修正発表とカードリスト公開に関して

本日衝撃の殿堂発表と同時にカードリストが公開されました。多くの人が言っているのと同様、不遇好きも顔をしかめる内容となっていました。という事で今回はその辺を不遇好きの視点で掘り下げていこうと思います。







いきなり行きます。魂と記憶の盾が殿堂入りしました。なぜこのカードなのかと言いたいことが山盛りの修正発表です。

まずはなぜこのカードなのかについてですが使用率がNDが31.2%、ADが27.2%その他諸々書いてありますが、NDでの使用率三割越え以外まったくと言っていいほど理由としての説得力が皆無だと感じました。唯一理解できたのは今後各レギュレーションで3割を超えるカードは修正される可能性が高いというぐらいで他はまったく理解できません。勝率が5割以下でAD2割7分で高い使用率のまま推移しそうだから修正しますは意味が分からん。

せめて理由を挙げるならインビンシブル・テクノロジーのように今後登場予定のカードとの組み合わせを考慮してなら僕も理解できます。”ああ、”フランツ1世でコスト軽減されて、デ・バウラ伯で使い回されるのはやだなぁ”という根拠があるからです。こちらなら確定除去の枚数を容易にかさましできる上に白青という本来は確定除去を苦手にしているにも関わらず除去が得意な黒より強いのは間違っていると言えるので納得できるのですが、そういう文言がないのはいかがなものか。

で、今後への影響なのですが、そもそもコイツの高い使用率の原因はモヤシ能力み持ちで非常にお手軽かつクソ強い烈流神に対するメタカードという役割があったからそこの高い使用率というものを理解できていなのか?と疑問を呈します。他、ゼンアクと竜極神を搭載した除去コン相手の場合、確定除去がデモハン4枚だけだと枚数が足りないから烈流神対策を兼ねてエタガも投入するというのがスタンダードないま、確定除去の枚数を減らしたらゴッドカードの使用率が更に上昇するのは目に見えています。

確かに7月ぐらいまではエタガ修正派と烈流神修正派で意見がぶつかり合い各所でやり取りがありましたがここ最近、及びに先週の大会を見た結果、現在は圧倒的に烈流神修正派の方が多数である印象を持つ中でエタガだけを修正するというのは開発・運営とユーザーの間での視点の違いどうこうの問題ではないと思っています。

不遇好きはビートダウンデッキを主に使っていますが、この修正は納得できていません。元々持論としてエタガと烈流神は対のカードであり環境の均衡を保つためにある。しかし昨今の環境では7コスで烈流神をゴッドリンク速攻する動きが主流であり、メタとしてエタガの有効性が薄れてきており大会でそれが証明されてしまった。なので、修正されるなら烈流神の方が高いだろうと思っていました。他、ガントラビートというデッキが種々の要素及びに新機軸のサムライデッキの活躍に対する悪影響の恐れや11弾でエタガがスタン落ちする際の代替カードがなかった場合を考えると、なぜ今回、エタガが殿堂入りしたのかは全くもって賛同できません。

というより単純に使用率3割越えがアウトなら烈流神とゲキメツは3割以下なのか?コイツ等明らかにサムライやナイトのデッキの構築や使用率に直結するよろしくない要素が山盛りで放置して10弾環境大丈夫?と苦言を呈してエタガ殿堂入りの話を終わりにします。





次は久ぶりの上方修正です。使用率が低すぎるという事でロマネスクのマナの自壊がクリーチャーを探索してマナ破壊へとアップデート、クリーチャーならある程度選んで墓地に落とせるようになりました。選ばなかったら従来通りのランダムです。

この修正に関して不遇好きの意見を言います。
”AI処理によるランダム処理はよろしくないって何回やれば学ぶんですか?”
タッチや汽車男のランダムハンデスしかり、スナイプ・アルフェラスしかり、カードゲームは人対人の駆け引きを楽しむゲームなのにデジタルで処理が楽とかテンポを速くできるを理由にして駆け引きを否定しちゃだめ。誰も得しないAIランダム化はただの理不尽です(TCG版は人が選ぶ以上ランダムハンデスにも最低限の駆け引きやプレイング笑があるというのに‥‥)。

と言う事でロマネスクは墓地に落とすカードをある程度選べるようになりました。9弾EX環境までの使い方の場合、次ターン以降にマナ回収をする際、拾いたいカードが理不尽に墓地へ行くことがほぼなくなるので普通にうれしい上方修正です。

そしてこの修正の背景には、TCG版ではこのマナの自壊効果を逆に利用して戦う”ロマネスクリアニメイトというデッキが戦国編期前後に生まれて、環境で戦えるぐらい強いデッキでした。サインの殿堂入りの一翼を担ったっとも言えるデッキがデュエプレでは実現不可能と思われていましたが今回の修正でデュエプレ版ロマネスクリアニメイトの構築が可能となりました
というよりこのロマネスクリアニメイトを再現させたいがために修正した感じがすごいですね‥‥だったら最初から探索化にしておけ、AIなんぞに頼るなデュエプレ運営&開発ついでにタッチ汽車男も使用者が選ぶハンデスに修正しなさい‥。


最後の修正内容は事前に予告されていた種族追加です。主に武者ドラゴン関係のカードへのサムライ追加やデュエプレに実装される際にサムライやナイトが削除されていたカードをTCG版同様に戻すという形で種族追加が行われます。

殆どのカードはあまり影響がないと思っています。元々効果範囲だった、別のサポートの方が使いやすいやそもそも種族をあてにしていなかったので。影響があるとしたら紫電・ドラゴンの能力強化の頭数にカウントできるという部分はありますが、現状、紫電と組ませられそうなのは武者と大和ぐらいでしょう、SA付与がザンゲキ・マッハアーマーだと武者への追加も半分は飾り。ついでに大和はTCG版でも今年の8月にサムライを追加するルール変更が行われたのでデュエプレもそれに倣いますと言われたらそれまで。

そんな中で一番影響が大きそうなのはジャック・ライドウTCG版仕様に戻りサムライの進化獣も手札に引き込める疑似キャントリ獣にパワーアップ。リソース確保が課題のサムライでは貴重なドロー要員として使われそうです。マナカーブ的にも5コスライドウでハルサを持ってきて次のターンにハルサ進化&余った1コスでクロスギアをクロスしアクセル起動と噛み合っています。他、パンプアップクロスギアでボルガウルの除去範囲拡大もやりやすくなり、デッキ構築が楽しくなりそうです。



ここからは新弾恒例のカード紹介EXターンという事で不遇好きが新弾カードリストから個人的な視点でピックアップして紹介するいつものあれです。

パーフィン&流浪の用心棒クマっ太
・トリガー獣でクロスギアを場から離すと除去が撃てる二体。パーフィンは5コスで手札に戻せるので4コスツバメガエシでジェネレートしたCip持ちギアを使い回せるようにしつつバウンスできるのは手札の確保と相手への盤面環境に難ありのサムライではとても貴重なので手打ちもいける有能カードになりそう。クマっ太もマナ加速にはなるが手打ちは8コス、5コスは強すぎそうだが、手打ちが難しそうなのでこちらはあんまり使われない予感。

海王提督ラネーバ・早雲&氷牙提督マティアス卿
・サムライとナイトの提督、という事でハンデスメタなのだが、ナイトはザバザバ引けるので使われないがサムライは手札がカツカツなので使われる可能性はある。マティアス卿はナイトじゃない呪文を拾えるように強化された。一方ラネーバ早雲はクロスギアが現状サムライを足されているので強化とはならず。サムライの方が強化されて欲しかった。


叫鬼ジャミング・ビート
・呪文の詠唱コスト+1の妨害効果はクロス時にも発動して強化、クロス時効果はそのまま。ある程度の除去耐性付与としてサムライデッキのトリガー対策として使われるかもしれない。

暴風の求道者フ・レイル
・ギガボルバの対となるカードなんだけど…闇のトリガー封じるなら各種アルカディアスでいいよとしてギガボルバより圧倒的に使われなさそうな数合わせ枠。

魔弾ゴッド・ジェノサイダー
ナイトナジックがないナイト呪文、デュエプレのゴッドの仕様の結果ゴッドを除去すれば実質2体除去になる。ゲキメツ相手には刺さるがゼンアクや烈流神には効果が半減とトリガー効果なしとかゆいところに手が届かない惜しいカード。とりあえずナイトデッキはこれでゴッド相手に頑張ってくれという意思を感じる呪文。

アクア・コテガエシ
・アクセル能力はオマケでアクア・トリックスターのスタン落ちの代替としてツヴァイデッキの2コス獣として見かけそう。

流盾スプラッシュ・ディフェンサー
・ブロッカー付与のギアは色の関係で白から青に、そしてサムライ追加、強くないがブロッカー追加ギアは青なんだふ~んっていうカード。

戦風の弓取りヨイチ
・ジェネレートコストを軽減するのだが、侍流ジェネレートと今後を考えるとクロスコスト軽減の方が欲しかった1枚、つまり使われない。

魔弾プラス・ワン&ピュアランダース
・シールドプラスが単純盾追加に変わった勢。発表済みなカードも含めるとシールドプラス能力はデュエプレでは実装しなさそうな予感TCG版のミルザムの顛末を考えるとある意味平和を維持するための生贄ともいえそう。

目についたのはこの辺。他FQAが更新され、パワーの増減計算はTCGと同じと判明しました。ちなみにこの計算式は一般常識の算数数学とは違うので注意。
順序は+→-→×→÷の順番で固定されている。
例を挙げると
センジン・スタリオンをクロスされたボルット紫郎にファントムバイツを撃つと
2000-2000された後にセンジン・スタリオンの乗算が入るので0×2でボルット紫郎は破壊されます。10弾環境ではデュアル・ザンジバルが飛び交いそうなのでデュエマのパワー計算式は覚えておいた方がいいと思います。

とまぁこの辺で終わりにします。今年の春に不遇好きはデュエプレは今年の夏も波乱がありそうと言っていましたが、その時言ったことは少しズレた所で波乱が起きました。そしてこの波乱、不遇好きが危惧したあれこれに波及しそうと10弾環境開幕から不安要素が山盛りと今後が不安です。今後も不定期で考察などをしていくのでTwitterからもチェックできるのでよろしければフォロー、いいね、リツイートをよろしくお願いします。