周年記念商品が予想から見るADとNDの差別化について

新弾実装、ランクマ分割後初の週末が終わり、環境の大枠が定まったのかなと思います。現在は比較的NDの方をやっている人が多いのかな?と思います(自分はADの方がランクは上)。実装前の11月末に自分はアンケートをTwitterで取りましたが半数がADメイン、2割5分以上が両方、NDメインが2割以下だったので気が変わった人が多いですね。とはいえこの差は想定の範囲内ではあります。不死鳥編は種族一新なので新弾のカードを使うとなると旧弾のカードで必要なのはSTや汎用除去、ドローソースです。これらはデッキビルダーに再録された分で賄いきれたのでメタ読みの軽減も含めて7弾のカード主力にするならNDの方が勝ちやすいので人が流れているのだと思われます。
 とは言え落ちたのが1弾だけという事もあってADとNDで環境に違いがみられるか?と言われるとビジョンとピカリエを失ったアウゼス系と青単系が弱体化した以あまり違いがなくせいぜいロストソウルくらいしか大きな違いがないことになっています(その関係で提督が使われないのはなんだかなーとも思う)差別化に関して大きく動くのは8弾実装以降になりそうです。
 8弾実装は2か月先ですが1周年という記念が目前に迫っています。いまだ周年記念商品が謎未発表です。自分はこの周年記念商品がTCG版転生編以降毎年発売された再録弾”コロコロドリームパック”的な何かだと予想しています。なぜ再録弾と思うかもしれませんが2021年後半デュエプレは極神編に突入、ハイブリット種族主体から旧種族も交えたオールスター種族とゴッドの収録切り替わるので一部カードの再録がないと新弾の目玉SRの一部がNDでは組めないor弱体化せざるを得ない可能性があり、再録次第ではADとNDで大きく構築や環境が違ってくる可能性があるからです。という事で再録の有無で大きく環境に影響を与えそうなカードを文明ごとにピックアップと考察をしていきます。

 最初は光文明から、TCG版の不死鳥編~極神編の光文明は種族デッキ全盛期。メカオー、アークセラフィムの両ハイブリット種族はもちろん、不死鳥編はガーディアン、極神編はイニシエートが活躍するなど種族シナジーを使ったデッキが主力でした。という事はもちろん再録予想は光器ペトローバが最有力候補です。
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 2弾で登場したのでペトローバは8弾実装とともにNDでは使えなくなります。同時にサウザンド・スピアも落ちるのですが裁きは10弾まで行かないと落ちないので、ペトローバのバンプアップは光種族の一斉火力除去耐性に大きく関わってきます。呪文メタのマーキュリーや除去耐性のヴィーナスが実装されたとはいえ、それらへの繋ぎでペトるは結構重要な要素なので再録次第で状況が大きく変わりそうです。
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 他で重要なのはキング・アリカディアス(調整版)とクイーン・アルカディアスで、来年後半の実装が予想されます。多色獣が種の両聖鎧亜、極神編の多色はやや癖が強いので3~6弾の汎用多色があるないで構築への影響が大きそうです。特にイニシエートは光陣の使徒ムルムル(ブロッカーへのバンプアップ3000能力)を極神編で獲得。ここれにタージマルや同じく極神編で登場した腐敗聖者ベガを聖鎧亜の種にしたイニシエートデッキが環境にいました。なのでペトローバとタージマルやウォルミルなどのイニシエート多色の再録次第でNDの夫婦ロックは種族デッキに搭載されるのか極神編のカード主体で種族を絞らないグッドスタッフ構築になるかと違いが生まれます。。
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 TCG版では母なる大地をミントシュバールで使いまわして不死鳥編の環境にいたガ―ディアンはデュエプレではいまいち結果が出ないですが、こちらはフィニッシャーが呪文封殺のデルフィンを使ったりしました。構築は白黒緑もしくは白青黒、ミントシュバールでマナ加速やドロー、除去、ハンデスの呪文を使いまわし、安全にそして早期にデルフィンを着地させる構築です。デルフィンが8弾以降に実装されるとなるとやはりガーディアンの復権も考えられる(そして当然ペトる)のでジルワーカやパラ・オーレシス、クレス・ドーベル辺りは再録があるないでこちらもND環境への影響がありそうです。そして当然、ウォルポニカが再録されればガーディアンデッキに夫婦ロックを組み込むことも可能と光の多色カードの再録はNDの夫婦ロック構築に大きく影響しそうです。
 と、こんな感じで光文明はペトローバとイニシエート、ガーディアンの再録がNDの環境に大きく影響を与えるので再録の有無が気になりました。


 お次は水文明。とりあえず、デュエプレが不死鳥編の間はそんなに旧弾のカードは必要なさそうですがこちらもやはり極神編期では再録の有無でNDの構築や環境が変わる可能性があります。
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 多色復活で白青、青黒を含む多色カードが実装されるという事はすなわちアクアンの使用率が上昇するという事です。3コスドローソースは鉄板のエナジーライトがありますが4コスのドローソースは候補が多く激戦区です(原因はTCG版サイバーブレインとアクアンの代替カードを作った結果4コスドローカードが飽和状態になったため)。他、多色環境が後半に来るのでプリズム・ブレインも8月後半から使用不可になるのは影響が大きいのでこちらの再録も大いにありえます。もし再録がない場合4コスドローはブレインチャージャーとネオ・ブレインになるのでマナを貯めないデッキやビート系のデッキへの影響が大きいのでこの再録は結構重要そうです。
 多色で重要なのは光文明同様夫婦ロックの種候補や汎用性の高さでポインター、ジルコン。永遠のジャックヴァルディの実装を考えるとメルニアなどの小型多色獣の再録も構築に大きく関わってきます。
 そして注目なのが種族サイバーロードの再録です。極神編期に5コス6000Cipで3ドローのエンペラーマルコの実装が想定されています。
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 しかし、極神編期においてマルコの種になるサイバーロードは多色を含めてもクウリャン1種のみで、ベーシックのサイバーロードはウォルタだけで能力がATで殴り返しとSTの誘発を呼び除去されやすくマルコとの相性が悪いです。なので再録もしくは先取りカードがない場合、マルコを使ったデッキは全てほぼAD専用になります。マルコはドローとアタッカーを兼ねる強カードなので環境に大きく影響する可能性があり、再録の有無は非常に大きいと思っています。再録されそうなサイバーロードはペコタン、トリア、メカピン、クラゲンが単色の候補で、多色はチクチックがあると便利なのでこの辺の有無でマルコの運命が決まってきます。


 闇文明もやはり極神編を考えると再録の有無で使い勝手が変わるカードがあります。
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 新たなるバロム、バロム・エンペラーが極神編で登場しました。そしてマルコ同様、極神編期には手ごろな種がいないという共通の問題があります。ということでデスモーリーやボルギーズ、クエイクスといった汎用デーモンコマンドの有無で活躍の場が変わってきます。こらそこロスチャ→バーロウ→ドルバロムでいいとか言ってはいけない‥‥素出ししやすいとか墓地肥やしメタの影響を受けにくいとか利点があるんだから。
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 他はやはりグールジェネレイドや極神編の目玉ゴッドになるであろう龍神ヘヴィと相性がいいゾルウェールは再録されてほしいところです。ダークヒドラが弱体化して使われない以上ヘヴィループ(現代DMの無限ループとは意味が違う)の再現のためにもゾルウェールの再録はヘヴィメタルのデッキパワーに大きく関係してきます。他にも今になって需要が生まれてきたプライマル・スクリームやボーン踊り・チャージャー(墓地肥やしは何で2弾までに実装したんだ?)や単色デッキの場合貴重なドローソースになる邪魂創世は今から使い道があるので再録でNDで使えてもいいのではと思います。


 火文明は相変わらずドラゴン関係になります。極神編のボルメテウス・武者・ドラゴン君は改造なしの場合弱すぎて2022年はクロスギアを出しますという告知カードでしかないのでどうでもいいですが、8弾実装と共に連ドラのキーカード、バルガゲイザーが落ちます。せっかく連ドラが楽しくなってきたので落とされるのは流石によろしくないのでバルガゲイザーは再録されてほしいところです。
相方の武者・ドラゴン弱いのでハズレですが、極神編のドラゴンと言えばボルシャック・大和・ドラゴンです。6コス獣で初の無条件SAとWBを兼ね備えたドラゴンで、その安定したスペックで青赤緑マルコビートや連ドラのアタッカー役を務めました。マルコの種やバルガゲイザーの再録次第で大和・ドラゴンも活躍の場が決まってきます。
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 他、不死鳥編期では自然のミルドガルムスや聖拳編の特別パックに収録されたザールベルグを使ったドラゴンランデスが活躍していました。ランデスを忌避しているデュエプレですがこの2種のドラゴンが8弾以降収録された場合、バジュラの再録も環境に影響を与えそうです。ですが不死鳥編期にはCipでマナのドラゴン以外をランデスするバジュラのリメイクカード、超龍バジュラズテラが構築済みデッキにて登場したので緑のランデスドラゴンと共にバジュラズテラが8弾以降で実装された場合、バジュラの採用が落ちそうなので再録の有無や新弾のカード次第なところはあります。個人的にはバジュラやバジュラズテラを使った母なる大地なしのドラゴンランデスはOKだと思うんだけどね‥‥思い入れがないプレイヤーとの対立も含めてランデス関係がどうなるかが不死鳥編の火のドラゴンの注目ポイントです。
超竜バジュラズテラ(P55/Y7)【プロモーション】第7期 | デュエルマスターズ通販カーナベル
 そして地獄スクラッパーは非常によく使われる汎用カードなので2か月でも使用できない期間があるとデッキビルディングが大変なのでスクラッパーの再録は必須に近いです。また現環境が小型をばらまくデッキが多いのでサウザンド・スピアも来年2月からNDで使用不可になると環境への影響が大きいです。やはり火力による一斉除去の有無は進化GVの種の展開に刺さるので再録次第で除去コンとのパワーバランスが気になります。


 ダイヤモンド・ブリザード以降目立った活躍がない自然文明(この辺の理由は年末から年明け前後に考察する予定)の再録関係は使われないビーストフォーク関係になります。現状、チャージャーでマナ加速が間に合っているのですが、デルフィンの実装でマナ加速から高速でデルフィンを着地させると除去コンを黙らせることができるので、デルフィンの実装で立場が改善してほしいところです。またマルコビートのマナ加速もビーストフォークが主力だったのでこれまたマルコビートがAD専用になるかに関わってきます。という事で多色を含むビーストフォークのマナ加速カードその他に使用不能期間があってはまずいので、双月、スカイソード、ゴンタ、ウィンドアックス、そして二つ牙の再録が欲しいところです。
デュエプレ】「大勇者「ふたつ牙」」の評価と採用デッキ | 神ゲー攻略
 なぜ?二つ牙かというと二つ牙なら6→9でデルフィンに繋がる、5マナのマルコでドロー→6マナで二つ牙を使い序盤にマナ加速で出した青銅や双月を2打点クリーチャーに変える目的で二つ牙がコストの面で二角牙より優れてるからです(戦国編以降はパーフェクト・ギャラクシーで止まるのでTCG版極神編までが二つ牙の輝ける時代だった)
ドラゴン関係はランデスなので紹介済みなので割愛します。後、再録がうれしいのはやはり二角の超人と口寄せの化身になります。極神編末期には青が入りにくい黒赤緑のゴッドデッキの三神デッキが環境で戦っていたのでそのドローソースとして二角と口寄せの有無はNDの五元神デッキの構築に関わってきそうです(五元神で自然の能力の割り当てはアンタッチャブルなので流石に使われる)。
 後、気がかりなのはロスチャ→ゲートがデュエプレで弱体化して実装されたのでロマネスク→母なる大地(紋章)の調整版が実装される可能性もあります。こうなると母なるでマナ送りにする軽量マナ加速ビーストフォークが必要になってくるので8弾以降の緑のカードの収録が気になります。

 多色に行く前に速攻勢の再録も大事です。ハンデス同様強すぎてもよくないが弱すぎてもよくないというのが速攻です。ただしダイブリは駄目です、ダイブリが再録されない前提でピックアップします。クルトは微妙なところ、同時再録でフンヌーも欲しいですが大会で結果が出たので若干厳しいです。水は基本なしで(青単速攻は2022年が本番だと予想)。パーカッションやヴィネスで闇入り速攻がようやく注目されてきたのでボーンスライムやロンリーウォーカーは欲しいところです。赤はやはり火炎流星弾でしょう。ビルダーには何でボルカニックアローなんだ?と多くの人が首をひねったでしょう、欲しいのはこっち。自然はダイブリなしならポレゴンは許されます、他はスナイプモスキートは貴重なドロー能力なのでほしいところです。
極神編でアニマルベギスの実装があると黒緑速攻が生まれ、再録次第でNDで組めるかに関わってくるので速攻関係も再録があるない大きく変わってきます。無頼封魔アニマベルギス【コモン】DM26 | デュエルマスターズ通販カーナベル

 最後はその他多色カードです。取り合えず、グールジェネレイドさんが来たのでガルザークは再録されそうです(強すぎるから再録なしでもいいんだけどね‥‥)種族デッキ関係の多色はピックアップ済みなのでそれ以外だとモヤシでアポロヌスメタになるアクア・リバイバーは汎用性が高く再録の価値が高いです。
極仙龍バイオレンス・サンダー【スーパーレア】DM │デュエルマスターズ買取専門店 アカタカ
 極神編で登場した超大型進化獣バイオレンス・サンダーも目玉SR枠でデュエプレにも実装されると想定するとドラグストライク(赤単カードだけどここで紹介するね)をマルドゥクスで破壊、ドラグストライクの能力でマルドゥクスを種にバイオレンス・サンダーを出す。というコンボのためにもドラグストライクとマルドゥクスの再録は面白そうです。呪文関係なら色調整で採用が検討されるSTの雷撃と火炎の城塞、夫婦ロックを崩せる宝剣、速攻メタの獄門、除去ガーディアンで使いまわされそうなエタガ、三神デッキの除去札兼展開補助の破壊と誕生の神殿といったエターナル呪文は使えるかどうかでND環境に大きく影響しそうです。

 とりあえずこの辺をピックアップしてみました。デュエプレが不死鳥編期のカード弾ならそこまで再録が必要な事はないですが、極神編の実装が始まると再録次第では新弾のカードでNDをやろうとするとゴッドデッキしか組めない事態になりかねないので個人的には再録弾が欲しいところです。無論、再録希望は個人個人で違うのであくまでも自分が欲しいカードではあります。
 再録が全くないと来年の後半のNDは結構大味な環境になると予想しています。フェニックスVSゴッドという構図で他がなかなか割り込めないのである程度の再録は必要かなと思っています。しかしだからと言ってアレもコレもとなるとADとNDに変化がないので切り捨てるべきカードは必要です。自分はスノーフェアリー、天門、WS、5王はNDで使えなくなってもいいかなと思いました(ツヴァイは来年の10月までリペアを重ねてND環境に残りそうなのが若干よろしくないなぁと思っています)
 また、極神編以降の戦国編、神化編はまた違ったカードの再録が必要なため(自分は2021年は不死鳥編と極神編の年と想定している)2022年のNDのための再録はまた違ったカードたちが必要になります。少しカードを上げると天門、ドルゲーザ、赤緑速攻、サイバーの軽量獣関係は欲しいなぁと思っています。そしてバルガゲイザーとコッコ・ルピアは2022年もいないと具合が悪いです(バルガライザーやNEXを考えるとね‥‥)
とまあこんな感じでTCG版から推測すると再録次第で組めるデッキが大きく変わり、再録がないなら結構なカードがAD専用になる可能性があります。以上周年記念商品が予想から見るADとNDの差別化についてでした。今後も不定期で考察やデッキ紹介などをしていくのでTwitterからもチェックできるのでよろしければフォロー、いいね、リツイートをよろしくお願いします。