもかなり不安です。

この辺、17弾環境でラムダがもうちょい環境で存在感を示せていたらドン・グリル、鬼丸「爆」がいるから‥‥といえるのですが実際はそうじゃない。インテリジェンスとダンチガイはまぁ環境に上ってこないんだろうなぁ枠だとすると大真面目にドングリルと鬼丸「爆」に公式は期待しているのかなと思います‥‥もうあえて言う事はしません、見通しが甘いとだけ言っておきます。

 

 

1枚目は”フェアリー・クリスタル”でした。TCG版とスペックは一緒ということで、無色カードがマナに埋まったら追加ブーストできる無色版の竜の呼び声やフェアリー・ミラクルといったカードです。

とりあえず1ブーストはできるカードなのですが、5Cにミラクル、連ドラの呼び声と違ってデッキ内の無色カード比重を高めるリスクの方が高すぎて使われないかなと思う1枚。勝太編の無色は高コストカードが多く連ドラのドラゴンほど無色を入れると事故る事間違いなしの紙の束にしかならないからです。E3の無色なら多少は改善しますが連ドラ程無色は入らない。

コイツで2ブーストを狙う位なら6マナでダンシング・フィーバーを唱えて3ブーストする方が構築もプレイングも絶対に安定して強いのが出来上がるのであえてフェアリー・クリスタルを使う理由はないかなぁと思います。

あえて使うならだけどブレインストームで仕込んでだけですが、そこまでやって2ブーストしかできないのではやる価値は薄いです。一応、ジョー編以降の無色ジョーカーズ登場、緑ジョーカーズ登場で注目されましたが、ジョーカーズに自前のコスト軽減とマナ加速カードがあり、そちらで十分ということで一部の無色カードがジョーカーズで再注目され評価が変わる中、コイツは注目されたものの再評価までは至りませんでした。

18弾の悪い意味でTCG版の順番通りに出してきたカードかなぁ‥‥ここでE2末期に登場したピクシー・ライフを出してくれば”うおぉぉぉお!!”となるのですが‥‥

 

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2枚目はゼニスのみのホーガン・ブラスターこと”天運ゼニスクラッチ”でした。TCG版と一緒でシャッフルした後ゼニスを召喚するか外れなら1ドローする呪文です。

ゼニスは召喚時のみ能力が発動するということで従来の踏み倒しカードだと旨味が薄いのでこういう専用の踏み倒しカードが作られました。シャッフルしてからチェックが入るのでブレインストームでの積み込みは不可能です。

ガチャカードということでガチデッキに入るカードではありません。暴力的なまでの運ゲーカードで新年のおみくじ感覚カードです。ということで頭を空っぽにして18弾のゼニスを全部4枚入れる、コイツとマナ加速呪文を入れる、受け家札を入れる。そして完成!後はガチャるだけです。幸いライオネルが公開済みなのでゼニスを召喚できる踏み倒しカードは8枚態勢です。一応このガチャ構築なら無色まみれなので上のフェアリークリスタルをある程度安定させて使う事ができます。

他に語る事はあんまりないです。一つ言えるのは19弾にもゼニスが収録されると思うのでその時は更なる踏み倒し候補が増えて事故り過ぎるので環境の主流デッキには絶対にならないが、上振れた時は爆笑できるほどの豪快なガチャデッキになっていくでしょう。

 

 

3枚目は”天頂秘伝ゼニス・レクイエム”でした。TCG版とスペックは一緒でインビンシブル呪文に次ぐ12マナからの自身の1体に50000のパンプアップとバトルに勝ったらアンタップ、そしてワールドブレイカーを与える脳筋の極みみたいな呪文です。

コスト12という事でアタックチャンスで踏み倒すこと前提のカードです‥‥一応ウェディングが11マナなのでウェディングの盾焼却を最大限に生かせるということでマグナムがいたら手打ちするかもしれません(なおウェディングには除去がある)。

 

          

 

TCG版にはビックリ・イリュージョンというカードが不死鳥編にあり、E2が始まった時に唐突に殿堂入りし、多くのDMPがなぜ?と首を傾げました。で、ゼニスレクイエムが登場してなるほどと唸りました。3T目にゼニスレクイエムで不死身男爵ボーグとかの何でもないクリーチャーが突如ワールドブレイカーになったらそりゃ危険だわなという事です。そして唐突に新規ギミックとの兼ね合いで殿堂入りしたカードの事をビックリ枠と呼称する文化が生まれました。

で、デュエプレに話を戻すと、そんなイリュージョンなカードは存在しないのでゼニスレクイエムはオーバーキルカードとしてメジャーカードにはならないと思います。唯一使うとしたらウェディングがリーサルまでのターンがかかり過ぎて鬼丸「覇」などの今引カードにボコボコにされた時に使うかってなるぐらいだと思います。不遇好きの体感‥‥というかバルガライゾウを使っていた時の経験なのですが、手札ゼロから都合よくバルガライゾウはそんなに引けないのでウェディングとレクイエムを組み合わせてまでやる必要はないかなと思います。

昨日のアタックチャンス呪文は背景ストーリーのフレーバー要素が強いですよと紹介しましたが、ゼニスレクイエムもそう言う要素を過分に含んだ呪文です。

 

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4枚目は”「呪」の頂サスペンス”でした。VRに降格しましたが能力は強化されました。ゼニスの中では最大級のコスト12で召喚時、相手の盾と手札をランダムで2枚ずつ見てその中の呪文を好きなだけ唱えて、公開されたカードを墓地に送ります。強化されたのは盾だけではなく手札も見られるようになったところです。

なんでレアリティが下がったのに強化されたのかというと比較対象で対のウェディングの方が強かったという至極まっとうな理由です。コストもサスペンスの方が重く、召喚時盾を2枚削ると盾焼却TBでコストなどもありサスペンスを使う意義が薄すぎるという悲しき理由で使われなかった愛すべきゼニスなのがサスペンスです。

TCG版のリベンジを果たすべくサスペンスには手札にも干渉できるようになり強化されました。最大で4枚のも呪文を唱えて2ハンデス2枚盾焼却が確約されているので出せば相当強いです。がやっぱりコスト12という点でガチ環境ではウェディングを使う事になるんだろうなぁ‥‥な1枚です。

背景ストーリー的にもオニナグリを倒してしまった事で鬼丸が怒りのパワーアップした結果鬼丸「覇」に進化する遠因を作り。再び鬼丸に戦いを挑んで敗れ、更に鬼丸がゼニスの力に目覚め、また倒されるという噛ませ犬的な立ち位置でデッキ開発部でもネタにされました。

色々な意味で愛すべきキャラになってしまったサスペンスですが本当は怖い存在なんだよ‥‥デーモンコマンドを光堕ちさせ超獣世界を大混乱に陥れたゼニスの1柱なのに噛ませ犬的な役割を押し付けられた愛しい存在になってしまいました。一応、E3の敵サイド、オラクルでは崇め奉られる存在として語り継がれているんですが、E2期の活躍はご覧の通りという怖いけどネタカード成分が強いのがサスペンスです。

そしてデュエプレでは相方のウェディングはメカクレ美人お姉さんという属性で擬人化しシクSRでスキンとセットになる一方でサスペンスはVR降格とどこまでも君は期待を裏切らないネタキャラっぷりを発揮しています。

ということで18弾のネタキャラ枠のサスペンスはもしかしたらゼニスコントロールで使われるかもしれないけど、どちらかというとライオネルやゼニスクラッチと組み合わせて遊ぶガチャカードの当たり枠なカードです。一応2ハンデス2枚盾焼却だから強いんだけどコストが悪いよコストがとどこまでも愛しいカードのままデュエプレに実装されます。

 

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公開済みのカード、PVカードを含めると環境への期待値が高い方に安定しているのが2枚しかないという18弾は大丈夫か?とささやかれている中で期待を一身に受けいる2枚のカード内の1枚”「祝」の頂ウェディング”が公開されました。

TCG版からはほんのわずか弱体化し、除去能力で相手の場のウェディングが除去できないように弱体化しました。なぜこうなったのかは後述します。

ということで最強のゼニスの1柱でゼニスコントロールといえばコイツです。召喚時相手は手札と場のクリーチャーを4枚盾に置くというそんな祝い事要らんわな除去とハンデスを放ちます。そして増えた盾もろとも焼却し安全に勝つという同考えても相手に与えるのは「祝」じゃないだろな能力です。サファイアが相手を完全にコントロールしてからでないと出せないフィニッシャーなのですが、コイツはその能力によってとりあえず出すができ、エターナル・Ωで除去視されたら相手が損をし、放置したら盾焼却で安全に勝てるという除去コンのフィニッシャーに必要な要素を全て盛り込んだクリーチャーです。

二つの能力は噛み合っていて、盤面のブロッカーや除去札を盾に埋めさせて焼却という極めて対処が困難な状況をたやすく作ることができます。11マナ溜まるまでゲームが進めば相手の手札と場の合計が4枚以下という状況は起きやすく、召喚すれば相手は大体何もできなくなります。手札が多いならあらかじめレディオ・ローゼスで叩き落せばいいので補完もばっちりです。

E2環境ではレディオ・ローゼスとこのウェディング(とVANベートーベン)を主軸に据えたゼニスコントロールが環境トップメタに君臨しました。その圧倒的なカードパワーを持って背景ストーリーだけでなく対戦環境でも中心に存在しました。

デュエプレでもゼニスコントロールのフィニッシャーとして大活躍間違いなしでしょう‥‥というかウェディングが環境入りしなかったら大問題というレベルです。スキン付属のシークレットカードになることからもTCG版での実績を踏まえてデュエプレでも必ず活躍するでしょう。構築に関してはTCG版のリストをベースに今あるデュプレのかカードで組むことから始まると思います。強いのでレシピは多いだろうし無色11マナというマナを伸ばして耐久すればいいさえクリアすれば色の組み合わせは自由というカードなので完成形が見えにくく実装後にあーだこーだ議論すると思います。ただ4枚使う構築はガチャ構築だけだろうと思います、TCG版では3枚の構築が多かったような気がするのでやはり11マナのカードを4枚入れるのはリスクが大きいと感じます(この辺レディオがいるのでサファイアみたいに4投必須にならない)。

そして毎度恒例の対策紹介コーナーですが、対策は出される前に決着をつける解体ジェニーやジェニーダーツの最大コストハンデスで叩き落とすが基本的な対策になります。が、前者の対策は構築を工夫すればいくらでも対処できるのでそこでの熱い戦いを繰り広げましょう‥‥現状対策側が不利過ぎそうなのが気になるところです。後者に関してはビッグマナ系の構築になるのでたやすくNワールドで山札に戻してくる可能性があるのでやはり早期決着を心掛けたいです。

そしてウェディングのミラーマッチが不毛すぎるという問題点ウェディングで相手の場のウェディングを除去できないようにするでそれなりに改善しました。とりあえずこれで互いにウェディングを出し合ってゲームが進まないという事態はほぼ起きなくなりました。が、殴り返しで先にウェディングを殴った方が不利になることに変化はなく、うっかり互いにウェディングが場にいる状況では今引き勝負になる面倒くさいゲーム性はまだ残っています。そちらの対策としてはTCG版同様、陰謀と計略の手やガンヴィートブラスターで除去→ハンデスで処理するができます。デュエプレではここにプリンプリンで足止めするが追加されました。ターボ・ビッグマナ系のコントロールでプリンプリンは非常に採用しやすいのでミラーマッチの際今引きで超次元呪文を引いたら大分有利になります。

そしてウェディングはTCG版の対戦環境でどうやって表舞台から消えていったのかですすが、除去とハンデスが盾送りということでリーサルまでのターン数がかかることからそこを弱点として攻略されていきました。ビートダウン、コントロールを問わずインフレによって11マナまで到達しなくても勝てる盤面を作れるようになったのが大きいです。そしてバイクなどの高速ビートダウンによって刃鬼などと共に語り継がれるカードになりました。が、コスト11、パワー13000という数字と能力は魅力的なので相性がいいカードが登場したりしたときは注目されたりしました。そういう意味ではめちゃくちゃ強いけど健全なカードといえるかもしれません。

 

週末の方が強いカードが公開されやすいということで今日は鬼丸「爆」とその関連カードだろうと思っていましたが公開されたのはウェディングと無色カード達でした。ようやく強いカードが来たなと感じますが、初日のレディオ・ローゼスと併用されるのでデッキとしては一つしか強いと確約できるデッキがないんだよなぁ‥‥「覇」も新規のアーキタイプを作るカードじゃないので、ウェディングがどんなに強くても18弾環境への不安は消えません。

‥‥あ、最後に言い忘れていました、不遇好きはウェディングのシクは必ず1枚はゲットします。明日もカード紹介記事を上げる予定ですのでよろしくお願いします。